ICT化に向かう医療介護業界、変化を嫌う上層部

2024年の診療報酬改定や介護報酬改定にて大きく舵を切ってきたと感じるのは、
【ICT化】

前提として、これまで取り沙汰されていた「IT化」とは、コンピュータやソフトウェア、アプリなどの情報技術のことでした。
対して今般の業界用語として挙がってくる「ICT化」とは、メールやチャットなど通信技術を駆使して、人と人がつながる情報通信技術を使い、情報共有や離れた場所でもタスクを共有できる技術として、使われています。


今回の報酬改定は、この「ICT化」について、かなり大きく盛り込んだ内容である。
つまり、医療・介護の「変化」に大きく踏み切ってきたわけであります。
まぁ、今後、少子高齢化のもと、15歳から65歳までの生産年齢人口は減少の一途をたどり、働き手がいないという将来を見据えてのこと。しっかりと考えられた改定であると感じています。
私自身、38歳とまだまだこれからの年齢であるので、このような改定は大賛成です。

が、しかし、、私は大変なことに気付いてしまったのです!!

私が働く法人の上層部は、、、経営者や理事・マネージャー含め、全員が50歳OVER。
本部の幹部クラスになると全員が60歳OVER。。。
IT化なんて夢のまた夢、令和のこの世の中で、手書き書類のオンパレードとゴリゴリの昭和感→ここはあえて“レトロ”としておこう。

そんな経営者層に『ICT化』なんて言葉を口にしたところで、そりゃ理解できません。

さらには、、、

法人の規模は大きくなるが、運営の仕方は私が入職した16年前からほとんど変わってないので、船の大きさは1000人収容規模の客船にはなったが、動力は手漕ぎで、働いてる人間がオールを持ち、必死に船を動かしているような状況です。

あまりにも規模が大きくなってしまったが故に、もはや簡単には変われないのです。
本来なら、手漕ぎボートからヨットぐらいの規模感を持ち始めたぐらいから、少しずつIT化に向きを変えなければならなかったはずです。
その段階であれば、まだまだ容易に対応できたでしょうが、もはや手遅れに近い。
やっちゃってます・・・


話を戻しますが、今回のテーマでもある、

変化を嫌う上層部とは、、、どういう意味か。

今般、よくTVやネットでは「老害」というワードが飛び交うようになってきました。
「老害」とは、老人による害・硬直した考え方の高齢者が影響力を持ち続け、組織の活力が失われること。とされていますが、簡単にいうと、世代交代や新陳代謝を拒む高齢者層といったところでしょうか。

そのような人間が変化を拒み続けることで、新たな風は生まれず、ず〜〜っと昔のやり方を踏襲し、そして職員は疲れ果て、やめていく。
新たな職員が入っても、すぐにやめていくので、残っているのは老害たち。

この負のスパイラルが構成されている福祉系の職場は多いのではないでしょうか?


ここで注目したいのは、イエール大学助教授の成田悠輔先生(◯⬜︎眼鏡でお馴染み)が発言し、炎上したあのパワーワード

高齢者の集団自決

高齢者は、老害化する前に集団自決・集団切腹みたいなことをする方が良い。
と、発言し、国外にも広がったことで有名です。

ただ、この集団自決という言葉には、早く◯んだ方が良い。と言っているのではなく、高齢化する政治家やタレントはしっかりと定年制みたいなものを作って、一定の世代交代ができるよう「引退」するべきだ!!と言っているのです。
この言葉には、激しく同意します。

昔からのやり方を続け、新しいことを始めることのできない方は、早く自らの意思で退いていただく方が、新たな一歩を踏み出せるのではないでしょうか?

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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