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私がインスタグラムで叶えたこと

こんにちは。hanamaruと申します。

韓国人夫と結婚と同時に2020年2月に渡韓し、その年9月から本格的にインスタグラムで韓国生活についての発信を始めました。

約8ヶ月で現在4.5万人の方にフォローしていただき、今では”韓国情報系インスタグラマー”と呼ばれることも多くなりました。(自分ではあまりこの呼ばれ方がしっくりきていない。)

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https://www.instagram.com/hana_maru_7

インスタグラムの他に前身としてブログをやっており、今回の記事はそこで発信できる内容ではありますが、

noteというものに挑戦したい気持ちと、ブログとは別にインスタグラムの舞台裏についてシェアする場所を作りたく、こうしてnoteに綴り始めたわけです。(「ブログ note 使い分け」で検索してみたら、どうやらnoteはエモい内容を書くのに適しているらしい...エモい...ってなんじゃろうか)

※サムネイルで私なりの“エモさ”を表現してみたのですが、どうでしょうか。ちょっとルミネの広告みたいじゃない?(わかる人にはわかるやつ)

■インスタを始めたきっかけ

新卒で入社し5年努めた百貨店の総合職を辞め、韓国に移住してからは専業主婦でした。

ずっと専業主婦でいる気はなく、「韓国に少し慣れたら就職しよう」と考えていましたが、義理の母から「韓国の百貨店で働きたいなら知り合いがいるから紹介してあげられるけど、今からは個の時代だから、自分でネットを使ったりしてなにか始めた方がいいかもね」と言われ、自分の今後キャリアについて見つめ直しました。

(義母はいわゆる”先見の明”のある方で、夫が幼い頃に「韓国はこれから不動産の時代が来る」と言い、夫と義姉を母親に預け、働きながら大学に行き直し、不動産運用で成功しているスーパーウーマンです。)

そんな義母の言葉で始めたのがブログでした。

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ブログを立ち上げたのは2つの理由からです。

一つ目は、前職で会社のサイトの特集ページを作ったりしていたのですが、それが楽しかったから。自分が好きにできるサイトが作れるなら楽しそうだなと思いました。

そして二つ目は、夫は以前から「君の書く文章は誰にも真似できない魅力がある。2年間毎日君とメッセージのやりとりをしていた僕が言うんだから信じてくれ。会社には行かずにクリエイティブなことをやった方が絶対良い。」と

今思い返しても理解できないほど猛プッシュしてきたからです。笑

そんな理由から始め、将来「閲覧者が増えて、広告収入が数円でも入ればいいな」という気持ちでした。

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ブログを書き始めて、Twitterでリンクをつけて拡散すると想像よりたくさんの方が読んでくださって驚きました。

その中にはありがたいことに「hanamaruさんの書く文章が好きです!」と言ってくださる方もいて、仕事を辞めた私にとって久しぶりの達成感でした。

しかし、閲覧数を上げるためのSEOなどを勉強しましたが、いわゆる”韓国ブログ”をされている方は無数にいらっしゃる中で、自分の作ったばかりのブログがGoogleの検索上位に上がることは至難の技でした。

ただブログについていろいろ勉強する過程で、SNS発信を使って何かできることは無数にありそうだという感覚だけは掴めていました。

これからずっと韓国が生活の拠点になることは間違いなく、将来は子どもが生まれ、この国で子育てしなければいけないと考えたときに、

外国人が海外生活をしながら会社生活と子育ての両立をするのは私にとっては現実的ではないと思い、在宅で、海外生活する日本人としてSNSなら何か誰かの役に立てることがあるのではないかと思い始めていました。そしてそれが将来なんらかの形で仕事につながるといいなと思いました。

そしてそこで出会ったのがインスタグラムの”文字入れ投稿”でした。

この少し前から突然インスタグラムに増え始めた文字が入った画像の投稿。SNSについて勉強している中で、とある本で「これからのインスタは”写真映え”ではなく”情報映え”だ!」というのを見つけ、

「インスタでブログを書けばいいんだ」と気がつきました。

そうしてある程度構想を立ててから2020年9月本格的にインスタグラムでブログを書き始め、現在までに4.5万人もの方にフォローしていただけるようになりました。

(さぁ〜ここまで長かったですね!汗 けどまだまだ続きますよ〜白目)

