見出し画像

【横浜DeNA】京田陽太は遊撃手のレギュラーを獲れるか?

今季オフ、DeNAと中日で注目を集めたトレードがされました。
中日で1年目~昨年までの5年間ショートのレギュラーとして活躍した京田選手と、DeNAで通算269登板し、中継ぎ左腕として活躍した砂田投手のトレードが行われました。

京田は去年まで中日の不動のレギュラーで、特に守備の要の遊撃手で抜群の守備力を誇っていました。
この京田を獲得したことで、DeNAの来季遊撃手はいったい誰がレギュラーになるのか、気になる人も多いでしょう。
なので京田選手とDeNAの他の遊撃手を比較して、レギュラーを獲れるかどうか考察してみました。

京田の成績評価

打撃成績は低下も出塁・長打の割合が増加

京田は入団1年目に1軍で141試合に遊撃手で出場し、あっという間にレギュラー遊撃手として定着して、新人王を獲得しました。
その後も中日の遊撃手の不動のレギュラーとして定着しましたが、その中での打撃成績は打率.250前後で、最も良い年が打率.264なので打てる選手とは言いづらい成績です。
その打撃も今季は悪くなってしまい、打率は1割台に落ち込んでいました。流石にここまで打率が落ち込むと1軍で起用するのは難しくなり、43試合の出場に留まりました。

ただ、京田は年々出塁能力が上がってきていています。
出塁率-打率のIsoDは今年が最も高く、四球/三振のBB/Kも1番良いです。
また長打も減らさず、毎年複数本塁打を打ててるのでパワーの衰えは無いですし、当てに行く打撃にもなっていません。
なので今後も今の内容を維持しつつ、打率を上げることができれば、キャリアハイの打撃成績まで結果を残すことも可能になるでしょう。

レギュラー級の守備を取り戻せるか

守備面は京田の長所で、1年目から遊撃手の守備指標はとても良いです。
守備範囲が広く、三塁側・二塁側のどちらも幅広くカバーできますし、捕ってからの送球も素早く安定してます。
肩がおもいっきり強いなど、身体能力頼りというわけではなく、読みや技術などが高いレベルの守備と言えます。

ですがこの京田の守備が、2022年は何故かとても調子が悪くなっていました。
打撃でも成績を落とし、守備も調子が悪く、2022年はどっちも良いとこなしでした。

何故守備まで調子を落としてしまったのか、理由は難しいですが、打撃と合わせて成績を落としたので、技術的な問題よりもメンタル的な部分かもしれません。
京田はまだ28歳で衰えるには早く、しかも京田の守備は身体能力頼りではなく技術が備わっているので、加齢による影響を受けにくいです。
なので環境を変えて本人がのびのびプレーできるなら、また守備指標が改善されて本来の高いレベルの守備力を取り戻せるでしょう。

DeNAの他の遊撃手との比較

ここから先は

1,925字 / 1画像
この記事のみ 残り7/10 ¥ 160

良かったらサポートお願いします!更なる野球分析と優良記事作成に活用させていただきます。