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人は強いものよ、とても強いものよ


大好きな春になって、
急に暑くなって、
夏が来たかと思えば、
また寒くなってヒーターを付けたりしてる。
不安定な気候。

あったまったり、つめたくなったり、
そんなこんなを繰り返して
今年の春は過ぎていくのかしら。


安定している事がしあわせなのか。
しあわせとは安定している事なのか。
そもそも何がしあわせなのか。
そもそもしあわせが全てではないのか。

分からない。
ここ1ヶ月、頭の中がぐーるぐる周ってる。
周ってる割には答えに辿り着けない。
見つけ出せそうで見つけ出せなくて、
そもそも見つけたくないのか、
見つけるのか怖いのか。

赤裸々な思い。
他人に話せない心の中の事。
自分しか知らない様々な気持ち。感情。思い。


物事はいつも変わってく。
時も人も物も価値観も、全て変化していく。
諸行無常。


わたし自身も変わっていく。
こころも身体も考えも。
わたしを取り巻く環境も、人物も。

変化を受け止めたい。
変化に対応できる人でありたい。
受容できる人でありたい。
時間がかかっても、
ちゃんと前に進める人でありたい。

社会人になってからCoccoの曲に
ハマったけど、
今日また久しぶりに聴いた。
今の感情に合ってる曲を、
わたしはいつも選択して聴くようにしてる。
ちゃんと音楽がこころに染み入るように。
ひしひし浸れるように。


"強く儚い者たち"はCoccoの曲の中でも
とても有名だけど、
とても読解が難しいと思う曲のひとつだ。

おとぎばなしのような可愛らしい表現が
散りばめられてるんだけど、
歌詞自体がとても残酷なのだ。

"だけど飛魚のアーチをくぐって 
宝島が見えるころ
何も失わずに
同じで
いられると想う?
人は弱いものよ
とても弱いものよ"

今、自分の置かれている状況や
悩んでいる事。
なんだかこの歌詞の全てが当てはまってる
気がして、
ヒントをもらえたような、
ハッとさせられるような、
そんな感覚に陥って、
思わずnoteを書き始めた。


人は弱い。軸がありそうでない。
あっても折れてしまう時もある。
人の心は変化する。
環境も他者も変化する。
この歌は"変化"に対する重要な事が
うたわれてる気がする。


"きっと飛魚のアーチをくぐって
宝島に着いた頃
あなたのお姫様は
誰かと腰を振ってるわ
人は強いものよ
とても強いものよ"

人は人を忘れる。
忘れる事ができる。
忘れる能力がある。
変化に適応する事ができる。
変化に適応するということは、
前に進むということだ。
前に前に進むこと。
人は1人だけを愛するわけではなく、
複数の人を愛する事ができる。
その事が時にとても残酷な結果を招く。

変化していく事、変化を受け止める事、
過去に支配されず、過去を忘れる事、
新たな愛を求める事。
人は強いもので、それができてしまう。


人は強いもの。
そして儚いもの。


この言葉に、すべてがあるような気がした。

人間、恋人、愛、結婚、浮気。

人というものはとても弱い。
人の持つ心はとても弱くてか細くて儚い。
愛なんて恋なんて心の動きなんて、
本当に儚い。


人は変化していくもの。
変化するということは当たり前のこと。

こころはすぐに揺れてしまう。
自由になった魂はすぐに
別の愛を求めて旅に出る。

人は強いものよ、
そして儚いもの。


わたし、この歌に出会えてよかったな。

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