カオチェーというタイのぶぶ漬け

モーンの人権問題に抗議したクレットの観光広報が屋台料理の広告をYoutubeに出していたので、モーン料理は何かないか聞いた。カオチェーだという

https://youtube.com/shorts/JV_2UhY96k8?si=b3LSjUFrka_SGbkf

ソンクーランもすぎて在タイ日本人の間でもカオチェーがXで話題となっている。カオチェーとは冷たいジャスミン茶のぶぶ漬けのことである。肉の田麩や甘い黒豆を高槻の上でいただく。クレット島では来客時にモーンの陶工らと食べる昼飯である。もしもともとモーン料理ならば、やっぱりシャムの文化・歴史が1番だと考える:シャムの国粋主義を伴うタイ軍政の歴史教育が影を落としているのかもしれない。なぜならいくつか国史観念の政治問題でモーンの「先住性」が否定された事例がある。サンカロークの窯跡からモーンの窯の技術が利用されてきた証拠は出ているのに「カンボジア」の陶器と表記されていた。あるいはナコンパトムの仏塔のようにバンコク都市部に住む彼らもイサーンのモーンと同じく先住民であるアイデンティティを否定してきた。バンコクでは「モンはビルマ人」という差別発言が日常的に耳にする。関野吉晴先生の学会へ行った時に国連で活躍するあるブラジル先住民活動家が都市部のブラジル先住民でもたとえいったん逃げて戻ってきたとしても先住民として認めるべきだと言っており、モーンについて尋ねても同等の権利があるとは言っていた。



歴史や文化を見る時は多角面に見ないといけませんね。とくにかつての日本のような軍政の国史観があるタイならなおさら気をつけないといけませんね


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