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ずっと行きたかったのですが、ずっと暑かったので涼しくなるまで待ちました。だって、着物で観たい美術館ですから。

駐車車両が写ってしまった…

【特別展】
日本画聖地巡礼 -東山魁夷の京都、奥村土牛の鳴門-
2023年9月30日(土)~11月26日(日)
10:00~17:00(入場は16:30まで)
月曜休館
山種美術館にて

私のPCの背景は、東山魁夷の《緑響く》。この独特の青味がかった緑が大好きです。普段はイヤホンガイドは借りない派なのですが、国立近代美術館で東山魁夷展が開催された時のイヤホンガイドはなんとご本人の肉声。もちろん借りて聴きました。

その東山魁夷展は桜の時期で、お花見しながら北の丸公園を散歩しようと思いました。新宿に行った帰り、都営新宿線で九段下駅に着きましたら……私は千鳥ヶ淵をナメていたことを知りました。花見客で詰まって駅から出られないのです!!仕方がないので向かいの東西線でとぼとぼ帰り、展覧会は別の日に出直したのも今では春のネタになっています。

今回は映画等の舞台になった場所を訪ねる「聖地巡礼」になぞらえて、絵画の題材の地や画家と縁の深い場所の写真が一緒に展示されています。なるほど、聖地巡礼ですか。

北海道から沖縄まで辿っていきます。第1展示室の突き当りの《奥入瀬(秋)》(奥田玄宋)が、それはそれは見事な紅葉でした。もう、この秋の紅葉はこれで。

そこから回って、いよいよ”東山魁夷の京都”です。
トップ画像のチラシだと左上から《春静》《緑潤う》《秋彩》《年暮る》です。実際の写真が横にあるとまた違うものですね。

やはり《緑潤う》の青味のある緑に惹かれます。《秋彩》の前のソファが空いたので、しばし座って眺めます。もちろん隣の《緑潤う》もチラチラと。

《年暮る》は通販でポストカードセットを買ったらオマケについていたことがあり、東京で雪が降った日にこのカードを選んでPostcrossingで送りましたっけ。ようやく現物を拝めました。

第2展示室は渋めの「歴史画の聖地」でした。毎度お馴染みミュージアムショップも覗いたのですが、もう胸が一杯といいますか、珍しく何も買わずに帰りました。

次は12月2日から。『ほのぼの若冲』ですって!?行かねば。

今回、個人蔵が2点であとは山種美術館蔵。私は所蔵品での企画展が好きなようです。観たことのある絵でも、切り口が違うと新鮮だからでしょうか。
かつてのブリヂストン美術館もそうでしたね。

なお、着物で来館すると200円(学生100円)割引があります。割引目当てというよりは「着物で美術館に行くワタシ」に酔うためです。
山種美術館、サントリー美術館、出光美術館、三井記念美術館……似合いそうな美術館は色々ありますね。

東山グリーンには程遠いがグリーン系で。
横着して器具を使って、このまま背中へ…。

ラジオを聴きながらダラダラ着ていたら(途中で化粧したり)1時間近くかかってしまいました……着付けの最後の試験なんて留袖を7分で、だったと思います。あの頃の私、凄いな……。

草履だからというわけでもなく、途中で足首が痛くなりました。今までとは違うタイプの足袋だったからかしら。2年前に腰椎捻挫して以来の足首の痛みは、帰りの下り坂が堪えました。

洋服に着替えてから行きつけの呉服屋で話すと、オーダーの足袋を勧められましたが、次のオーダー会の日は講座でした。残念。
足袋ボヘミアンになっている人も多いそうです。確かに、靴ボヘミアンでオーダーに辿り着いた私は、足袋もオーダーが良いのかもしれません。

そろそろ色づく気配の銀杏@広尾
爽やかな気候でも袷+羽織が暑い11月って…

#山種美術館 #東山魁夷 #日本画 #美術館 #美術 #芸術 #アート #展覧会 #広尾 #聖地巡礼 #着物

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