2023年高卒ルーキー前半戦総括
オールスター前のいわゆる前半戦が終わったので、高卒ルーキーたちの状況をまとめてみました。
1軍出場選手
昨季は松川(ロッテ)が高卒ルーキーながら、開幕から1軍に帯同していた。
今季も松川のような選手が出てきたかというと、現時点ではいない。
ただ、既に1軍の試合を経験した選手は何人かいる。
浅野 翔吾(巨人)
3試合 3打数 0安打 0打点 0四球 3三振
山浅 龍之介(中日)
5試合 2打数 0安打 0打点 0四球 0三振
この2人は既に1軍戦に出場している。
2人ともまだ1軍初安打は無く、1軍戦力としてというよりも、1軍を経験させるための起用だったと考えられる。
ただ1軍を経験できたのは、チーム内の首脳陣から評価が高いことを表している。
今後が楽しみな2人だ。
また、出場はしてないものの1軍登録された選手もいる。
松尾 汐恩(DeNA)だ。
1軍の選手入換のタイミングで2日間だけ空いた1枠を活用して、松尾が1軍登録されていた。
試合の流れによっては代打で出場する可能性もあったが、残念ながらそういう展開にはならずに出場できず、2軍に戻っている。
松尾もまた、2軍で結果を残していたので、1軍を体験させる目的で昇格したのだろう。
1軍出場選手はこのような状態で、今のところは殆どが2軍や3軍で育成中だ。
ただ、高卒ルーキーはこの時期だと1軍に上がってくる方が珍しく、現時点で1軍に上がってないからといって、焦る必要は全くない。
2軍投手成績
今年の高卒ルーキーは全体で28名だが、そのうち既に2軍戦に出場しているのは11名だ。
まだ大半が2軍戦にも出場していないが、投手の場合まずは走り込みや身体作り、ブルペンでの投球練習を中心に行うため、すぐ実戦には出てこないことが多い。
すでに出場している投手の中では、森山 暁生(中日)や門別 啓人(阪神)が20イニング以上投げていて、早くも実戦で積極的に起用されている。
この2人は既に身体作りも終わり、どんどん実戦で投げさせていく段階に入ったのだろう。
順調に育成が進んでいると思われる。
この2人以外に、茨木 秀俊(阪神)や齋藤 響介(オリックス)も既に6試合に登板して、実戦経験の段階に入っている。
成績はまだ不安定だが、登板しながら改善していけると楽しみだ。
登板数は少ないものの、好成績を残せている投手もいて、森下 瑠大(DeNA)と坂本 拓己(ヤクルト)はともに4試合の登板で防御率1点台の成績だ。
この成績を維持しつつ、更に実戦を増やしていけると将来が楽しみになってくる。
この他にも登板している投手はいるが、まだ実戦経験が少なく成績も不安定で、後半戦に更に実戦で登板しながら投球を改善させていくことになるだろう。
2軍打撃成績
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