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良いと思ったら買っておけ。おすすめ入院グッズ☆ベッドサイドバッグ

今日は買ってはいないけど、良かったものの紹介です。

バッグの中身をまとめるバッグインバッグを探していた頃、Amazonで見かけたのがこれである。

ベッドサイドバッグ

ベッドの転落防止バーに引っ掛けて使うバッグだ。


これを考えた人は天才だ!


目をつむって想像してみよう。


あなたは開腹手術を終えた入院患者です。

全身麻酔が終わり、痛み止めの点滴を打ちながら後集中治療室で一晩を過ごしました。

寝返りはうてません。
点滴やら、測定装置やらの管が体のあちこちについているので、怖くて体が動かせないのです。
手術が無事に終わったことに安心しつつ、寝たり覚めたりしながら、うとうととしているといきなりベッドの回りの遮蔽カーテンがガラッと勢いよく開きます。

朝です。

ぼんやりとした状態で、執刀医の術後回診を受けた後、集中治療室から病室への移動が決まります。

この時、あなたに最大の試練が訪れるのです。

あなたが今身につけているのは、レンタルした手術着です。

看護師さんに体を拭いて貰った後にパジャマに着替えて、病室移動するためにベッドから車椅子へ移らなければならないのです。

健康な体ならなんてことのない動作なのだけど、お腹を切っているとこれが、悶絶苦行に早変わり。

よし動くぞと身を起こしかけて、腹部からの激痛に息が止まります。

痛みを拡散しようと息を吸って、無意識に腹に力を入れてしまったら、更なる強烈な創痕の痛みに襲われ、地獄の苦行を体験することになります。

手術中、手術直後は麻酔が効いて感じなかった体の痛みを、一気に味わうことになるのです。

これが術後の患者が体験する最初で最大の激痛です。

看護師さんは患者の苦悶を軽くいなし、手際よく手術着を引っぺがして清拭してパジャマにきがえさせ、車椅子に乗せ替えてくれます。

経験したことのない腹部の激痛にこれでもかこれでもかと揉まれているうちに、あっという間に病室に運ばれベッドに横になっています。

ほっとしたのも束の間、あなたに次なる試練が訪れます

スマホです。

病室ではやることがないのでとりあえずスマホでも見ようかと思っても、スマホが手元にない。

看護師さんは患者の荷物はとりあえず、ベッド横のテレビ付収納チェストに置くのです。

気が利く看護師さんなら、スマホを枕元に置いてくれるのだけど、
そうでない場合は自分で荷物を取らなければなりません。
もし仮に手元にあったとしても、そろそろ充電が不味いことになっているはず。

チェストから荷物を取るためには、体を起こして手を伸ばさなければならないのです。

身動きとれない高齢患者さんや重症患者さんはナースコールボタンを押して助けてもらってもよいでしょう。

でもあなたは、そこまで重症ではないし、足腰弱った高齢者でも無い。

看護師さんには頼めない。

出来ることはやらないとリハビリになりません。
入院とは、退院後にきちんと自分で生活できるように療養しながら訓練をする期間なのです。

決死の覚悟で身を起こします。
そして地獄を再び経験することに……。

えっこれ、物を取るたびに地獄の門をくぐるの?

自分の枕元に置いておけば問題ないのだけど、
枕元に乱雑にものが散らかっていると気が休まらないではないか。

はい、ここで冒頭に戻る。

ベッドサイドバッグ

これを考えた人は天才だ!

体を起こすこと無く、身の回り品を簡単にとることができる。
ペットボトルも入れておけるし、貴重品もスマホも充電器もタオル、ティッシュ、筆記具ノート。
入院中の時間つぶしのものをさらっと入れておける


これがあれば入院しても怖くないぞ!

バッグインバッグ代わりに買っちゃおうかなぁ。
もし万一入院することがあったとき使えるし!


でも、まぁ入院なんかそうそうすることないか。
この商品を覚えておいて、入院が決まったら買おう。

とここまで考えて、アマゾンの欲しいものリストに追加したのは、2022年4月のことだった。



この5ヶ月後

わたしは、胆嚢炎を拗らせて緊急手術することになる。

腹痛で病院に行って4時間後に胆嚢摘出手術を受けることになったのだ。

緊急すぎてAmazonで注文する時間なんてなかった……

いざという時には間に合わないのである。


結論、良いと思ったものは買っておけ



追伸 転んでもタダでは起きない


荷物はベッド脇にバッグを引っ掛ければ取りやすいということを瞬時に思い出し、買っておけばよかった!!と入院が決まった時は本当に後悔したけど火事場のくそ力的に脳をフル回転して、瞬間的に代案を出した。

手術室に入る前に、付き添いの友人にS字フックを持ってきて欲しいと伝える事ができたのだ。

手術翌日ナースステーション経由でフックを受け取り,病室ベッドに移動した際に、看護師さんにバッグをフックに引っ掛けてもらった。

おかげで、腹筋使って痛みに苦しむ回数が減り、快適な入院生活を送ることができた。


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