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つれづれ日記(2024.3.28)

アナログの日記は毎日つけているけれど、固有名詞バリバリ、仕事の愚痴山盛りのプライベートがダダ漏れの日記になっているからここには載せられない。
でもたまに、デジタルの日記、noteに載せられるような日記を書きたいと思う夜がある。

今日は東京の話。
大学生の頃東京に住んでいたけれど、「東京は人が住むところじゃねえ」なんて田舎出身者が人生に必ず一度は思ったことがありそうなことを当然のように私も心の中で叫びながら、田舎にUターン就職をした。
田舎にいた頃は、東京に行きたくて行きたくてたまらなかったのに。

田舎に戻って来たら来たで、東京もよかったななんて思うことも少なくない。地元の仲良かった友達もみんな東京にいるから、東京っていいなと思いつつも憎さもある。
私の友達を返してくれよ。どうせ、東京は田舎者には冷たいんだろ。私が友達いなくても大丈夫になっちゃう前に返してくれよ。

それでも、たまには都会成分を補給したい。
そんな時は夜の東京をドライブする。地元を21時とかに出れば、真夜中前には東京に着く。特にどこに行くでもなく、横浜とかまでドライブしてみたりする。工場やタワマンや残業してるらしきオフィスビルの明かりで構成された東京の夜景は、手に入れることもできる時もあったけれど今はあまりにも遠い、だからこそより美しい。清少納言だったら「いとをかし」とか書いてるに決まっている、現代風に言えばエモいという言葉になるのかな。

あの灯りの持ち主たちは、みんな何を考えて何をしているのだろうか。
夜景なんて見飽きているのか、地元に帰ればよかったと思っているのか、都会生活楽しぇーーーって思っているのか、どこでだって見れるようなYouTubeやテレビ番組をただ見ているのか。
そうしてやっぱり、私は地元に帰りたくなる。無数にきらめく人工的な灯りの中に、孤独を見てしまう。

夜が明ける前に、地元に帰る。やっぱり家って最高だな、なんて思いながら朝寝する。

東京って不思議な街。たくさんの人を惹き付けて、たくさんの人がいるのになぜか孤独で、巨大な生き物のようだと思っていたら実はロボットでした!みたいな得体の知れなさもある。

サカナクションのこの歌が一番東京っぽいって勝手に思っている。

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