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またまたクラスメイトがコロナに感染しました。でも、その対応は・・・。

「〇〇君がコロナになったから休んでいるって。」

「!!」

一ヶ月ほど前にクラスメイトが二人コロナに感染し学級閉鎖になりました。そのあと二週間の冬休みがあり、学校が始まってからしばらくのことです。サラッと「〇〇君が風邪をひいたから休んでいるって。」と云うくらいのトーンで子供に報告されました。(クラス内で二人感染者が出たら学級閉鎖になります)

学級閉鎖の時の事はこちらに書いています⇩

「他のクラスや学年は学級閉鎖になっていないの?」と質問すると、「なっているところもあると思うよ。どこのクラスかは情報がないからわからないけど。」

*

去年の9月に新学期が始まってから、直接自分の子供のクラスに関わるとき以外は、保護者には学校内でコロナ感染者が出てもお知らせは来ません。そのため、保護者たちは学校内でどのくらい感染者が出ているのかは把握していません。

子供のクラスの保護者たちにお知らせが来たのは、理科の先生がコロナに感染したときと、クラスメイトが感染して学級閉鎖になったとき。

先に理科の先生がコロナに感染し学校を休んでいましたが、そのあと子供のクラスが学級閉鎖になり、学級閉鎖中はオンライン授業が行われました。
その時の理科の先生の言葉。

「先生は学校に来れるようになりましたが、今度はみんなが来れなくなりましたね。今度は先生が学校で待ってるよ〜!!」

*

学級閉鎖が終わってから、一週間ほどして冬休みに入りました。しかし、すぐに子供が2日間高熱を出し、そのあと喉の痛みがあると言ってから、咳をするようになりました。コロナ感染を疑いましたが、高熱のため病院まで連れて行くのは逆に負担になると思い、家でひたすら休ませました。幸いにも子供には体力があり、食欲は早々には戻りませんでしたが、すぐに復活はできました。だけど、まだ子供の体力が復活しきれないうちに、今度は私が発熱。いよいよこれはPCR検査を受けなければいけないと思い、病院に行き検査を受けましたが、結果は陰性。安心しましたが、次は夫が発熱し寝込みました。(インフルエンザだったのかもしれません)

この間、学校が冬休みだったのと、夫も在宅で仕事ができていたので他の人に関わることがなくて良かったのですが、仕事上そうすることができない人も沢山いらっしゃると思います。

日本の学校で、先生たちがコロナに感染しないように生活上とても気を付けているという記事を読みました。どんなに気を付けていても見えないウィルス。どんな状況で感染するかはわかりません。それでも感染してしまい、子供たちが感染したらどうしてくれるのかと保護者から批判されたと云うことが書いてありました。

もちろん、自分の子供がコロナに感染して欲しくないし、学級閉鎖になったときの保護者の負担が大きいので気持ちはわかりますが、そういう反応をしなくてはならない日本の社会に悲しくなりました。

子供の学校関係、夫の仕事関係、コロナ感染者は常に出ていますが、私の周りではその人たちに「Geçmiş olsun!」(お大事に!)と声をかけれる人が多いです。そういうところはトルコの良いところだなと思います。

もちろん、日本の記事でコロナ感染者に対する反応は一部であり、全部ではないです。反対にトルコでも嫌な思いをすることはあります。感染して命を落とす可能性もあるのでみんな怖いと思います。

コロナで在宅での仕事に切り替えれる人も出てきましたが、家族が病気になったとき、自分が病気になったとき、どうしても仕事に行かなければならない、休むことができない。核家族化で頼れるところが少ない人たちも多い。そんなとき、批判するのではなくてお互い助け合える社会になれないのか。みんなが大変な思いをしたせっかくのチャンス。このコロナを機会に変わっていける社会のつくりになっていって欲しいなと思います。




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