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新卒から住んでた会社からのお引越し

新卒から10年以上勤務していた会社から『お引越し』してみることにした。
人生で数えるくらいなのだから、残しておこうではないか。

筆が進まない。アウトプットをさぼったツケだ。
ゆっくりと育てていこう。犬小屋プレハブ版 サグラダ・ファミリア。

総論


苦味は含みつつ、楽しいな。


感情を分解する

活動が有益かどうかは一旦後回しで、感情面ではどうだったか?ほんの少し分解して見てみると、こうなった。

【楽】
 ・これだけ自分に興味もって聞いてくれることってない。
 ・面接合格すると、ステージクリアするような感覚がある。
 ・行動することで、人生と向き合って「生きてる感」を得られる。

【苦】
 ・答えは自分の中にしかないので、迷い続ける。
 ・自己の考えを整理するの時間もかかり、土日が吹っ飛び、しんどい。
 ・面接はやっぱり緊張する。


就職活動とほぼ同じ感覚ではあるが、かなり前向きな活動であったため、「生きてる感」は新たな感情だったな。


活動のすゝめ

 有益かどうか?を振り返ってみよう。結論、有益だ。
 どういう面で有益で、オススメするのかを書き起こしてみよう。

キャリア棚卸し

 活動することで、点を線に、線を面にする活動を推進することができた。

 もともと、振返りや計画することは好きな性分だが(※旅行はまた別)、長期にわたる整理はしてこなかった。やったとしても、半期の振返りとそれを踏まえた次半期にやることで短期的な計画、つまり、定点だけを打ち込むような活動に留まっていた。しかも、その次半期にやることは、現業務から逆算した「決まり事」を文書化しただけに過ぎないものだった。

 どんな業務を、どんな立場で担当し、どんなスキルが身に付いたのか。どんな成功・失敗経験をして、どんな想いでその行動を選択したのか。過去を深堀していくと、タイムマシンに乗りたくなる気持ちになるが、残念ながらまだ乗れそうにないし、その経験もまた今の自分に繋がっているので、真摯に受け止めよう。乗ったことあるよ、という方がいれば、こっそり連絡してほしい。酔い止めを買って、いつでも乗れるようにしておこう。

 特に、経験から何を学び、次に繋げるか?成功した要因はなにか?という振返りは、今まさに実施してる業務への強力なフィードバックになる。
 また、とある面接で技術面接もやっていただき、自己の未熟さを痛感して、感謝の念を覚えた。

 ✔ 何ができて、仕事する上で大事にしたいことを明瞭にできる。
 ✔ 今後やりたいことの輪郭をよりシャープにすることができる。


それっぽい市場価値を知る

 一定の価値は図れると思う。かつ市場がどんな人材を欲しているのかも肌で感じることができる。ただし、あくまでもそんなのは『それっぽい』としか思わない。相当の大企業バイアスはあるし、所詮は個人が自己満足で記載・話した内容でしか判断できないのであり、鵜呑みにしてはいけない。かつ、自己が求める特定企業や業界に対する総合的な評価でしかなく、マッチするところにアプローチしているだけである。
市場価値というよりも、「適合確率」くらいの方がしっくりとくるかもしれない。

知見が広がる

 多様な企業のビジョンや事業内容を知る機会としてちょうど良い。ある程度、限られた範囲での活動ではあるものの、VUCA時代、品質よく(プロセス・サービスの両面)、スピード感をもちビジネスを継続するためのキーワードが共通してみられた。

 ・アセット 
   ※スピード感もち、誰でも一定の水準のものを提供できる仕組み。
 ・斜めの繋がり(業界横断=組織横断)
   ※複雑度の高い課題に対して、多様な能力・技術で真の解決を実現。

 また、スタートアップ含めて、ビジョンやCEOの経験・人柄なども知ることができ、刺激になることが多かった。その世界感に共感でき、ゾクゾクする経験も得難いものだと思う。

人生にゾクゾクを!


活動プロセス

だいたいの活動スケジュール

 活動期間は、3ヵ月と少し。転職としては一番オーソドックス。
 ・2月初:転職サイトへ登録(活動開始!)
 ・2月中:職務経歴書ブラッシュアップしつつ、カジュアル面談開始
      キャリアプランを真面目に考える(答えはすぐに出ない)
 ・3月中~3月末:カジュアル面談一通り終了し、一次面接開始
 ・4月 :面接本格化
 ・5月 :内定受領・オファー面談
 ・5中 :会社へ転職報告

活動として、これ良かったなという点

・キャリアプランをガチガチには固めない。
 ・これは人や業界に依存すると思う。けど、VUCAな時代にガチガチにすると柔軟性がなくなり、ガラスのように壊れてしまう気がする。ゆるりと設定した。

・ダラダラと活動を続けなかった。
  ・これ以上長引くと、時期を逃して転職しないってなる可能性も

・エージェントさんを複数用意した。
 ・1人だとやっぱり不安。色んなアドバイスや得意領域もあるため、複数は持った方が良い。ただし、あまり多いと情報共有(企業の選考スピードを併せてもらうためには情報共有は必須)が大変。

・同僚にオープンにした。
 ・自分のキャラだからよかった面。活動がやりやすくなった。感謝。

・Notionに情報を集約した。
 ・どこからでも参照できるし、後で見返しやすい。

・勤務しながら活動した。
 ・精神衛生がとても良い。

こうした方がよかったな点

・面接合格のための深堀が少し多すぎた。
 ・自分が本当にやりたいことを二の次にしてしまった時期がある程度あった。多少はあっても良いと思うが、途中合格のためだけに考えを巡らすことがあった。

・最後の最後まで絞り込めなかった。
 ・上記が原因なのだろうけど、転職活動の軸を最後まで揺らいでしまった気はする。

とはいえ、とても満足なお引越し準備だった。


決め手の軸

自分は基準と自分の中での重要度を設定し、各社が何点になるのか?ってのを定量化して最終的に判断したな。

 基準 : 自己の重要度 × 各社判定(N)

  1. 面白いサービスかどうか:8点 × N

  2. 働き方・マインドセット・カルチャー:6点 × N

  3. 業務内容:4点 × N

  4. キャリアプラン:4点 × N

自分の中では早々に決まってはいたけど、冷静に定量的にも把握しておきたかった。


これにて一旦この記事はクローズ。

あわあわ…どうしよう