花黒子

ライター兼小説家。 ライト文芸というジャンルの小説を書いています。 基本的に文章を書い…

花黒子

ライター兼小説家。 ライト文芸というジャンルの小説を書いています。 基本的に文章を書いて食べていってます。 ブログはこちら:https://www.hanabokur0.com/ ツイッターはこちら:https://twitter.com/hanabokur0

最近の記事

+3

廃ダンジョントレッキング(漫画)

    • +6

      仕事帰りの缶詰

      • 『なんか鎌倉』

        「いざ鎌倉」とは、緊急事態になった時の慣用句だが、私の場合はなんとなく会社の最寄りの駅を通過して、なんとなく鎌倉に来ている。  そう。今日はゴールデンウィーク明けの5月8日。  自分がいなくても回る仕事。いずれやめていく社員たちへの教育。人間関係の調整に勤しむだけの上司。挙げればきりがないほど、仕事に行かなくていい理由は思いつく。  別に仕事が気に入っていないわけではないし、いずれAIにとって代わられるようなホワイトカラーの分析業だ。アクセス数を見ながら、情報を見てこな

        • いろいろと調査結果、出ねぇな

          GW明けに出すと言っていたセクシー田中さんの件について、調査報告がまだ出ていないようだ。 また北朝鮮のアニメーターが絡んでいたアニメについても、未だ調査報告を見ていない。 せっかくの機会なので言っておくと、現状のアニメ制作は中国企業に仕事を振らないと納期に間に合わない問題がある。もちろん北朝鮮が孫請けする場合もあるし、政治的な問題としてウイグル問題のアニメは振れない。 この時点で憲法で定められている表現の自由は守られていない。どうして成り立っているのかはちょっとわからない

        廃ダンジョントレッキング(漫画)

        +2

          お疲れ様でございました

           作家たちを応援してくれていた本屋が閉店してしまったことで、立ち止まって考えている。  そこら辺の配信よりも、一冊の本に込められたメッセージや世界観の方が圧倒的に深いし広い。しかも雄弁だ。  情報量を考えるとなぜ売れないのか疑問だが、売れなくなってしまったのは事実。  業界について語れば、変化に愚鈍であるとか、考えた末に間違えているとか、頑張って頑張ってクオリティが低いとか、心があるように装っているが心が何だかよくはわかっていないという人たちが多いとか、類は友を呼んでいると

          お疲れ様でございました

          駆除人(原液)四巻が出たぞー! モホス文明とボリビアに思いを馳せながら

           駆除人(原液)四巻が出た!  ゴールデンウィーク中、嫁の実家、旦那の実家に行って、特にすることもなく暇な人は必ず買って読むといいと思います。  4巻は本当に気持ち悪い精霊が出てきますが、世の中的に徐々に善意のふりをした悪事が山ほど出てきているので、ちょうどよかったのかもしれない。  というか、多すぎないか。マジで。  自分たちがやってあげているなどというゴミのような仕事があるらしいが、根本的に儲かるからやるのが仕事だ。儲かりもしないのに、やるのは誰かを搾取しているので

          駆除人(原液)四巻が出たぞー! モホス文明とボリビアに思いを馳せながら

          スタートラインに立つ者としての最低限

           これだけ円安が続いているんだから普通の経営者なら、すべての工費や製作費を考えて、日本で作る判断をする。  ところが、材料費に関しては日本で採掘できないものがあるからどうやってもかかる。それならわかる。  でも、文化に関すること、例えばアニメ制作に関しては、制作費を上げないアホの責任だ。これだけサプライチェーンだ、フェアトレードだと叫ばれている時代において、危ない企業に仕事を割り振ること自体がリスクマネジメントができていない。  テレビ局も新聞社も今や不動産業で儲ける時

          スタートラインに立つ者としての最低限

          感性は千差万別だから誤読される

          感性は千差万別だから誤読される。 多くの作家がこれを前提に物語を書いている。 だからこそ、小説は少数派の味方になり得る。 もし読者からつくり手の側に回ったら、どうやって自分の発信した文化が消されるのかは知るべきではないか。 時代とともに消えるのではなく消されることがある。 文化大革命やウイグルで起こっていることなど 声なき声を掬う矜持。 簡単に理解できる物語ほど消費しやすい。 それだけ多くの人に届いている。 それに伴って利益もある。 そう思って、多くのメディアが切磋琢

          感性は千差万別だから誤読される

          「未来の配信者」

           額に縦に三つ並んだ緑色の光を放つ男が森の中を歩いている。  人間の姿かたちをしているが、カスタマイズされた量産型のアンドロイドだろう。  先の大戦で、人間の代わりにドローンが大量に使われ、アンドロイドも投入された。民間人を騙して捕虜にするためには、人型の方が便利だったのだ。  戦後、いろんな場所でアンドロイドを見かけることが多くなった。介護や医療系、性風俗、農業、工業などではいち早く使われている。教育関係でも使おうとしているが、子どもたちによるアンドロイドへの直接的な暴力が

