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はまぐりのつぶやき 自然思想が教えてくれた生きる知恵

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自然思想を探求する中で気づいた「算命学を学ぶヒントになりそうなこと」「生きていく助けになりそうなこと」をつぶやいています。共感できたら参考にしてください。違うなと感じたら受け流し… もっと読む
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宿命において縁があることと現実で実際に縁があるかどうかは、実はあまり関係がありません。現実での縁を決めるのは因縁です。そのことに気づくと算命学の理解がどんどん深まっていきます。

算命学の技法の中には、理屈は正しくても現実に反映されないものがたくさんあります。普段から現実を観察して、どの技法がどこまで使えるか?という感覚を身につけてください。

医者でない人が算命学を使って医者の代わりをしないでください。投資アドバイザーでない人が算命学を使って投資アドバイザーの代わりもやらないでください。他者の人生を大きくねじ曲げる可能性があります。算命学でできることとできないことを明確にしておきましょう。

占い遊びにおいては、十大主星は簡単な性格診断のツールになります。そこから問題解決へ繫がることは希ですが、占いとして楽しむには十分です。

性格上の短所は、改善しようとして簡単に改善できるものではありません。原因となっている十大主星を活かすことで、性格上の短所は自然と改善されていくものです。

十大主星の本質は性格ではありません。十大主星に起因する性格は、心の充実度を判断する指針のひとつでしかありません。同じ星でも人によって使い方も、そこから現れる性格も様々です。

夫婦の人体図を並べてみても、二人の仲が良いかどうかはわかりません。二人の仲はお互いの人体図の使い方次第でどうにでもなり得ます。

十大主星を見てその人の性格を予測すると間違えることがよくあります。十大主星は使い方によって、また活かし具合によって、まったく異なった性格をその人にもたらすからです。

十大主星からわかるのは本能です。能力の有る無しはわかりません。十二大従星からわかるのは十大主星をどう使うかという性格です。体力の有る無しはわかりません。

運勢からわかるのは様々な物事や人物との縁の有無や強弱です。運勢を見ても幸せな人生かどうかはわかりません。社会で活躍するかも、生活がひどく落ち込むかもわかりません。

まともな算命学の学びは、算命学でわかることとわからないことを明確にするところから始まります。

人は、たった一人でいいので理解者がいてくれたら力強く生きていけます。だからどんなことがあっても、自分だけは自分を見捨てないでください。

優柔不断な自分、覚悟を決められない自分、そんな自分を微笑ましく思って生きるのも素敵です。

生き方を変えるのか、今の生活を受け入れるのか、どちらか決められずに愚痴を言いながら生きるのは残念なことです。どちらか決められないのなら、決められない人生を受け入れましょう。