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おしゃれ通信❤︎着物篇

こんにちは。暮らしです。
よく行くスーパーで「くらし〜良好〜」という曲がよく流れています。暮らし良好のために私は手間や金は惜しまず注ぎます。私の暮らしとはすなわち遊びであり、いつも阿呆のような顔をしてヘラヘラしておりますが、遊びと暮らしをいかに充実させるかということをいつも真剣に考えております。私の暮らしのなかでは衣食住のなかで衣、に全振りなわけですが、休日に思いっきりおめかしをするのが好きです。おめかしなりサウナなり旅行なり何でもいいのですがまあ大人ですから自分の機嫌は自分で取るのです。そんなわけで今日は着物の話をば。

さて前回のおしゃれ顛末記から続きがありました。ついに和装をはじめたことです。

初めてネイルサロンに行ったのが28歳の頃でかなり遅いデビューだったかと思います。長い間楽器をやっていたので爪は短いし、習っていた頃はマニキュア禁止だったのでその習慣ゆえネイルの楽しさを知りませんでした。早く出会いたかった!と思う事柄のひとつでしたが、着物もそのひとつです。以前から着物に興味があるものの、何となく小難しいイメージが先行すること、今思えば思い込みなのですが俗にいうなんたら警察、年上のお姉様方の視線を恐れていました。手元にアンティークの着物が一着あるものの、箪笥に眠ったまま数年が経ちました。

大学を中退したため卒業式で着物を着られなかった寂しさを引きずっていたのですが、ネイルの学校の卒業式に合わせて手持ちのものを着ることにしました。調べるうちにインターネットでラフな着方を知り、そこから和装にどっぷり。こんな簡単でいいんだ、と気が楽になるとともに早く着ておけばよかったと思いました。いやいや思い込みとはつくづく恐ろしいものですね。

ちょうど古着やファストファッション以外のおしゃれの選択肢を考えていたのでいいもの見つけちゃったなあ〜という気持ちです。とりわけ私はお仕事の日は制服を着用するので、休日は思い切りおしゃれしたい!という衝動がつよくなる。
どんどん着物への愛が深くなっております。

そして着物を好きになった理由の一つは祖母の着物を発掘したことも大きいかもしれません。着物に興味を持ち始め、数年前に亡くなった大好きな祖母の着物のことを尋ねてみました。すると父も「売るのも二束三文だろうし捨てるわけにもいかないしと困っていた」ということでしたので、すぐ形見を分けてもらうことになりました。大事な形見としてずっと着られる。ずっと一緒にいられるんだ、と大変嬉しく思いました。私はおばあちゃん子だったのですが、それを抜きにしても受け継ぐものという意味でそこらへんで買うものとはやはり価値や重みが違います。羽織ってみて背筋が伸びました。大変誇らしく思いました。
祖母からもらったものは袷の着物がほとんどでしたので、夏だというのに早くも私は秋が待ち遠しい今日この頃です。

着物を着てみたいという方。
(といっても私も始めたばかりですのでこんなこと言うのも偉そうで気が引けるのですがそれはさておき)
まずは手始めにおばあさまのお下がりから着物を始めるのはいかがでしょうか。私の祖母の箪笥も大分整理されていて数は少なめでしたが…帯や夏物など大抵揃ってるはず。

着物のほとんどはリサイクル着物で探しています。小物類合わせても色々目移りして数が増えていくし色々なものが欲しくなってしまうので(はじめたてでなんでも着たいというお年頃、古着に出会った頃を思い出します)
高いもので6千円くらい、それ以外は大体千円前後のものを見つけて着ています。最安で着物が300円で手に入るなんて!本当にありがたい時代でございます。仕入れ先は近所のリサイクルショップか都内の安いお店で大量の着物をかき分けながら探すのが私の月一の楽しみなのです。


昨今はイエベブルベなんていう言葉で色を選ぶのさえ困ってしまう方もちらほらお見かけするのですが、指標にするならまだしもなんだか呪縛のように感じてしまうことがあります。もっとファッションは自由であってほしいなあと個人的にはおもいます。正直、私は着つけすら危ういです。和洋折衷のコーデを受け入れ難い方もいるでしょう。どうしても着たい着物が天気に合わず時々恥ずかしいくらいに汗ダラダラになったりしています。それでも楽しいです。

このnoteを読んでくださるお洒落な皆様にこんなことを申すのは無粋と承知の上、ですが敢えて書かせていただきます。皆様もどうか人の目を気にせずおめかしライフを心から楽しんで。私もこれから色々な着物のコーディネートを楽しんでいきたいです。
季節が移ろうのは目まぐるしいですね。季節とともに衣類も移ろう、それもまた一興ですが。また通信簿をお送りします。それではまた。

信楽焼の箸置きを魔改造した帯留め。
diy要素が高いところが着物の楽しみのひとつでもあります。

着ないワンピースを半衿にリメイクしたり、レジンで帯留めを作ったりとやりたいことがたくさん。
しばらく小物制作が捗りそうです…!
夏着物デビュー。
着物はほとんど祖母のお下がりか近所のリサイクル着物屋さんでお手頃価格で購入したもの。
下駄や帯締め等の小物も近所のリサイクルショップで数百円とか。
銘仙のお着物、なんと1000円ポッキリ。
アンティークのお着物は高身長の私にはサイズに困ることが多々ありますがたまたまピッタリのものを発見。
アンティークのレースのブラウスを仕込むのが好きです。
夢二の浴衣にステンドグラスのような半幅帯を合わせました。夢見る女の視線の先には美しいステンドグラス…という設定。レースのグローブやヘッドドレスなどは暑さが引いたら取り入れていきたいです。

足元は歩きやすいように足袋ソックスと仕事用の事務サンダル。都内は歩くのが大変ですからね。おしゃれは我慢…と私は思いません。やはり楽さもだいじなわけです。

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