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【横浜DeNA】6月時点でのドラフト指名予想【ドラフト2023】

現在6月チーム状況から、今年の指名方針を考えたり指名予想をまとめてみました。
この予想記事は毎月投稿していきます。
5月の指名予想はこちら

指名方針

最重要補強ポイントは変わらず 宮﨑の後釜候補

5月時点の指名方針でも挙げたが、最重要補強ポイントはやはりサード、宮﨑の後釜だ。
今季のDeNAが好調の要因は宮﨑の活躍が大きく、逆に言えば宮﨑が離脱したり調子を落とすと一気に得点ができなくなる。
3番打者の宮﨑がスタメンから外れる日は1番の佐野を3番に移しており、それによって1・2番が攻撃の起点になりづらくなってしまう。
またサードも宮﨑以外だと現状では京田・柴田が入り、ショートに大和が入る形なので、守備力はともかく攻撃力の低下は確実だ。

宮﨑は現在6年契約中で今年は2年目だが、現在34歳ということを考えると、最終年の4年後には38歳になってしまう。
この年齢までサードのレギュラーとして出続けるのは非常に難しい。
今年高校生のサードを指名したとすると、3年目までには宮﨑の後釜として1軍に定着してもらう必要があり、かなりタイトな育成期間になる。
大学生や社会人なら3年以内に1軍定着する可能性は高いため、宮﨑の後釜確保を指名するなら大学生・社会人の内野手になるだろう。

大学生内野手は去年林を獲得したが、今回求めるのは宮﨑と同じスラッガータイプなので、林とタイプが被る心配はない。
優先度を考えれば、1位~上位以内で指名する方針になるだろう。


即戦力か素材型かで迷わず、良い投手を指名か

投手指名については意見が分かれるところだ。
先発投手は欠けてはならないポジションで、ドラフトでも継続的に指名すべきだが、即戦力として考えられる投手にするか、育成期間を設けて好素材の高校生投手にするか、判断が難しい。

先月の指名方針でも記載した通り、今オフにDeNAは最大3人の先発が流出する恐れがある。
FA権取得の石田、MLB挑戦濃厚の今永、MLB復帰の可能性があるバウアー
この3人が一気に抜けると、先発投手の戦力ダウンは避けられない。

彼らの穴を埋めることができる先発の登場も期待したいが、今年2年目の小園健太はまだ球速が上がってこず、2軍でも安定してるとは言い難い。
深沢にしても来年すぐ1軍ローテ入りできるかと言われれば難しい。
去年ドラフト2位の吉野、一昨年ドラフト2位の徳山もまだ2軍で苦戦している状態で、見通しがたたない。

現状だと来季1軍先発は東・平良・ガゼルマン・大貫・濵口・バウアー(or新外国人)までは考えられるが、7番手以降は上茶谷・坂本・入江・石川らを先発復帰させるか、小園・吉野・徳山の台頭を期待するしかない。
こうして現有戦力でやりくりすることもアリだが、それでは厳しいと判断すれば今ドラフトで大学生・社会人の先発指名が必要だ。

なので今年は単純に実力や将来性をひっくるめて、総合力の高い投手を指名する方針になると考えている。
ある程度、投手寄りの指名になることは仕方ないが、指名枠を使って投手を充実させたい。
即戦力・素材型問わず、将来的に最も活躍する可能性が高い投手を指名することがベストだろう。


両翼候補を良いところ獲りしたい

重要な補強ポイントは上2つの「宮﨑の後釜」と「次世代先発投手」で、ここさえ確保できれば、他の指名はそこまでこだわりを持つ必要は無さそうだ。
今のチーム状況だと1軍主力は安定しているが、控え選手の手薄さが目立つため、控え選手の中で競争意識を煽らせたい。

控え選手に足りないのは打撃力で、主力が離脱すると打撃力が大幅にダウンしてしまう。
それならポジションをあまり考えず、打撃力の高い選手を確保していった方が、競争意識が高まるはずだ。
DeNAの場合、宮﨑・関根・佐野・楠本ら下位指名の野手が台頭しやすいので、こうした打撃力の高い選手を探した方が良いだろう。

指名方針まとめ

指名方針をふまえて、各ポジション別の指名優先度と予想順位をまとめた。

最優先は大学生・社会人の内野手で、1位もしくは上位指名と予想している。
宮﨑の後釜・将来の三塁のレギュラー候補の獲得のためだ。

続いて優先度が高いのが先発投手で、オフの先発移籍に備えて大学・社会人投手の指名が必要だ。
即戦力の先発だけでなく、将来に向けた指名も必要で高校生先発も優先度を高くした。

この他では即戦力左腕のリリーフも欲しい。
良い投手を指名できれば坂本・石川ら左腕リリーフを先発転向させることができるため、これも先発強化に繋がる。

下位指名では内外野問わず打撃の良い一芸選手を指名したい。
宮﨑な佐野のような掘り出し物を獲得できれば、将来に向けて大きな投資になる。

捕手は今回指名見送りが濃厚だろう。
戸柱がFA権を取得しているが、来年34歳になるため嶺井のように移籍する可能性は低いと考えている。
あるとしたら高校生捕手を育成で指名するぐらいだろう。

2023年6月時点の指名予想

上記の方針をもとに、現時点で指名を予想してみた。
尚、ドラフト候補の認知を広めるため、前回5月の予想で挙げた選手は今回では1人も入れていない。

本指名

1位 熊田 任洋(遊撃手・早稲田大)

2位 古謝 樹(投手・桐蔭横浜大)

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