秋山 しんじ

20歳。B型。男。

秋山 しんじ

20歳。B型。男。

最近の記事

コロナウイルス奮闘記 #25

投稿の空白期間はアニメを見たり小説を読むことが多かったから、久しぶりに映画を見た。その記念に今回見た映画を紹介しようと思う。 今日の映画は「グレイテスト・ショーマン」 やはり映画という芸術の凝縮感というか、贅沢さは飛びぬけているとおもう。アニメも小説も大好きだが、濃密感でいえば、映画は圧倒的だとおもう。さらに「グレイテスト・ショーマン」はミュージカル映画で、音楽やダンスの楽しさもぞんぶんに発揮されていた。 鑑賞後に知ったのだけどこの映画、P.T.バーナムさんという実在す

    • コロナウイルス奮闘記 #24

      久しぶりの投稿。投稿をさぼっていた期間も連綿と作品を見続けていたから、ネタは十分にある。この「坊ちゃん」を読み終えたタイミングでnote更新の気力が戻ってきたので、100作品を紹介する当初の目的を思い出して、めでたく更新を再開しようと思う。特別「坊ちゃん」の内容が僕の活力を刺激したわけではないけど、再起動の時期に偶然かさなったこの本を一応ありがたく思い、ここから紹介していこうと思う。ネタは十分にある。が、一番最近だから紹介する。 読んでいて強く思ったのは夏目漱石の文体がとに

      • コロナウイルス奮闘記 #23

        レスラー 先の展開が予測できない映画だった。 全盛を終えたレスラーである主人公が孤独を感じる前半から、中盤に差し掛かるにあたって状況が好転していく。 主人公がこのまま幸せになるのかと思ってみていると、段々と雲行きが怪しくなっていった。 人間関係の不安定さは、猫のようで、その態度は優しい時もあればそっけなく厳しい時もある。 人間関係の態度によって自身の幸不幸が揺らがされていく。 映画の各所にグロテスクな表現も多くあって、見るのがつらいシーンもあったけど、リアルが感じ

        • コロナウイルス奮闘記 #22

          チャーリーとチョコレート工場 久しぶりに見たー! やっぱり面白いね。 小腹にサクッとスナック感覚。ワクワク少年の心を取り戻した! チャーリー本当にいい子だったんだね。 人間やっぱり性格よ。 他の子ども達は、パッション以外のすべてを持っていたけど、幸せとは何かをなんにもわかっちゃいねえよ。 人間は結局のところパッションだから。 音楽も一つ一つ凝ってるし、全部ワクワクするよね。音楽。 毎回ノリノリになって聞き入ってしまう。 雰囲気としては少しミステリアスで

        コロナウイルス奮闘記 #25

          コロナウイルス奮闘記 #21

          東京物語 ここでは初めての邦画。 僕が今まで見た中で、間違いなく最高の映画だった。 ダントツで最高の作品だった。 リアルすぎる。 日本人なら誰もがしているだろう行動が、そのまま映画になっていた。 映画の序盤は、あたりさわりない日常が流れていくだけで、大した出来事がないために、つまらないと切り捨てられることが多そうだと思った。 序盤は確かに、僕たちにとって普通すぎる。 でもこの映画は、全編にわたって普通過ぎる。 でも物語が進むにつれて、そんな普通の生活を見ているだけでも感

          コロナウイルス奮闘記 #21

          コロナウイルス奮闘記 #20

          カサブランカ ヒロインと主人公の関係はいったい何だろうと思いながら、映画を見進めていて、そこが一種のミステリーみたいに隠されていた。 二人の間を強く結ぶ音楽があるのもなんかいいなぁ、と。 二人にしかない思い出の一曲とか最高に趣深し。 前半は主人公たちの過去が明かされていくところ、後半では主人公とヒロインのすれ違いが主になっている。 前半では主人公たちの秘密を軸に興味をそそれられながら、それと同時に現在での物語が進行している。後半では現在の物語に十分な惹きつけがある

          コロナウイルス奮闘記 #20

          コロナウイルス奮闘記 #19

          われはロボット SF面白い。 好奇心だけでページを進められる。 ジョジョみたいな読み味。 ロボットの敵が出てきて、頭を使って敵を倒す、みたいな。 SFってもうさ、男の子だから無条件に興奮しちゃうよね。 宇宙、ロボット、イェーイ。って感じ。 あと僕は、奇妙なお話が好きなんだな。 ミステリーとかSFとか、謎が隠されたままお話が進んでいくから、すごく楽しい。 うん、また別のSFも読んでみたい。 オススメのSFかミステリーがあったら教えてほしい。 ロボットが頭良すぎるん

          コロナウイルス奮闘記 #19

          コロナウイルス奮闘記 #18

          市民ケーン 見ている時に、「これは面白い。また見たいな。」と思う映画がある。 もう一つ、教訓や自分の中で吟味する余地を残してくれる映画がある。 映画や小説や演劇は、見終わった直後に物語が頭の中で一斉に動き出す。 全体を俯瞰してみることができる。 見ている間は「なんだかなぁ。悲しい物語だなぁ。」と思っているけど、後から俯瞰してみると、「あの物語は大事だな。」と思う。 僕はあんまり悲しい話は好きじゃないけれど、全てが楽しいばかりじゃ面白くない。人間を知るということは、どこ

