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未来予測はほんとあてにならない

「今を精一杯生きる!」を実現できれば、確かに幸せになれるでしょう。

しかし、なかなか難しいものですよね。

本記事では、「今」に自分を置きつつ、「未来」とか「過去」に思考を飛ばしてみたいと思います。

というのも、人間は目の前の出来事を自分に都合よく解釈し、ありもしない答えらしきものをでっち上げる。

そんな、人間のかわいらしさはそれだけではありません。

「未来」を都合よく描き、過去を見誤るという特徴もあるのです。

そんな僕たちの特徴を知っておくと、「今」の生き方がちょっとだけ変化するかもしれません。

ぜひとも、このまま読み進めてくださいね。


▼「未来」はできるだけ都合よく

「人間」というざっくりした括りでまとめてしまうのはあまりよろしくないのですが、僕たち人間は基本的に楽観主義だと知られています。
#よくないことを堂々と

司令塔である「脳」は、一時として思考することを止めませんが、「未来」について考えるときは、「〇〇だったらいいなぁ…」という願望丸出しの妄想に走ることがある。

そんな妄想を信じた結果、「こんなはずじゃなかったのに…」と、現実の厳しさを突きつけられる場合もあるのです。

例えば、無料で受けられる健康診断なんてどうでしょう?

「辛いのは嫌だな。」という理由で無料を手放す人、少なくはないでしょう。

中には、「病気が見つかったら怖い。」なんて意味の分からない理由を持ち出すこともある。

このような選択をする人を見かけたら、「どーせ、自分は健康体だから。」という楽観モードが働いていると見て間違いありません。

▼「過去」は思っていた以上に輝く

ここからは、「過去」について書き留めます。

僕たち人間は、どうやら過去を「輝かしいもの」として認識するみたい。

よく、「今は笑い話だけどね!」みたいな話の流れ、ありませんか?

出来事の最中は「最悪」と感じる不幸でも、しばらく時間が経って「過去」というカテゴリに入ると、鉄板の笑い話になることもある。

勇気を出して健康診断に行き、どんなにきつい辱めを受けたとしても、それを語るときには生き生きと輝くことができるのです。

▼「未来」との上手な付き合い方

ここまでは、「未来も過去も『今』を視点として考えると見誤るかも」という内容を書いてきました。

では、こんな人間のおもしろさの使い方も考えておきましょう。

健康診断の例を出しましたが、人間は基本的に楽観主義の面倒くさがりなので、未来に「めんどくさい」が現れたとき、

「このめんどくさいって本当は大切なんじゃない?」

と、もう一度自分に問いかけて見ましょう。

某ジブリの宮崎駿監督も、「大事なことって大抵めんどくさい。」と語っていますからね。

みんなが共通で「めんどくさい」と思うことに実は大きな価値があるのかもしれません。

ちなみに、夢とか目標のような未来のことを決めるとき楽観主義が足を引っ張ります。

多くの人が目標を達成した姿ばかりイメージして気持ちよくなりがちですが、その過程に「失敗」とか「苦労」を想定しないのですよね。

そのため、意気揚々とスタートし、その過程で確実に遭遇する辛い出来事に対し、「こんなはずじゃなかった…」となり、挫折してしまうのです。

だからこそ、未来を描くときにはその途中で待ち受けているであろう「ピンチ」をあらかじめ設定しておくことが大切。

もちろん、その切り抜け方もたくさんリストアップし、対策をとっておきましょう。

▼「過去」との上手な付き合い方

最後に過去との付き合い方も紹介します。

過去と付き合うルールとして心に留めておきたいのは、「どんな出来事も必ず過去になる」ということ。

そして、人生は一度きり。

「人間の後悔はやってしまったことよりも、やらなかったことの方が大きい」なんて知られていますよね。

人間は基本的にめんどくさがりなのですが、だからこそチャレンジが大切。

そのチャレンジの結果がどうであれ、自分にとってはプラスしかありません。

「自己肯定感を!」なんて言われますが、自己肯定感はチャレンジしないと高まりませんからね。

チャレンジが成功したらラッキー、失敗したら笑い話くらいに構え、心の奥に眠っている「やりたいこと」にどんどんチャレンジすることが、過去にとって最善の選択なのです。

▼まとめ

本記事では、「未来と過去の使い方」を紹介しました。

自分の思考癖を変えることはなかなか難しいのですが、意識的に行動を変えると次第に人生も変化してくるはず。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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