人生すら左右する高校(学校)選び

定期的にSNS内検索で「男子校 後悔」などのワードを打ち込み「同志」を探している、私......

といって、別にそこでアクションを起こすわけでもなく、自分のように悔いている人を見つけては安堵するという、ただそれだけのことなのだがw

しかしながら、こういった輩が後を絶たない。個人的な感想からすると女子校に通っていた者よりもその人数は多く、常に「更新」されている印象だ。今の季節だと真っ盛りな高校野球も、彼らの後悔を加速させている。

共学校のチアリーディング部、かわいらしい女子生徒が熱心に声援を送る一方で、もう片方が男子校だった場合、カメラが向けられるのはむさ苦しいオトコ共と、球児の父兄と思われる、わずか数名の女性たちだけ(笑)。そうした、なにげなくとらえられた風景も、ナイーブな彼らの心は甚く傷ついてしまう。「俺の青春はいったい何だったのか」と。‥もっとも、やっている当の球児はそれどころではないだろうけど。


追い打ちをかけるようですまないが、実に耳の痛い記事を見つけた。サンデー毎日で連載中の「信じる者はダマされる」。マツコ・デラックスと中村うさぎが読者からの問いに答える形の読み物なのだが、そこにこんな投稿が寄せられていた。概ねこのような内容だった。

【中学生の息子が(自分に似ず)モテて困っている。高校に入るまで勉学に集中させる意味でも恋愛禁止にした方がいいのでは】

対する、中村うさぎの回答が的を射ていた。一部を抜粋する。

中学や高校あたりで、セックスも恋愛も禁止だなんて教育をされたら、女性に対する免疫が一切ないまま成人して、女の扱いを知らない、かえって駄目な男になっちゃうわよ。せっかくモテるんだから、ちゃんと女の子の扱い方を学びなさいと、そういう教育を息子さんにしてあげなさいよ


本当にそれ。後半部分はどうでもいいが、前半部は「まさに」といった感じである。筆者もここで何度も記してきたが、その「扱い方」とやらを知らずに育って、その後、苦労を強いられた。そうした環境が男子校は、まるで当たり前かのように在る。

勉学に集中できたおかげで「高学歴」は手にできるかもしれない。しかし、これと引き換えに異性との出会いがなく、恋愛経験を積めず、幸せな結婚生活を送れないまま一生を過ごすことになるのだとしたら‥‥それでもイイ人生だったと言えるだろうか。

筆者が改めてここで言いたいのは「男子校=恋人ができない」ではない。共学に行ってもモテない奴はモテない。そんなコトは言われないでも解かっている。男子校では、異性の扱い方もしくは接し方・向き合い方を知れないのが一番の痛手であるのだ。まず第一にそこを理解すべきだろう。


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