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ドラマ『silent』を見て/結局、「私は変人です」を認めた世界が生きやすいし楽しい

最近、Twitterのタイムラインが荒れている。
そうか、ドラマが始まったからか。

ドラマがない期間はその時に興味あることがタイムラインを埋め尽くすんだけど、ここ最近はスピリチュアルなことでいっぱいになっていて。笑
ちょっとTwitterなんだかしんどいなぁなんて思ってた時に、silentで荒れていて「おおっ?なんか心地よい荒れだぞ?」となったわけです。


木曜10時からのドラマ、silent。

川口春奈と目黒蓮のラブストーリー。
そのくらいの情報で、なんとなくジャニーズと川口春奈か…くらいでちょっとみる気なかったのですが(ごめんなさい)、Twitterでバズりすぎていて逆にまた見たくなくなって。
私自身が影響されやすくて、先入観持ってみた作品って自分の感覚を失ってしまうから嫌なんですよね。だから基本見たいドラマは見終わるまでTwitter見ないって決めてたんだけど、そもそも見るつもりなかったってのもあるし、スピリチュアルで埋め尽くされた中にドラマで盛り上がってるのが出てきたらそりゃ見ちゃうよねと。

で、まんまと影響されてみたくてたまらなくなって。笑
でもみようかみまいか1日モヤモヤしてるとき、

「脚本は29歳新人のデビュー作」

というツイートが!

ぎょ…!!!!!

しかも、監督は風間太樹さん!!!!
若干31歳で「帝一の國」はじめ数々の素晴らしい作品を世に産んでいる超若手ホープ!!!

このコラボ、みるしかないやん!


ということで、今日5時に目が覚めたので布団の中で試聴。
Tver様いつもありがとうございます。

いやもう、これはバズるわ。
全くもってTwitterの荒れは盛られていなかった。
ほんまにいいドラマすぎてびっくりした。笑


良い良い言われてると、粗探ししちゃうんだけどね(性格ひんまがってる)
粗なんかないよね。笑
まぁ好みの問題なところもあるけれど、29歳でしかも独学で脚本始めてしかも本業看護師さんで(今年9月にフリー脚本家になられたそうです)、デビュー作がこれて!!!
どんな才能の塊!すごすぎて、もう嫉妬とかそんなの通り越してめちゃめちゃ壮大な夢を描きました、わたし。

今はほんとしがないシナリオライターしてますが、やっぱり自分のシナリオでみんな楽しんでほしい。今はこんなチャンスだってたくさん転がってる。ちゃんと本気で拾いに行けば、本気でチャレンジをすれば、可能性は誰にだってあるんだと思いました。
決してこの脚本家さんのことを軽々しく捉えているわけではなく、ご本人の努力とか元々の才能とか、いろっんなものひっくるめた今回のデビューだったと思いますが、この世界を志す人にものすごく大きな夢と希望を与えてくださった方だなと感じます。


ちょっと考えてみたんです。
「川口春奈と目黒蓮のせつな系ラブストーリー。」
どう設定する??

病気で耳が聞こえなくなるって割と王道ですよね。
でも、そこの持っていき方、感情移入のさせ方、その伝え方、脇役の使い方、全部のバランスがとても良い!!ちょっと個人的に気になるところはあったけど。(うるさい!)

でも、でも、ほんとに素晴らしかったーーー。
構成力というか、脚本って道筋の立て方のセンスがめっちゃ必要な気がしていて。細かいセリフの言い回しよりも。つまり、シナリオよね。1話のシナリオが完璧すぎたんですほんと。2話も絶対見たい。最終話まで絶対見たい。そう思いました。。。好きな俳優一人も出てないのにこんな風に思えるドラマほんと久しぶり!笑(あ、山崎樹範さんはダイスキ。)

あとは、カメラワークが最高だったよね。映画みたい。ほどよくノスタルジックで、でもドラマっぽい日常感はしっかりあって。美しかったなぁ。
細かい演出もほんとに素晴らしかった。制作側の作品への愛をひしひしと感じました。物語をつなぐものが音楽、そしてスピッツなところも最高ね。


* * *


ということで、まだsilentの余韻冷めやらぬ状態で、今感じてることを残したいと思ってnoteすごい勢いで書いてます。ドラマの世界だけでなく、この脚本家さんが見せてくれた壮大な希望の世界。ここをのぞいた感じがして、その感覚を忘れたくなくて。

昨日のnoteで「私は自分の脚本作品を映像化したい!映像化に脚本で参加したい!」と叫び倒していたのですが、このタイミングでこの作品に出会えて、なんだかボンって背中を強く押してもらえた気がしています。


昨日も書いたけど、やっぱり結局私は変人だったんですよ。
脚本家って多分結構マイノリティだよね?わかりやすく脚本家という仕事があるからそう呼んでるしなんとなくそこまでニッチな感じではないけど、なかなかに変わり者だと私は思っていて。

自分の頭の中にある無限に生み出せる妄想の世界を言葉で形にして、それを3次元に映像として残すんですよ。結構なすごい趣味嗜好よ。

しかも私は特にノンフィクション味強目が好みで。

現実をただの現実だけでなんて終わらせない。
もっともっと自由に解釈して良いんだよ。
だから、もっと今を感じようよ。
だから、もっと過去を愛そうよ。
未来を信じようよ。

なんてね。なかなかに変態だよねぇ。


だから作品ではなんてことない日常を切り取った世界を優しく包んでいたいのだけど、そこに一種の美学が入ってアートの世界も含めてそれを形にしていくのはなかなかの変わり者だなぁと感じます。

もっとなんか、普通に事務職のOLやったり、イベント開催したり、マルシェ出せるようなお店やったり、おしゃれなドライフラワー売ったり、絵を描いたりしたかった。わかりやすいことが好きな普通の人になりたかった。(私の中で究極の褒め言葉です。尊敬と憧れの念しかないです、誤解なきよう)ものすごく憧れてるけど、私には違う。結局、私は変人なのだ。(何回言うねん)

頭の中の妄想を言葉にしてそれを映像化するって…なんなんそれ!複雑!難しい!そんなのすぐやりたいこととして見つからないし見つかっても言えないしできないし、そりゃ彷徨うわ!

でも、それが私は本当にやりたくて、楽しくて、それをシェアし合えているのが幸せなんだよなぁ。普通じゃない感じがやっぱりちょっと悲しいけれど、でもここに楽しさとか幸せを感じられる自分がなんか特別で好き。


変態上等、変人上等。
その先の世界が、自分らしい生き方ができる世界なんだとようやく確信しました。そこは本当に楽しい世界なんだろうなぁ。苦しいことはもちろんあるだろうけれど、それを乗り越えるのも今は楽しそうだなって思えてしまいます。

自分探しというか、夢探し。
ここにきてようやく第2幕「完」という感じです。


なので、前は憧れだけで「マルシェやりたい」「みんながそのままで価値循環できる世界を作りたい」「1対1でサポートしたい」「メディテーション」「地域のうんぬん」言ってたのですが、これからは言葉と映像でエンタメをつくることに全振りしていきたいと思います。(極端w)
noteはその奮闘記や創作作品の紹介中心になるのかな。わかんないけど。

ど素人ですが、一生懸命本気で楽しくやってたら絶対誰か見てくれる!!なんか、そんな気がしていて。楽しくこれからもやっていきます。

私の世界観がなんか好き、そう思ってもらえるように頑張ります。

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