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いろいろあったけれど、名曲であることには変わりはないのだから

 この前施設のカラオケのプログラムに久しぶりに参加した。
 ちなみにその時私は、Aikoの「ボーイフレンド」と、ポケットビスケッツの「power」、さらに隣の席だったKさんから「一緒に歌いませんか?」と誘われて、スピッツの「空も飛べるはず」を歌った。

 そんな中、4月から入ってきたIさんが、SMAPの「世界に一つだけの花」を歌った時のことだ。
 誰かがそうしようと提案したわけではないのに、Iさんが歌い始めた瞬間、周りから自然に大合唱が沸き起こったのだ。
 その光景に、私は一人心の中でぐっときていた。

 SMAP、およびこの曲をリリースした当時彼らが所属していた某芸能事務所は、ここ数年いろいろあった。
 あの事務所の対応は何なん?!
 木村さえ裏切らなければなあ。他のメンバーがかわいそうすぎる…。
 などと、ネットニュースを読みすぎているせいか、SMAPファンでもジャニオタでもないただの第3者である私は、SMAP、および元J事務所に対して、何の根拠もないぎすぎすしたネガティブな感情を勝手に抱いていた。
 だがしかしである。

 改めて「世界に一つだけの花」は名曲だと思う。
 こうして自然に大合唱が沸き起こるような、平成を代表するヒット曲である。
 この曲を歌っている人たち、その人たちを育てた事務所、さらにこれを書いていて思い出したのだが、この曲を作った人も、ここ数年いろいろあった。
 しかしそんなネガティブなごたごたをも払拭してしまうぐらい、「世界に一つだけの花」は名曲であることには変わりはないのだからべつにいいじゃん、過去のごたごたなんて。ていうか曲に罪なんて全くないのだから。

 そんなあたりまえのことを、この前のカラオケのプログラムで突如沸き起こった「世界に一つだけの花」の大合唱にぐっときつつも、ネットの情報に踊らされすぎている自分はよくないなあと反省したのだった。

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