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左右分離型のキーボード(7sPlus)を作った

最近本格的な肩こりになってしまった。原因のひとつはデスクが狭いせいもあって常に縮こまった姿勢だからだろう。なので、ゲームをするときはキーボードをずらし、まっすぐWASDキーを押せるようにして負担を減らしている。

だが、普段のタイピングはキーボードを元の位置にして、腕を内側にたたむようにしてしている。たぶんこれがいけないのだろうし、ゲームをするたびに位置を移動させるのも面倒だ。

それで調べてみると真ん中から左右に分離できるキーボードがあるらしい。肩が開いて楽にタイピングできるという。さっそく実機を見に行ったが、在庫がない。ネットにも在庫がない。うーん…。

さらに調べてみると自作キーボードという選択肢が。価格も高くなるし作るのも大変そうだが、元々既製品を買う気になっていたのでやってみることにした。

色々機種があったがなるべく今と配列が変わらなさそうな7sPlusというキットを選んだ。

他にも必要な工具類とキースイッチも調達。全部そろってさっそく組み立ててみた。が、これがなかなか大変。

部品の中にネジが入り込んでいると気づかずに取り付けたり、スタビライザーの爪がはまっていなかったり、片方が反応しなかったり等々。
計3回は分解と組み立てを繰り返した。

Webに組み立て説明書があるのだが、それには載っていない注意点で引っかかった感じだ。

色々つまずいたがなんとか組み上げキーキャップをはめて完成。ちなみにキーキャップは以前紹介したコーヒーネコキャップだ(↓)

で、完成したのがこちら

初の自作キーボード

真ん中からパカッと分離している。この幅を調整することで腕を内側にたたまずとも開いた状態でタイピングできる。

一つ残念なのはお気に入りのネコスペースキーキャップが使えなくなったこと。

長さの関係で使えなくなったお気に入りのネコキャップ

分離型なのでこれは仕方ない。どこかに飾って愛でることにする。

左右の拡大画像も載せておく。

キーボード左側
キーボード右側

LEDが付いているがこれは後の設定で消しておいた。隙間から光が目に直撃するためだ。

なお、自作キーボードなのでキースイッチも自由に選べる。今回はGateron Milky Yellow Switch Black Bottomというのを選んでみた。たぶんGateron 黄軸と同じだと思う。

このスイッチは大人気のCherry 赤軸より重く、個人的お気に入りのCherry 黒軸より軽い特性だ。使った感想はすごくなめらかでちょうどいい重さ。黒軸が少し重く感じるようになってきたので、それより少し軽いこのスイッチはとても快適。

今回の自作キーボードキットは4Kモニターに次ぐいい買い物だったと思う。今月はAmazon プライムセールもあり色々散財してしまった。来月は緊縮財政でいかないと…。

結論として今回の自作キーボードはおすすめ…といいたいところだが、正直に言うとおすすめできない。というのも、ある程度技術力が問われるからだ。

キーボードの構造や電子工作(主にハンダ付け)、道具の扱いなどがある程度以上理解・出来る人でないと完成しないと思う。全くの初心者であればなおさらだ。

というわけで、個人的にはすごくいい物だが誰にでもおすすめできるものではないと言っておく。もし、興味を持って作りたいとなったら過剰なほど情報収集をして、ハンダ付けの練習などをしてから臨む方が良いと思う。

それでは今回はこの辺で。

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