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長い長い記念日《再び龍神セッション》


帰り道の電車も
余韻が強く、時々涙が溢れた。

「どれだけ壮絶な
過去世のヴィジョンを
視ることになるんだろう…」


「まーさんには、いつまで経っても
大きな変化が起きない。

それを望んでるわたしと、
いつまでも呑気でいいなぁ。とか
わたしばっかり大変でズルい~!なんて
思うわたしもいた。

けど「止めてたのはわたしだった」なんて!!
言われてみたらそうなんだけど
めっちゃショックだったよぅ。。。」


「こんなにややこしくして、
いつになったら目の前が
ひらけてくるんだろう…

いや、ややこしくしてたのは
わたしなんだけどさ…」


そんな
途方もなさと、トホホな想いが
ひっきりなしに
涙を誘うのだった。


サロンに着き
セルフワークで使いそうな道具を
バタバタと揃えた。

何時間かかっても、根っこまで視てやる。
いいかんじにエネルギーは高まっていた。

水が欲しかった。いっぱい泣いたから?(苦笑)
このあとだって、
泣きながらのセッションになるのだ。
ガイアの水をどーんと用意して、
タオルと、ティッシュと…


さあ、始めよう。
龍神様、お願いします。




「いま、わたしの中で分離してしまっている事柄の、
元となるものを教えてください」

…過去世のヴィジョンが出てきた。

馬車に乗っている男女。

…まーさんと、わたし?

違う。
まーさんは、わたしそっくりの女性に
連れ去られているんだ。


2022年3月に視て、癒したはずの過去世が
全てクリアには
できていなかったようだ。


この女は、まーさんのことが
ずっと前から好きで好きでたまらなくて

この日のどさくさに紛れて
わたしの服を着て、わたしの体臭でまーさんを安心させて

まーさんを、かっさらって行った。
一心不乱にムチを振り、馬車を疾走させながら。

まーさんはそんな彼女の背中に
顔を埋めて、わたしの服の匂いを嗅いでいた。

ケガした目は痛いけれど
わたしと一緒なんだから、何の心配もない。

これまでの地に戻れなくても
行った先で結婚して、一緒に暮らせればいい。
そんな安心し切った様子で。


前回キレイにしたはずなのに、
ドロドロした感情が、ぶわっと生々しく吹き出してきた。

「この女、許せない!!まーさんを返してよっ!!!」
嫉妬と、強烈な憎悪。

こんなことになっているなんて露知らず、
あてもなくまーさんを探し回っている
愚かなわたしにもむしゃくしゃしてきて
汚い言葉を吐きまくりながら
わたしは嗚咽した。

セッション慣れしている自分が出てきて
一瞬、吐き出しが止まりかけたけれど
それを追いやって、感情解放させた。

「まだ、こんなに残ってたんだ…
今度こそ全部、受容するから出していいよ」と。



そしたら、やっぱり。
大事なことが2つ出てきた。

「まーさんと幸せになりたかった。結ばれたかった!
まーさんも、結婚しようって言ってくれてたのよ?

2人とも、そう強く望んでいたの…
強く、強く…」

当時のわたし達の
結合を求める、エネルギーが
どれだけ強かったか

それがイマココのわたしに
大量に流れ込んできて、身体が熱くなった。

めでたく統合できた、今生のわたし達でさえも
これほどまでの強い氣持ちには
なれていない。


なれていたら、
「今生、まーさんは
わたしとずーっと一緒にいたいって
思ってはいないんじゃないか」なんて

影のように
どうしてもつきまとってくるあんな思い込みが
湧いてくる余地はないはずだ。


過去世のわたし達を悔やんでいた、無念の涙は
魂の願いを、思い出すことができた
喜びの涙に変わっていった。


次は、これ。

わたしが憎んでいる
「この女」に対する想い。

「好きだから」
その気持ちの強さだけで、わたしから
まーさんを奪って。

「自分が幸せになれれば、犠牲者が出てもいいわけ!?
本っ当ーーに、こーゆーワガママ許せない。
この女、やっぱり人として最低だわ!!」

出てきた感情

ところが、このジャッジが
ブーメランのように自分を苦しめているのだと
氣付いてしまった。

あ、わたし…
自分の想いを貫いて、離婚してまーさんのところに行くのは
家族が犠牲になるって、
この女とわたしが、同類になっちゃうことなんだって
思ってるんだ…

分離データ発見!


だから自分の想いを貫くことを、躊躇ってしまうんだ!
いいところに氣付いたのに
マインドがざわついて、判断は鈍った。

ペンデュラムに聞くことにした。
「わたしがこれから、自分の幸せを優先して、
まーさんのところに行くと
誰か犠牲者を出すことになりますか?」

…ここで、ペンデュラムがNOと動いてくれたことに
わたしはまた泣いた。
安堵の涙だった。


続きます。


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