ちなみに、一番「好きです」と言われることの多いのはこの投稿↓ 私も好き。


■インスタ発信で心掛けていること

大きく分けると二つあります。

まず一つ目は、フォロワーさんに役立つ内容を、一つの投稿にしっかりとしたボリュームで書くことです。

私の投稿を見てくださるだけでもありがたいのに、フォローまでしてくださって、大事な時間を使ってコメントやDMで励ましてくださる、

そんなフォロワーさんにとって私の投稿を見るために費やす時間が時間の無駄にならないように、

投稿の内容はなるべく情報や想いを詰め込んで、読み応えのあるものにしようと努力しています。

情報や想いを伝えるためには、絶対に正直であることが必要だと考えています。なぜなら嘘は薄っぺらいからです。

しっかりとしたボリュームのものを届けようと思ったら、自分が心の底から「伝えたい!」と思っていることしか書けません。

「役立つ情報をしっかりとしたボリュームで」お届けしたいからこそ常に正直な自分を表現しています。

心掛けていることの二つ目は、自分のアカウントはどんなアカウントでありたいかを常に忘れないことです。

ある程度の規模の情報系アカウントには、日々様々な”案件”といわれる仕事依頼が来ます。

商品提供のみのものもあれば、商品提供に報酬がついたものまで様々です。

使っていないのに使っていると言ったり、良くないと思っているのに良いと言ったりするのは完全論外として、

健全にこの案件に対して取り組むインフルエンサーにも2種類に分かれると考えています。

1.商品提供は受けて、投稿で”正直レビュー”として紹介する。(良い点・悪い点を全て紹介する) 基本的に商品紹介がメインのアカウントになる。
2.フォロワーさんの関心に完全マッチする、かなり選りすぐった少数のみ商品提供を受けて、本当に気に入ったものだけを投稿で紹介する。

私は後者でありたいと思っています。毎日のようにたくさんのお仕事依頼をいただきますが、

「フォロワーさんのほとんどが関心があるだろうな」と思う商品のみ、そして投稿による報酬はなし、商品提供のみで、「使ってみていまいちだったら投稿しません」という条件付きでそれでもOKと言ってくださる企業さんのみお話をお受けしています。(あと常識のあるやりとりのできる企業さんのみ)

いくら正直レビューだとは言っても、商品を紹介し続けるアカウントにはしたくないです。その商品に良い点と同じくらいの良くない点があるなら、私は投稿にすらしたくありません。

そのような正直レビュー商品紹介アカウントを否定したいわけではありませんが、(確かに需要はあるよね。「迷ってたけど買わなくてよかった!」ってなるよね。)

フォロワーさんは私のアカウントにそれを望んでいるわけではないと思うからです。(だよね?)

このようなこだわりがあるからこそ、私のアカウントは、どんなにフォロワーさんが増えても、投稿によって収入を得ることは難しいアカウントです。

しかし普通であれば働くべき健康なアラサー女が会社に通う時間(実はそれ以上)を全てインスタグラムに注ぎ込んでいるわけで...私にとって、インスタ運営を全部無償でやるわけにはいかないのです。

また、韓国の色々な場所を日本にいるフォロワーさんに届けるためにはある程度の費用がかかるようになり、悩んだ果てにたどり着いたのが”楽天ルーム”でした。

■正直に自分のしんどさを伝えて始めた楽天ルーム

インスタグラムでお金を得るどころか、強いこだわりとリサーチのために貧困してきた私は、(そしてさすがに夫が稼いでくれたお金でインスタ運営をやり続けるのは心が痛かった。)

正直に今のしんどい気持ちを投稿に綴り、楽天ルームを始めました。


”楽天ルームでお買い物をするとそのうちの数%が私のお小遣いになります。そのお金でもっとこのインスタグラムの内容を充実させます。”

要約するとこのように綴り、緊張しながら(実は緊張しすぎて手汗でスマホがめっちゃ滑っていた笑)投稿したところ、たくさんの方から応援メッセージをいただきました...!!

今でもたくさんの方から「どうせ買うならhanaさんのルームで買いたいんですが、この商品追加してもらえませんか?」などと言っていただけるようになり、本当に日々感無量です。

楽天ルームを始めたおかげで、安心してインスタ運営をできるようになりましたし、フォロワーさんとのコミュニケーションツールが増えて良かったです。お金を得られるようになったことではなく、

フォロワーさんの温かさに触れて「もっと頑張ろう!」と思えたことが、私が得た一番大きいものでした。

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https://room.rakuten.co.jp/room_f2db0b5b41/items

私を応援してくれて、わざわざしなくてもいい手間をかけて、私の楽天ルームを経由して買ってくださる方のために、私はフォロワーさんに”私の楽天ルームを経由するメリット”を提供するべきだと思っています。

私の楽天ルームには、私が化粧品が好きなこともあり、韓国コスメの割合が多くなっています。

私の楽天ルームが皆さんに提供するメリットは、買ってくださった方に「必ず本物が届く」ことです。

韓国コスメは比較的お手頃価格にもかかわらず効果がわかりやすく得られる優秀なものが多く、韓国国内だけではなく他国でも人気が高まっており、例にもれず日本にもどんどん進出しています。

