ドラえもん「ひみつ道具」究極の一択
ドラえもんの「ひみつ道具」の中から何かひとつ、出してもらえるとしたら――
まぁブログなどでありがちなクエスチョン。携帯会社のCMにも登場してくるあたり、おそらく「タケコプター」や「どこでもドア」が人気を集めるのだろう。したがって、以下のアイテムを挙げる人はわりと珍しいかもしれない。
「人生やりなおし機」
その名の通り、自分の行きたい年齢のときまで遡って、そこから新たに人生をやり直せるという代物。のび太はコレを上手に操れなかったけれども、使いようによっては、実にロマンに満ちたひみつ道具ではないか。
当機を使って、私は男子校に入学する前‥‥受験のときまで遡って人生をやり直したい(笑)。今度は親の反対を押し切ってでも共学の道を選択する。共学に通っていたら、とうの昔に結婚して家庭を持てていたかもしれないし、いや、今と大差のない生活を送っていた可能性もあるが、少なくとも「絶対数」の問題で男子校に通うより、その確率は高まった。
なので、本当なら「もしもボックス」も用いて『共学に通っていた自分』をを確認してから戻れればベストなのだが、それは反則だ(笑)。「人生やりなおし機」で一発、人生の再トライを賭けてみたい。
ところで先日、またしても現れた列車内で刃物振り回し男。仕事がうまくいかなかっただの付き合っていた彼女と別れただの、彼を凶行に走らせた確かな要因は、今の時点では分かっていない。
気になったのは、犯行前に渋谷の街を闊歩していたという動画。私が思ったのはたとえばこのときに、万が一、逆ナンか何かされるなりして新たな恋人候補を見つけられたとしたら‥‥。彼は凶行を思いとどまったのではないか。
ヒトの人生とは、本当にほんの些細なことで変わったりもする。そういった他人からしたら何でもないことで、暗い気持ちが前向きになれたりもする。どこにも目を向けられず「そのまま」突っ走ってしまった彼を哀れに思う。
生きていれば必ずイイことがあるとは言わないし、筆者がそれを口にしても全く説得力を持たないが(笑)、ここまで生きていられたのは、瞬間瞬間でイイことが起こっていたのだろう。きっと。
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