断酒した私がどれだけお酒に依存していたか語る
断酒して戦うコンビニ店長、はまとしです。
30代からダイエット目的でキックボクシングを未経験で始めました。
ハマりにハマって毎年アマチュアの試合に出場しています。
将来の不安とキックボクシングの減量に必要なため、断酒を決意して3年が過ぎました。
酒をやめるって個人差があると思います。もともと節酒ができる方なら簡単かもしれません。
私にとって、酒は簡単にはやめることはできない状況でした。
今回は、どれぐらい私がお酒に対して依存していたか、またやめるきっかけとなったエピソードを語ります。
では、いきます!
学生時代は毎日のように居酒屋に通っていた
10代のころに、ちょっと父兄の飲み会で、一口だけビールを飲んで、あまりの苦さに吐き出したことが懐かしいです。
時を経て、成人式が終わり、大学生だった私は、同窓会もかねて飲み会に参加しました。
そこで、お祝いとしてだされるスーパードライをたくさん飲みました。
また、居酒屋ブームもあり、リーズナブルで飲み放題のお店がたくさんあり、よく通うようになりました。
とりあえず生!的な感じでみなとワイワイあーじゃないこーじゃない言いながら飲む場がとても居心地よく感じました。
それから、将来居酒屋を経営したいと考えるようになり、居酒屋でアルバイトを始めました。
そこでも、バイトが終わった後に、一緒に働いていた年齢が近い学生と空いている居酒屋に飲み歩いていました。
軽く飲んだあとに、近くのカラオケボックスや、スナックに行って遊ぶことがとても学生生活を満喫している感じがします。
居酒屋のバイト先で妻とも知り合い、大学の近くにある、居酒屋によく2人で飲みに行っていました。
学生時代から家でも、毎日酒を飲み、どこかに遊びにいっても酒を飲むといったアルコールにまみれた生活を送っていました。
社会人になり、飲みにケーションという大切さを知る
社会人になり、上司などと親睦を深めるためにも、飲みにケーションは必要だと考えていました。
忘年会や新年会など、一応参加希望をとっていたのですが、必ず出席をしていました。
また、違う部署の方とも、交友を深めて、色々と私自身を知って欲しいと空いたグラスにビールを注ぎに行っていました。
それは、学生時代から剣道部にいた習慣もあり、お酒の付き合いをしっかりしておかないといけないと教わっていたからです。
また、無礼講といって、自分の意見などを言いやすいタイミングでもあったので、私という人間を知ってもらうためにもよく質問をしていました。
バブル時代を生きてきた父も、毎日のように酒を飲んでいて、同じように大学まで部活をしていました。
また、営業職をしていたい父は、よく同僚や取引先の方と飲みに行っていました。
それが、当たり前だと思っていた私は、これが社会で生きていくためには必要なことだと考えていました。
酒という文化に少しずつ違和感を感じていった
急にぶっこんでしまいますが、私の父は14年前にガンで亡くなりました。
葬式にもたくさんの方が来ていただき、どれだけ父が周りの方から慕われていたのかわかりました。
尊敬をしていたのですが、参列していた時に、ちらっと耳に聞こえてきた言葉がありました。
父とはすごく若い時から、飲みに連れて行ってもらい、仕事のいろはを教えてもらったという方の話しでした。
なんとなく、普通の会話のように感じますが、私の家庭では、実は父はほとんど家に帰ってこなかったのです。
営業職をしていた父は、仕事も多忙であまり家に帰ってこなかったため、父と遊んだ記憶がほとんどありませんでした。
別にそのことについて、なにか言いたいわけでもありませんが、もっと子供なりに遊んでほしかったなと正直思っていました。
しかし、仕事のため、家族のためにも一生懸命働いて父にも感謝はしていますが、家に帰ってこなかった理由の一つに飲み会があります。
確かに、仕事も大切ですが、もし酒を飲んでいなかったら、家族にもっと時間を使えたのでは、とその時一瞬頭によぎったことを、鮮明に覚えています。
時代と共に酒やタバコに対する価値観が変わってきた
30代になり所帯をもち、そのタイミングで現職のコンビニ店長として働き始めました。
最初は、職場のオーナーとアルバイトリーダー(年功者)の方とよくスナックに連れて行ってもらっていました。
いまだに飲みにケーションが大切だと思っていた私は、交友を深めるためにもこの機会は必要だと思い、参加していました。
私のあとに、入社した新人スタッフともよく、居酒屋に飲みにいっていました。
あーじゃないこーじゃないなど、語りながら仕事のことを話すことがとても楽しかったのです。
しかし、所帯をもち将来を少しずつ考えていた私は、コンビニのオーナーになる決意をしました。
そのためにも、独立のために資金を貯める必要があったのです。
しかし、私はお酒とタバコの飲みすぎで、貯金がまったくといってない状態でした。
このままだとまずいな、と考えてはいたのですが、それも考えないようにするためにも、お酒を飲み続ける日々を送っていました。
コンビニ店長として、働き始めて4年目経った頃に、オーナーになる話しがでてきた時に、貯金がない私は結局諦めてしまったのです。
もともとオーナーになるために、元アルバイト先のオーナーに相談へ行き、コンビニ店長として働き始めました。
いざ、オーナーになる機会がきたとしても、チャンスをものにできなかった自分に対してものすごく情けなく感じました。
これだけが理由ではありませんが、色々ときっかけが重なった結果、断酒という道に進むこととなっていきます。
まとめ
日本がまだバブルで裕福で、健康など気にしない世の中だったら、私はお酒をやめてないと、むしろ断言できます。
それぐらい、私にとってお酒は生きていく上での、楽しい時間を他の方と共有できた、良き思い出になっています。
しかし、現実問題生きていくため、何かを得るためには、何かを失わないといけません。
酒やタバコをやめていったのも、コロナの時期だったというのもあり、タイミングもよかったと思っています。
今でも正直、酒を飲める環境であるのなら、仕事終わりにクイっと飲んで寝たいという気持ちはあります。
ただ現状、今私がやるべきことは酒を飲んで、時間をムダに過ごすことではありません。
家族との時間を大切にし、将来のために貯金をして、一番大切な健康状態を維持することが必要なのです。
そんな、お酒が大好きだった私でしたが、所帯をもってとうとうお酒をやめるまでに至りました。
これからも、断酒という道を進んでいき、今の人生を楽しみたいと思います。
では、またねー!
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