素晴らしいものが多い反面、残念ながらその人気を悪用して偽物も多く出回っています。

ある程度韓国コスメについて知識があったり、韓国語が読める人には、大体パッと見ただけで「これ怪しいぞ」とわかるものですが、(パッケージは巧妙に作られているものも、会社を調べれば大体怪しいとわかります。)

初めて韓国コスメを試す方や、韓国語が難しい方にとっては本物と偽物を見分けるのは困難で、知らずに偽物に当たってしまうこともあるかもしれません。

そこで、不安の多い方でも安心して韓国のものを買えるようにするために、私の楽天ルームに載せているコスメは本物だと確認しているものだけです。

楽天に公式ショップのあるコスメは必ず公式ショップのものを載せています。

また公式ショップのないものは、どうやって本物かどうかを確認しているかと言うと、私は韓国に住んでいて楽天を利用できないので、

実家に送って家族に試してもらい、写真を送ってもらい、商品が本物かどうか、品質はいいか、配送や包装はちゃんとされているかなどチェックし、

「これならフォロワーさんに紹介しても大丈夫」と思えるものだけを載せています。

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なので、最安値のものを載せているわけではありません。もし価格を重視されるのなら、他のサイトを探された方がいいかもしれません。

本物かどうか分からず購入を躊躇している方は...ぜひ私の楽天ルームを使っていただければと思います。

■韓国ブランドとのコラボ

今年の2月、素敵な出会いがありました。

私が以前から愛用していた「LE CHROMAQI(ルクロマキ)」という韓国の靴とバッグをメインに取り扱うブランドから連絡が来たのです。

「突然当サイトへ日本からのアクセスが急増し、驚いて調べてみたところ、hanamaruさんがストーリーでご紹介してくださったことがきっかけでした」ールクロマキ担当者さんからのメッセージ


私がルクロマキの靴やバッグを愛用しているため、インスタストーリーに私の姿とともにルクロマキのアイテムが映り込むことがあり、

「それはどこのですか?」と質問をいただくことが多かったため、韓国でしか買えないので恐縮ながらも、1、2回ストーリーで紹介していたのです。

そのストーリーを見てくださったたくさんのフォロワーさんがルクロマキのWebサイトを訪れてくれたようで、こうして連絡が来たのでした。

「素敵なアイテムばかりなので、日本からでも買えるようになると嬉しいです」と軽く返信したのですが、

なんとその数日後には「日本サイトを立ち上げることにしました」と連絡が来ました。(いつかどこかでお話しさせていただきたいのですが、ルクロマキさんはあえて言葉悪くいわせていただくと”真のバカまじめ”な企業です。笑)

そして日本サイトオープンを記念してコラボ商品を作りませんかという話になり、今月5月7日についにコラボ商品のお財布・カードケースを発売するまでに至ったのです。

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今回のコラボは「日本人のための商品を作りたい」というルクロマキさんの強い想いで、完全日本仕様のお財布とカードケースを作りました。

生活の全てがカードで完結する韓国とは違い、まだまだお札や小銭を使うシーンの多い日本の生活様式に合わせて、お札の大きさや日本のカードの大きさに合わせて1からパターンをデザインしていただきました。

そこから色を決めたり、革を買いに行ったり、ステッチや金具まで無数の中から最高の一つを見つけるまでソウル中を駆け回りました。

プロジェクトが始まってから、発売開始まで3ヶ月以上かかったのですが、デザイナーさんとほぼ毎日何度もやりとりをし、日付を越えながら話し合う日もたくさんありました。

私がここまでコラボ商品作りに精力を費やしたのは、単に良いコラボ商品を作りたかったからではありません。

とびきり良いコラボ商品を作って、日本にいるフォロワーさんがたくさん手にとってくれれば、「日本には韓国のことが大好きな人がたくさんいるんだ」と韓国の方に伝わると思ったからです。

私のフォロワーさんはほとんどが「韓国が大好き!」な方です。ただ韓国の方にそれを伝えてもなかなか信じてもらえません。「日本人は韓国のことが嫌いだ」と思っている方が少なくないのです。

だからこそ、韓国の方にもっともっと、「日本には韓国のことが大好きな人がたくさんいるんだよー!」と伝えたいのです。しかしただ伝えるだけでは信じてもらえないので、何か目に見える結果を作ることでそれを証明したいと思いました。

今回のコラボ商品は、とことんMADE IN KOREAにこだわりました。そしてお財布にも「made in Seoul」の刻印をあえて入れてもらいました。

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この刻印を入れたいと言った時、デザイナーさんや職人さんたちから「日本人に韓国製をアピールして売れるのか」と何度も言われましたが、私には「私のフォロワーさんなら韓国製を喜んでくれる」という確信がありました。

