見出し画像

#144 来週の投資戦略 Cycle has come!(4/15~4/19)

今週は、4月1週目からのリバウンドが見られたと思いきや、金曜夜に異常が。イスラエルとイランの情勢悪化。日本株の先物が大幅下落。とんでもない状況で、月曜を迎えることになります。

マーケットは不確実性を嫌うので、いったんは調整。ウクライナのときは調整後にすぐ上がったので、このまま下に行くと決めつけないほうがいい。しかし、中東発の原油高はあなどれない。原油高→インフレが長引く→米国利下げできず→金融+不動産危機。こんなこともあり得ます。
結局はいつものとおり、どちらに動いても対応するしかないのですよね。

さて、コンドラチェフの波という考え方があります。世の中は30年ごとに大きく変わるというもの。人間は、60歳を還暦とし、大きな節目と考えますが、30✕2=60。これもコンドラチェフの波ですね。というか、世の中は人間が作るものなので、人間のサイクルが30年サイクルを生み出すと考えることもできそうです。

前回の節目は1990年ごろ。東西冷戦が終わり、世の中が平和へと動き始めた。30年後の2020年、ここから世の中が不安定になってきました。まさにコンドラチェフの波ですね。

このサイクルに入ったということは、不安定な状態(戦争)が長引く可能性があります。他にもいろいろなものが前回のサイクルと逆になる。グローバル化→ブロック化、円高→円安、日本停滞→日本復活、低金利→中?金利。
こういう視点で銘柄選定をしていく必要があります。

今週のわたしはどうだったのか?
まず、今年に入ってから一番取引をしなかった週だと思います。二週間前から本格化させた信用買いが手元キャッシュのバッファになってくれるので、なにかを買うために無理になにかを売るような取引が必要なくなったからかもしれません。

わたしが購入したのは、世間の話題の株とはもっとも遠い銘柄。フィットネスとペット用品。こういう、X(エックス)などで話題になっていない銘柄が好きです。

フィットネスは前から注目していました。わたしが注目してるのは、今流行りの24時間ジムではなく、プールやスパが付いているやつ。24時間ジムは明らかにレッドオーシャンでしょ(笑)

旧式のフィットネスは経費のなかでも電気代が大きいので、円高恩恵銘柄です。先のコンドラチェフでいうと、そんなに円高に振れないかもしれませんが、値上げと付加価値でそれなりに利益が改善する気がしています。
わたしが選んだ「東祥(8920)」は傘下にABホテルがいて、実は売上の半分近くがホテル+不動産です。フィットネスの改善に加え、ホテルの高い伸びが期待できる。何よりこのチャート(笑)

さすがに売られすぎの気がしました。高値で掴んでしまった人の恨みはわかるけれど。
ちなみに、バリュースコアは通常シナリオで6、成長シナリオで9(※コロナ前に回復)。バリュー感はほどほどです。同業もすべて見ましたがここが一番割安。
バリュースコアの計算法のざっくり解説はこちら↓

来週は、中東情勢の件があるので、非常に難しいですね。
間違いなく、月曜の寄り付きでは売られるので、チャンスがあれば、拾うしかない。キャッシュが自分で決めたラインよりも少ないのがつらい……。
信用買いで、キャッシュの管理が甘くなっているのは反省点です。

株式市場は、不安定な状況が続くと思うので、防衛的な銘柄選定が重要。
そう考えると、インデックスよりも自分で個別銘柄を選んだほうが、理屈的には安全な気がしています。自分を信じるより他人を信じたほうが遥かに楽なので、プレッシャーはかかりますが……。

ディープバリュー銘柄、キャッシュリッチ銘柄、海運(戦争中は輸送費用が跳ね上がる)。
基本に忠実に、こういうテーマを狙っていきたいと思います。

ディープバリューの例:「メタルアート(5644)※自動車部品メーカー」バリュースコア(事業):13
キャッシュリッチの例:「ナカノフドー建設(1827)」バリュースコア(財務):13
海運の例:「玉井商船(9127)」バリュースコア(事業):9

来週は特に無理せずいきましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?