          コロナウイルス奮闘記 #18

          コロナウイルス奮闘記 #17

          風と共に去りぬ 超有名作品! ママがこの作品が大好きで、小さいころからこの作品の話をよく聞かされていました。 ママの大事にしてた「風と共に去りぬ」のお皿を割っちゃったときは、「ママもう帰ってこないんじゃないか」ってくらい怒ってた。思い出深い。 ママがそれだけこの物語に思い入れがあったのもわかる。 登場人物と時代背景、景色、衣装、物語、全てが魅力的。 んん、魅力的。 現代の人は、現代じゃなくて一昔前の情景に憧れるから、そのパワーもあるんだろうけど、それにしたって画

          コロナウイルス奮闘記 #17

          コロナウイルス奮闘記 #16

          第三の男 ううむ、やっぱりミステリーが好きだ。 色んな可能性を自分の中で広げながら、物語の中に入っていく感じがたまらない。いつか自分でもミステリーをやってみたいと思う。 この映画は、カメラワークが綺麗だなと感じることが多かった。 これは、映画を見ていた中で初めての感覚だった。 画面が一枚写真のように見えることが多く、人物の配置だとかがキマっているんだと思う。詳しくはよくわからないけど。 淡々とした印象。 真に迫ってくる感じがあんまりしなかったけど、それもなんかいい気が

          コロナウイルス奮闘記 #16

          コロナウイルス奮闘記 #15

          タクシードライバー 犯罪の”真実”に目を向ける最近の人気作品の「パラサイト」や「万引き家族」、「ジョーカー」のような、現代社会の下級市民の行き場のない状況から心優しい若者が犯罪に及ぶような作品。 「タクシードライバー」の場合は、偶然犯罪にはならなかったけれど。 自殺だって犯罪の一つであって、「車輪の下」にしたって、行き場のなくなった心優しい少年でさえ犯罪に及んでしまう。 僕たちは、犯罪はひとくくりにいけないもの、悪いものと認識する。 犯罪行為自体は許せるものではないし、

          コロナウイルス奮闘記 #15

          コロナウイルス奮闘記 #14

          ある夜の出来事 ローマの休日のお話に似ているなぁと思っていて、調べてみたら、ローマの休日よりも先に発表されていたようで、この映画は後の映画に多大な影響を与えていたらしい。 映画の基本となるような部分が抑えられているようで、見ていて心地よかった。 人間って本当に面倒な生き物で、なかなか素直になれたものじゃない。 大好きな相手でも、ついついそっけなくしてしまうことがいっぱいある。 幸せになりたいとか、なってもらいたいとか、 優しくしたいとか思っていても、理性が邪魔するのか

          コロナウイルス奮闘記 #14

          コロナウイルス奮闘記 #13

          素晴らしき哉、人生!(1946)It’s a wonderful life 今まで見た映画の中で1番感動したかもしれない。本当に良かった。 人間、生きていると不満なことばかり。 こんな家に住むはずじゃなかった、こんな就職をするはずじゃなかった、こんな生き方を望んだわけじゃない。 色んな想いに苛まれる。 じゃあ、何が幸せかって。 この映画は、僕たちが自分の人生を大好きになれる、すごく難しいけど実はすごく簡単な方法を教えてくれた。 僕らは、目の前のことにはそう簡単に気づ

          コロナウイルス奮闘記 #13

          コロナウイルス奮闘記 #12

          STAND BY ME(映画)傑作映画を見あさっています。 物語は、僕たちに色んなことを教えてくれます。 感動的なこと、悲しいこと、楽しいこと、生きているうえで忘れてはいけないことを教えてくれます。 でもこれは、言葉では表せることじゃありません。 僕たち表現者は、言葉にできない世の中の忘れてはいけない大切なものを心に大事にしまっておけるように必死に頑張らなくてはなりません。 僕にはたくさん友達がいました。 今では付き合いがなくなった人もいます。 時折寂しくなります。

          コロナウイルス奮闘記 #12

          コロナウイルス奮闘記 #11

          車輪の下〈著ヘルマン・ヘッセ〉 なんで死んでしまったのか、ずっとわからなかった。 陽気なやつだった。真面目なやつだった。 失恋したことは知っていたけど、それが原因だとも思えなかった。 僕は、ずっと原因を考えていた。 何が彼を殺したのか、許せなかった。 僕のせいだったのかもしれない、学校のせいだったのかもしれない、親のせいだったのかもしれない。 僕にはいくら考えてもわからなかった。 教室での彼はいつも笑っていた。 勉強には熱心で、とくべつ勉強を憎んでいるようには思わなかっ

          コロナウイルス奮闘記 #11

          コロナウイルス奮闘記 #10

          「ゴッドファーザー」の最後です! ゴッドファーザー part3!!! なんかゴッドファーザーのwikiを見ていたら、監督的にはゴッドファーザー1・2までで完結の予定だったらしいです。今作はあくまで後日談みたいな位置づけだったらしいです。 ええ!?って感じですけどね。 まあでも、言われてみたらそんなような気もするし?っていう。 でも、パート2のラストシーンで終わるのもマイケル可哀想すぎやしないかって思うんです。まあ、パート3の最後もすごく切ないんですけどね。中々ハッピ

          コロナウイルス奮闘記 #10