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「気のせい」ー詩ー

小さな棘が
心の端っこに
刺さってしまって
前に進むことさえできない

  ヒューヒューとどこからか
  ヤカンが鳴いてる声が聞こえる
  誰にも必要とされない虚しさだ

赤い希望は
太陽を嫌い
星のない夜を好んだ

  夜風に吹かれながら
  庭を履く人は
  誰にも気付かれないように
  星屑を拾い集めてる

口に含んだ手指の爪は
吹くと音符になって
宇宙に飛んでった

グラグラになった足の爪は
泣きたいほど痛くて
現実をひっくり返したいほどだ

✴︎✴︎✴︎

以前書いた詩です。
#詩 #poetry #lyric
#私の作品紹介

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