          「未来の配信者」

          「価値の付け方」

           価値は信用で成り立っている。  本来であれば、信用されなくなった企業に価値はないから潰れていくのが自然の流れだ。  ところが日本ではなぜか銀行がそれを支えてしまう。アメリカの債券は現在爆上がりしていて、6月には終了すると言われている。そのために準備をしているのが4月だろうか。  さて、そんな金融関係の話は置いておいて、なぜかシステム上で働いている人たちのことを考えたい。筆者は若い頃、いろんなサービス業や製造業、ネット関係、クイズ制作、構成台本執筆などのいろんな仕事をして

          「価値の付け方」

          『世界ふしぎ発見!が終わってしまう』

           『世界ふしぎ発見!』は子どもの頃から見ていた世界の不思議をクイズにする番組だ。なぜ黒柳徹子が知的なのか、司会の草野仁はなぜ筋骨隆々なのか、海外リポーターの礎を築いた竹内海南江はどこに行ってしまったのか、野々村真のボケはなぜほかで通用しないのか、板東英二はゆで卵と言いながらなぜ消えて行ってしまったのか。  自分が成長するにつれて番組についてわかることとわからないことがある。  それはそれとして、『世界ふしぎ発見!』ほど子供が、世界の知的な歴史、知性に触れる番組はなかったの

          『世界ふしぎ発見!が終わってしまう』

          「ミスを認めさせるのが一番難しい。だが……」

           日本人は完全にミスっているにもかかわらず、ミスをしたことを認められない民族性を持っている。失敗をあざ笑う島国根性があるからだろう。ミスが恥ずかしいことだと思っているが、挑戦した結果のミスならば認められるだろう。私利私欲、頭の悪さ、視野の狭さなどのミスはなかなか認めにくい。  さて前政権で移民を受け入れないと崩壊すると言われ、数々の政策を打ち出してきた。2020年から2022年まで「地域外国人材受け入れ・定着モデル事業」を実施。成功しているところもあるだろうが、やはり山梨な

          「ミスを認めさせるのが一番難しい。だが……」

          自分がどんなバイアスを受けているのか(再エネ資料に中国国営企業の透かしから見えるバイアス)

          内閣府の再エネタスクフォース資料に中国の国営企業の電子透かしが入っていたことが判明した事件があった。 当然、内閣府の事業だから、スパイ行為となり制作者含め外患罪として捜査すべきことだが、おそらくやらない。 地上波ではニュースとして取り上げられてもいない。 自由な報道を掲げるテレビ局に圧力をかけているのではないか、とネット民たちは疑ってしまうが、このまま本当に取り上げられなかったら、ジャニーズの人権侵害と同じくなかったことにされてしまうので、ちゃんと記録しておく。 そもそも

          自分がどんなバイアスを受けているのか(再エネ資料に中国国営企業の透かしから見えるバイアス)

          「文化教育の負け仕草」

           最近、物作りや表現活動そのものの表現が多い。  自己顕示欲が強ければ売れる時代になってしまったことによる弊害に見えるが、おそらくそうではない。  視線を教えられていない者たちが現場にいるからだ。  なぜピカソがゲルニカを描いたのかという問いではなく、ゲルニカを描くと有名になれるという視点しかない。点で停まっているから世界が広がらない。  ドイツ空軍による無差別爆撃を受けた1937年に描いた絵画で、スペインの内戦の悲惨さを描いているわけであって、なにもないのにあれだけ大きな

          「文化教育の負け仕草」

          自分の作品のターゲット層を考える回

          最近見た経済・経営系の中で面白かったアレックス・ホルモジの動画。 英語がわからない人は是非、字幕で見てほしい。 筋肉ムキムキの人が熱心に話していて面白いのだが、35歳で1000億円以上の資産をぶん回しているというから驚きだ。 日本のインフルエンサーや投資家って小粒なんじゃないかと疑ってしまう。(そんなことはない。皆すごい) 金融系の本としてすでに話題になっているが、『わが投資術 市場は誰に微笑むか』https://amzn.asia/d/3JKxScM これが抜群に

          自分の作品のターゲット層を考える回

          デジタルデバイスに思考力や判断力を奪われがちな自分たちへ(大谷翔平の通訳・水原一平の解雇を見て)

          世界一のスポーツ選手をサポートする重圧を考えると、大企業の社長レベルじゃないんじゃないかと思ってしまう。 WBCの時、ヌートバーの母親の証言などから、ものすごい仕事ができる人物であることは伝えられていた。 賭け事や勝負事に携わっている限り、自分自身のメンタルを鍛える必要があると考えるのは普通のことだ。 ただ、おそらくだが選手でもないのにベンチにいる者として、批判されることも多かった彼のメンタルをサポートする者は少なかったのではないかとおもう。 どんなに傍から見れば同じよ

          デジタルデバイスに思考力や判断力を奪われがちな自分たちへ(大谷翔平の通訳・水原一平の解雇を見て)