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尊敬する人、目標としたい人がいるという幸せ

 こんにちは。お久しぶりです。
 定期的な更新を目標としたいのですが、疎らなタイミングとなってばかり。
『継続は力なり』を見事体現し続けている方々、素晴らしいです!
 私も、どのタイミングでどういった記事を投稿していきたいのか。
 そもそもnoteでやりたかったことと今やっていることは一致しているのか。
 少し立ち止まってしっかり振り返ってみよう、そんな風に思っているところです。

 立ち止まりの一環として、今、私の中にある「幸せの種」を蒔いてみようと思います。

 皆さまには尊敬する人がいますか?
 私には二人います。
 一人は誰でもが知っていると思われる銅像にもなっているお方。
 もうお一人は「知る人ぞ知る」の個人さんです。ラジオで大活躍されているので、名を出しても問題ありませんよね?
 もし、「それでも個人名をnoteに挙げるのはどうかな……(^^;)?」と感じた方がおられたらお教えください。ご意見を受け入れ編集していきたいと思います。

 では改めまして、私が尊敬する人について語ってみようと思います。

 まず一人目。
 銅像にもなっている『二宮尊徳にのみやそんとくさん』です。
「え? 誰? 二宮尊徳?」と思われたあなた。
 こう言ったら「ああ! あの人!」とおわかりになるでしょうか。
 またの名を『二宮金次郎』
 背中に薪を背負って読書する姿の銅像が有名。
 子どもの手本として、多くの小学校にその銅像が建てられています。

 本名は二宮金次郎。小田原で生まれ育ちました。
 親は比較的裕福な百姓で、地主でもありました。
 お父さんもお母さんも慈愛に満ちた優しい人物で、地域の人から「生きていけません。助けてください」と懇願されると「それはそれはお困りでしょう」と物やお金を快く貸していたそう。もちろん無利子で期限もなし。返してもらえることのほうが少なかったようです。

 ぼんぼんだった金次郎でしたが、まさかの事態が一家を襲い、借金まみれで田畑を手放すこととなります。苦しい生活の中、尊徳が14歳の時、父が病で死に、その二年後、後を追うように母もなくなります。

 金次郎が「尊徳」と名乗るようになったのは1822年(?)、藩主・大久保忠真ただざねから栃木県にあった自身の領地「桜町」の復興を依頼された時から。(多分35歳の頃)
 たかが一百姓である金次郎の指示を聞きたくなどないと、抵抗する藩士たちが多かったので、「武士の位と、新たな名」を藩主から(?)与えられたのだそう。
『二宮尊徳たかのり
 ただなぜか、「たかのり」ではなく「そんとく」の呼び方が定着していった(のですよね?)
 尊徳自身が「そんとく」と名乗ったのか、その表記を見た人たちが間違って「そんとく」と呼んだのか定かではありません。また今度調べてみます。

 彼は借金まみれ、一家離散の悲劇を乗り越え、「財政難立て直しの救世主」となりました。その手法、思想は「言われてみれば当たり前の当然のこと」なのですが、言われてみなければ気づけないことばかり。

 彼と、二宮尊徳と出会うことが出来た私は幸せ者です。
 彼が残してくれた教えを胸に、小さな努力を積み重ねることを無駄、焼け石に水と思わず続けていきたい。そう思っています。


 そしてもう一人、尊敬する人物はアナウンサーさん。
 私には大好きなラジオ番組があります。
 FMヨコハマの『ちょうどいいラジオ』という番組です。
 この番組担当のDJさんが大好きなんです。ほんと好き。
 彼はまさに忖度なし。自分軸をしっかり持って生きている男性です。
 かといって、「自分自分。俺は俺は」ではありません。
 周りの意見をしっかり聞きながら、尊重しながら、自分の考えを伝えようとされています。
 ただ、尊敬とは違うんです。彼・光邦みつくにさんのことは大好き。

 私が尊敬するのは、光邦さんがたびたび番組内で呼ばれる『谷口アナウンサー』です。
「谷口アナウンサー、ありがとうございました」ってね。
 谷口アナウンサーは、ニュースやお天気のコーナーを担当するキャスターさんです。ニュースやお天気を扱うのですもの、当然のことながら、そこから発される情報は旬。ところが!

 谷口アナウンサーって、本当にすごいお方なんです。
 ご自身の体験談や、プチお役立ち情報を、さらりと織り交ぜてこられます。
「また自分語りですか」だなんてちっとも思わない。
 とっても聞きやすいお話ばかりです。

 たとえば、「ベランダで干し柿に挑戦しています」とか、「ベランダのプランターでミニ白菜を育てていたのですが」とか、「散歩中、ミノムシを見かけました」とか。

 ミノムシの話は本当に印象的でした。大抵のミノムシは枝に直接ガチッとくっついているのですが、運が良いと糸でぶらさがるミノムシと遭遇することもあるのですよね。谷口アナウンサーは、その状態のミノムシを見かけたそうなんです。
 それは、ミノムシにとって生きるか死ぬかの瀬戸際状態。敵から逃げようとする時、こういう状態になるのだとか。
「ミノムシのミッション・イン・ポッシブルを見かけたら、『頑張れ』って声をかけてあげてください」のような締め方をされていました。
 素敵な話しぶりでしょう?

 また「昨日、銭洗い弁天で5円玉を洗ってきました。洗ってきた5円玉は手作りのポチ袋に入れ、お世話になった方々にお渡ししていきたいと思っています」とおっしゃった日がありました。
 谷口アナウンサーがおっしゃった「昨日」は、『一粒万倍日』でした。
 自分が起こした行動が何万倍にもなって自分に帰ってくると言われている日です。
 良いことはどんどんした方が良いし、借金など、何万倍にもなって欲しくない良くないことは起こさないほうが良い。

 私はこの一粒万倍日をスケジュール帳に記しています。とても大切に思っていました。
 でも、この谷口アナウンサーの話を聞き、それが勘違いであったことを思い知りました。
「私は一粒万倍日を大切になんて思っていなかった。自分、自分、自分。私の明るい未来のために、と、自分のことだけしか考えていなかったんだ」

 谷口アナウンサーの中には、いつでも「お世話になった方々」の存在があるのですよね。そんな方々へご恩返ししたいといつも、常に思っている。

 ――丁寧に生きるってこういう生き方のことをいうんだろうな。

 とても素直に心地良く、前を進むその背を、姿を見ていたくなる素敵な女性。私は彼女を心から尊敬しています。

 尊敬とは。
 すごい、えらいと思い敬うこと。

 敬うとは。
 尊いと思って大切に扱うこと。

 尊いとは。
 尊敬する気持ちを思い起こさせること。

 全てが輪となりました。素敵な循環図ですね。
「尊い」を感じる気持ちを忘れずに、敬う姿勢で尊敬する人に追いつけ、追い越せで臨んでいきたい。

 二宮尊徳さんと、そして谷口アナウンサーと出会うことが出来て本当に良かった。今、私は心からそう思っています。
 この掴んだ幸せの種を埋もれさせないよう、努力を続けていきます。

 では、今日はこのあたりで。

 皆さまの尊敬する人にも、そして皆さまにもこれからも笑顔の華が降り注ぎますように。
 どうぞ良い一日を!

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