見出し画像

共通テストの英語Reading/Listening、こうやってマスターしよう①【濱川学院英語科】


・英文の読解スピード

共通テスト英語Readingの総語数、2023年度の約6,100語から2024年度は6,300語へと増加しました。これを試験時間の80分で読解する場合、読解スピードは約78語/分となります。(高校生の平均英文読解スピードが約75語/分)しかし、この約78語/分というスピードは「読む」時間であり「考える、解く」時間は含まれていません。実際に「読む、考える、解く」を考慮した場合「約150-160語/分」のスピードが必要となります。ちなみに、共通テスト英語Listeningで聞き取る英文のスピードは「約130語/分」、つまりListeningよりもはるかに速いスピードで英文を読む必要があるということです。

・SCANとSKIM

英文読解の正確さとスピードをあげる方法、それはSCANとSKIMの完成・徹底です。
SCAN(精読):英文法・構文・単語・熟語などを駆使して、英文を構造的に分析すること
SKIM(通読):ディスコースマーカーなどを意識して英文の論理フロー、要旨をつかむこと
この2つを同時に駆使して英文を読解するトレーニングにより、英文読解のスピードと正確さを身につけます。

SKIMとSCAN

この方法を使うことにより、読解すべき英語長文の「*情報をへらす」、「*情報をつなぐ」可能となる、こうやって英語長文の読解トレーニングを続けることにより、英語力は飛躍的にUPします。
「SCAN:文法力・構文力・語彙力」+「SKIM:要旨把握力・論理フローの構成力」+「トピックに関する背景知識」

*情報をへらす
*情報をつなぐ

・ディスコースマーカー(Discourse Marker)

英文読解の際、英語長文全体の論理の流れ(論理フロー)を把握する必要があります。その際に重要になってくるのがディスコースマーカーです。英文はそもそも「文→段落→文章」と論理的につながり成り立つものです。その文・段落のつながりを構成する要素、それがディスコースマーカーです。
論理のつながり方は、①逆接・対比 ②因果関係 ③具体化・抽象化 ④言い換え ⑤追加・列挙 の5つに大別されます。また、ディスコースマーカーの種類は膨大にありますが「接続詞・形容詞・副詞・前置詞・構文」などの品詞に分類できるので、体系的に整理されたテキストをもとに、英文中で新しい表現に遭遇したら随時付け加えて行くことでそのパターンは増えていきます。

・パラフレーズ(Paraphrase)

Listeningの長めのnarration、Readingの長文問題で、問題文で使われた表現を必ずパラフレーズして設問がつくられます。つまり、共通テスト・英検・TOEICという全ての英語試験の設問では、そのパラフレーズ(同義表現の言い換え)の理解が問われています。そのパラフレーズの元となる英文法、語法句法の習得することにより、あらゆるパターンのパラフレーズにも応用できるようになります。TOEIC・TOEFLなどの英語力試験の頻出パターンを網羅したテキストをマスターすること、それが設問に答える「得点力」をつける最短ルートです。
(例1)
This license will be expired at the end of August.(ライセンスは八月末に失効となる)
You can use the license by the end of next month.(翌月末までライセンスを使うことができる)
(例2)
offer a lower price(より低い価格をオファーする)→ discount(ディスカウントする)
different in each season(季節により異なる)→ seasonal(季節の)
take a faster way to get there(そこに着くのに、より速い道を選ぶ)→ shortcut(近道する)


濱川学院:開講講座(2024)


[講座] 高1英語 (Reading/Writing)

共通テスト英語Readingの読解(SCAN/SKIM)に向けた最も重要な土台が英文法です。英文法の各範囲はそれぞれが密接に関連しており、「なぜそうなのか」「どう使うのか」を常に意識しておくことにより、英文法全体の体系化が可能となります。
また「なぜそうなのか」という英文法の本質を学ぶことにより、ネイティブが描いている「世界観・価値観」が見えてくるようにもなります。例えば、”who are you you should talk to me like that?”という疑問文には「怒りの感情」、不定詞・動名詞には「未来と過去・希望と後悔」、また平叙文の”intended to have done” 中には「したかったができなかった」という否定の意味が含まれています。
そのような英文法全体を体系的に習得し、共通テスト英語Readingにおける英文読解力のベースをつくります。
・英文法の体系化
・パラフレーズの養成
・語法句法・英単語(動詞)・熟語(動詞句)・コロケーション

[講座] 高2英語 (Reading/Writing)

英語構文、それは英語長文を組み立てるパターンのことです。そしてその構文を構成するのは、複数範囲にまたがる英文法です。もしその英語構文が丸暗記でしかなければ、その構文がパラフレーズされた時には英文は読解できません。だからこそ、それぞれの英語構文の本質を文法的・語法句法的に理解していることが重要となります。
また、英語長文の70-80%はその構文によって成り立ち、その構文を理解し応用できれば、例えば、構文のはじめに”It is true / Cerainly”などが目に入る時点で、その先に”but/however/in spite of 〜”などの表現/内容がくると予想でき、それによって、英文読解のスピードは格段に上がります。
・英語構文の習得
・パラフレーズの増加
・語法句法・英単語(形容詞・副詞)・熟語(前置詞句)・コロケーション

[講座] 高3英語 (Reading/Writing)

共通テスト英語Readingの長文読解のために重要なのは、英文法・構文・パラフレーズを完全に身につけることです。英語長文読解のキーになる文法事項・英語構文のポイントを体系的・論理的に総合整理します。その後、設問となるパラフレーズのパターンを網羅するかたちで演習を重ね、共通テスト英語Readingに必要な読解スピードである約150-160語/分を達成します。また、関関同立・MARCHなどで多く出題される空欄補充・総合問題などの実践演習を重ね、国立私立や形式を問わない英語力をマスターします。
・英文法の完成
・英語構文の完成
・パラフレーズの完成
・空欄補充・総合問題:関関同立・MARCHレベル
・語法句法・英単語(名詞)・熟語(動詞句・前置詞句)・コロケーション

[講座] 高3二次英語(High)

難関私立大学、難関国立大学の二次試験で出題される英文の内容は、専門性・抽象性の高いとても高度な内容です。文系・理系という枠組みをこえたオールジャンルの知性・教養をもとにした英文がほとんどを占め、また、個々の英文そのものは文法的に難関・複雑なものが多く、正確な英文解析力(精読)も求められます。
以下のスケジュールに従い、英文和訳・和文英訳・説明問題・英文要約などのそれぞれの形式に必要なテクニックを全てマスターします。7月以降は、実践的な入試問題にもチャレンジし、実践形式の中で本格的な英語力を身につけます。
・3-6月:英文和訳・英文要約(英→日本、英→英)
・7-8月:国公立大レベル:総合問題・説明問題・和文英訳
・9-12月:旧帝大レベル:総合問題・説明問題・英文和訳

[講座] 高3共通テスト英語長文実践 (9月〜12月)

約150-160語/分の読解スピードで英文を読解・解答するのが共通テスト英語Reading、共通テストまで残すところあと4ヶ月となる9月より始まるこの講座、4ヶ月間の集中講座として、受講する生徒の得点率を80%以上をめざす実践形式の講座です。実際の入試問題を素材として「問われかた・答えかた」というスキル面のテクニックも身につけて英語Readingの大幅な「得点力」UPを狙います。
・共通テスト本番を想定したマーク式英語長文です
・単語・熟語テストを課し、成績管理と進捗管理をします


開講講座一覧(2024)



▼濱川学院 高校生コースのページはこちらから▼

▼ ご相談やお問い合わせは公式LINEからも受付中 ▼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?