そして今回MADE IN KOREAのお財布とカードケースは、販売開始直後からアクセス集中で一時サーバーがダウンするほど、たくさんの方に注文していただくことができました。(決済に時間がかかってしまった方申し訳ございませんでした。)

お財布もカードケースも1万円を超える商品にも関わらず、想像以上の反響にルクロマキさんも職人さんも驚きと感激で泣いていました。

また、注文だけではなく「楽しみにしています!」「素敵な商品嬉しいです!」などとたくさんの方からルクロマキさんへ直接メッセージが届き、そのメッセージを読んで「こんなに日本人の方に温かく迎えてもらえるなんて」と本当に喜んでいました。

今回のコラボを通して、このコラボ商品に関わる全ての韓国の方に、「日本には韓国のことが大好きな人がたくさんいる」ということが間違いなくしっかりと伝わったと思っています。これがまさに、4.5万人のフォロワーさんに支えられながら私がインスタグラムで叶えたことです。

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■これから叶えたいこと

私のアカウントのフォロワーさんは96%が日本在住の方です。そしてそのほとんどか韓国のことが大好きで仕方ない方々です。

今後もそんな日本にいるフォロワーさんからの韓国ラブコールが、現地韓国に届くような活動をしたいと思っています。

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私は韓国に住み始めてから、日本人と韓国人との間には誤解が多くあると感じています。

”お互い共通点はたくさんあるのに何だか仲良くなるための一歩を踏み出せない隣のクラスの子”という表現するとイメージしやすいでしょうか。(「隣のクラスはなんかうちらと雰囲気違うんだよね〜」みたいな会話、学生の時にしましたよね。笑 でも隣の学校の子たちに絡まれると他のクラスと団結して「うちらの学校バカにするなよ!」と謎に連帯感が生まれるやつ。そう考えると、地球に宇宙人が攻めてきたら、国同士も仲良くできると思う。)

私がいくら「韓国のことが大好きな4.5万人もの日本人が私をフォローしてくれている」と言っても韓国の方はあまり信じてくれないのです。

だからこそ例えば、今回のコラボのように、”いい意味で”韓国の方においしい思いをしてもらえれば「日本人って韓国に好意的なんだ」とわかってもらえると思います。

そして自分たちの商品を「最高!」と喜んで使ってくれる日本人に対して絶対に悪い感情は生まれないと思うのです。

これはコラボ商品の話だけではなく、韓国旅行で韓国のカフェや飲食店・ショッピング施設を喜んで利用してくれる日本人や、日本にいながら韓国ドラマ・映画、韓国本を楽しんだり、韓国語を勉強する日本人でも同じです。

自分たちの作った料理を「美味しい!」と食べてくれる日本人。

自分たちのカフェで「おしゃれ!さすが韓国!」と興奮してくれる日本人。

自分達の国がつくった韓国エンタメを「面白い!」と観てくれたり、「感動した!」と泣いてくれる日本人。

自分達の使う言語を「使いたい!話せるようになりたい!」と一生懸命勉強する日本人。

その姿を見た韓国の方に日本の方のラブコールが伝わると思うのです。

そのために、もし私に影響力というものがあるのなら、韓国の”良いところ”や”楽しいところ”をたくさん見つけて、日本の方に発信していきたいです。

韓国のことは好きだけど、やっぱり言葉の壁や日本との違いで、韓国旅行や韓国商品を買うことを躊躇してしまう方もいらっしゃると思います。

また、挑戦したものの、旅行で嫌な思いをした方や、韓国通販で失敗した方も少なくないのではないでしょうか。(やっぱり縫製の悪い洋服が届いたり、偽物コスメに引っかかったりしてしまう確率は日本に比べて高いと感じます。)

そこで私ができることは「安心して楽しめる韓国」の提供だと思います。

私のインスタグラムアカウントでは、私自身がしっかり見極めて、「これなら大丈夫!」と思えるモノ・場所を発信しています。

「安心して楽しめる韓国」を発信して→それをフォロワーさんに楽しんでもらう→それに関わる韓国の方に日本からのラブコールが伝わる

このような良い循環を作ることが私のこれから叶えたいことです。

私にできることなんて本当に小さなことばかりですが、私の起こした小さなムーブメントに一人でも多くの方が反応してくだされば、小さくも強力な輪が生まれるのではないかなと思います。そして強力な輪は確実に広がっていくと信じています。

今後も私を韓国を楽しむためのツールとして使っていただけると嬉しいです。そしてそれが日本と韓国の間にある誤解を少しづつ解くきっかけになれば...

最後まで読んでくださってありがとうございました。









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