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「何気ない家族の日常〜おむすびの記憶〜」


お仕事や家事、育児などで多忙な毎日を送る頑張り屋さんのお母さん達。

母達の多忙な毎日の中でも、毎日の食事作りは本当に頭を悩ませてしまいますが💦



現在では少しでもお母さんの負担が減るようにと

🥕冷蔵庫に1週間分の主菜、副菜をまとめて作り置きする

🫑1食分の野菜やお肉、魚を便利グッズのスライサーなどで切り、上記の材料と調味料を保存袋に入れて冷凍しておく。

などなど色々な工夫をした食事作りをして、お母さんが少しでもゆっくり出来る方法がありますね。



手間をかけず栄養は摂りながら美味しさの面でも満足感があるのは、おにぎり🍙や炊き込みご飯かな?と思い、一人の昼食時はおにぎりが登場する事が多いのです。


ふっくらほかほかご飯🍚の中に、昆布の佃煮、ちりめん煮、野菜ふりかけなどを入れて、美味しいお塩をぱらぱらとふり、焼き海苔を巻く。


作り置きの豚汁や季節の野菜が入ったおみそ汁があると大満足なのです。

ある日、無農薬のしそふりかけがあったのを思い出し、「ゆかりおにぎり🍙」を作ってみたのです。私は「食の大冒険」はあまりせず、同じ味を食べ続ける事が多いのですが、


"ゆかりおにぎり"を食べながら
「どうしてゆかりおにぎりが食べたくなるのだろう?」とふと思ったのです。

ゆかりふりかけに少しだけ きび砂糖を加え、
ほかほかご飯をむすんで、焼き海苔を巻く。

たったこれだけのシンプルな材料なのに、抜群に美味しいおにぎりが出来上がる。


ゆかりおにぎり
を食べているうちに、
「幼稚園の頃の記憶」がふと浮かび上がってきたのです。


料理が得意ではなかった私の母親は、幼稚園の頃の私に
「小さな子も食べられる味」を考えてくれる事はほぼなかったのですが

小さな頃の私はお魚もお肉も苦手で、お米と淡色野菜しか食べない子供だったのです。

そんな食の細い子供の私におむすびなら食べるだろうと「紫蘇おむすび」を作ってくれていたのです。
大きなビンの保存容器に紫蘇をつけていたものをしぼって細かく刻み、きび砂糖を入れて、炊き立てご飯とむすんだものが「紫蘇おむすび」なのですが

遠足などの時には木の折り箱に入れられた
俵(たわら)型の紫蘇おむすび、卵焼き、唐揚げなどを入れ、庭先で切り取った"緑色の細長いばらんの葉"を敷いて遠足のお弁当に持って行っていた事を思い出したのです。

遠足でお弁当を食べる頃には、木の折り箱の香りと、おむすびに巻いた海苔の香り、玉子焼きと唐揚げの香りがふんわりとまざり、とても美味しかったのを憶えています。

母親の作った「紫蘇おむすび」の事は全く忘れていたのですが、
何十年か後に自分で作った「ゆかりおにぎり」を食べて、
幼稚園時代の「紫蘇おむすび」の事を、ふと思い出したのです(*^^*)


毎日食べる食事は、私達の身体作りにつながる大切な役割を持っていますが


「味」「香り」「食べている時の風景」などが
私達の記憶と思い出に刻み込まれていて、
ふとした時に懐かしみ、思い出し、しみじみと幸せを感じる事が出来る。


仕事をしながら、毎日の食事作りを欠かさず家事育児などを一気に引き受けて私達を育て見守ってくれた母。
高齢になった母は今も、絵手紙や絵画、PC作業など多趣味で友達も多く、
穏やかに過ごせる日々の感謝を忘れない。
本当に頭が下がる思いです。
母に「ありがとう」と伝えたいのですが、中々面と向かっては恥ずかしく、いつの日か伝えたいと思っています。


 ♢…………………………………………………♢


🍚「ゆかり おにぎり」
🍙「紫蘇おむすび」と表記を変えていますが、


母が作る「紫蘇おむすび」は、形は俵(たわら)型で、大葉と紫蘇をガラス容器に漬け込み、
紫蘇の色の紫色に染めているものでしたので、 
どうしてもイメージが「俵型のおむすび」になっているのでした☺️🥚🍚

私が作るのは、三角形のものですので「おにぎり」というイメージが強かったのです☺️🍙🍳


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