【警察エッセイ】下剋上ポリス

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のラノベ作家。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、実力勝負はしておりますかい？

なんだかんだ言っても、やっぱりこの世界は実力勝負の世界だと花山は思うんよね。圧倒的な実力の前では、完膚なきまでに叩きのめされる事もあるし、皆さんも経験した事があろうかと思う。

明確に優劣が分かれたり、ランク付けや順位付けされるのは確かに世知辛いしギスギスする感じも分かるんだけども、何となくぼんやりと皆で手を取り合ってやるよりかは、ヒリつくくらいバチバチにやる世界の方がある意味健全な様な気がするんよね。

もちろん、悪手に染めて勝ちをもぎ取るのはダメだし、あくまで正々堂々とガチンコでやって実力を示すもとでのモノだけどね。

実力至上主義、もっとトゲトゲしい言い回しだと勝利至上主義も同じカテゴライズなのかなと思うんだけども、皆さんはどう？

勝利至上主義の方は、勝つ為なら何でもやる感が先行し過ぎでしまっていると思うんよ。勝負は勝ってこそという考えは至極真っ当だし、残酷な事に世界は優しいだけの人には優しくないんよね。

とはいえ、そんな世界が嫌だと思う人のもとにも実力勝負の機会は幾度となく訪れるだろうし、誰しも生きてりゃ誰かと闘わざるを得ない時はあるんよね。

花山も警察学校時代はバチバチの実力至上主義の世界を経験したんよね。

■ようこそ実力至上主義の教場へ

某有名ラノベタイトルと一文字しか違わないという花山のセコさが垣間見れるサブタイトルだけども、警察学校というのは実力者と非実力者が結構パッキリと分かれるのね。

花山は例に漏れる事なく非実力者側の人間だったんだけども、警察学校では皆さんが通われた経験のある学校と同じで自分の成績の順位が分かるのね。

花山は大卒枠として警察官になったから入学期間は半年だったんだけども、その半年間に筆記試験が2回、それ以外にも警察内の認定試験であったり、武道の昇段審査だったりと優劣が明確に分かる環境だったんよね。

そんで卒業時には総合的に判断して、卒業後から警察官を退職するまでに一生付き纏う順位付けがされるのね。ちなみに花山は下から数えてすぐの順位だった(テヘペロ)。

その内上位4人ぐらいが本部長賞といって、まぁまぁ警察内では名誉ある表彰を卒業式の時に受けるのね。この事を警察内では『3歩前』って言うんだけども、由来は礼式の時の表彰する側(表彰状を渡す側)と表彰される側(表彰状を受け取る側)の距離が3歩間でないといけないところからなんよね。

ちょうど3歩前に進んだらいい距離で表彰状を受け取れるという謎ロジックから爆誕した言葉なんだけども、ハコヅメでも同じよう言葉が使われていたからおそらく全国共通なんかな？

とまぁ、そんな言葉の発祥はどうでもよくて、それ以外にも上位30人くらいは警察学校長賞といって、まぁこれはそんなにって賞を受けるんよ。

もちろん、この成績は赴任先の警察署の上の方の人達は知っているから花山の様なド底辺ポリスとは違って期待され方も違うし、一目置かれる事もあれば置かれない事もあったり。

そんで、コレは花山が所属していた都道府県警の警察学校だけかもしれないけども、やっぱり実力者の言葉ってのは組織として強く反映されるのね。そりゃ花山みたいおち○ぽポリスとはワケが違うから発言力に差が出て当然だし、成績が良いって事は警察学校内でも生徒だけじゃなくて教官達からも広く認知されてるって事だから、当時はそんなもんだよなって思ってたね。

花山は警察学校時代はあまりにも警察学校内での生活が嫌すぎて、目立つ事なくただ一日を無事に生き抜く事しか考えてなかったから、大した成績を残せなかったんだけども、卒業後に同期の中では5番目くらいの速さで昇級出来て、上位200人近くを一気にブチ抜いた下剋上ポリスになったんよね。

■まとめ

最後はプチ自慢みたいになって感じ悪いんだけども、良くも悪くも下剋上を経験出来たっていうのは良い経験だったと思う。

コレが全員が平等でフラットな立ち位置で、そういった物差しが変動しない世界だったらそもそも下剋上という言葉が無かっただろうし、ド底辺からでも一気に上位まで捲れるって経験は今でも花山の人生の大きな経験の一つなんよね。

実力至上主義であってくれる事が時にどん底で絶望の淵に立たされた人間の起死回生の一撃を生み出す可能性があるっていうのは、もしかしたら今の落ち目になっていると言われている日本の社会に必要な事なのかもしれないね。

今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。