秋月春之介

佛弟子。メディア企業で30年以上記者・特派員・カメラマンなど報道セクションに従事し20…

秋月春之介

佛弟子。メディア企業で30年以上記者・特派員・カメラマンなど報道セクションに従事し2021年に別部署へ異動。2023年に定年退職してシニアスタッフに。趣味の読書はミステリー、佛道、ノンフィクション、人文系など。仕事を離れた文章を書くことの楽しさに目覚めてnoteデビュー。

記事一覧

固定された記事

「文章を書く」愉しみ~自己紹介と過去記事(抜粋)

「文は人なり」といいます。定年を間近にして、これから会社以外の世間さまで出会うであろう人々に「私はこういう者です」と言えるような記事を書いていきたいと思っていま…

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痒いところに手が届くQ&Aパートが素晴らしい【感想文】「Q&A 3つのNISA徹底活用術」竹川美奈子

 良書。読んでよかった。類書はあまたあるが、仕組みの説明は似たり寄ったり。本書の素晴らしいところはホントに知りたいことをQ&A部分で丁寧に答えてくれている部分で、…

秋月春之介
2時間前

スーツにカジュアルシューズ

 4月冒頭に担当した社内行事は、“訓示”をいただくために最高首脳のお出ましを仰いだり、バス6台を連ねて1泊2日を引率するというもの。私の担当業務でも最大の行事だった…

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脳トレとしての日記

 “メモ魔”的性格があり、7年前からはiPhoneの「100年日記」というアプリに日々の記録をつけている。起床時刻、朝タスク完了時刻、三食のメニュー、仕事の記録、気づいた…

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なんとも荒っぽい手口

 埼玉県川口市でタクシー運転手が拳銃のようなもので腹部を撃たれるという強盗殺人未遂事件があった。犯人は都内から乗車した50〜60代の男と見られ、車内には現金が散乱し…

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推敲マジック

 趣味の文章書きで1000日以上毎日更新が続いているこのnoteだが、実は仕事にも役立っている。  担当している社内報のようなWEB媒体で週刊コラム欄を設けている。建てつ…

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蓮舫さんの思い出

※以下の記事は私の個人的な思い出を披露するもので、来たる東京都知事選挙において一定の投票行動を促すものではありません。  立憲民主党の蓮舫参院議員が7月の東京都…

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気力は体力から

 早いもので5月も今週までになった。寒い神宮球場で風邪をひいた4月以降、どうにも体調がシャキっとしていなかったが、それも今月の後半になってからはボチボチ再開できて…

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もっとも効率的な投資

 昨年の定年退職にあたって、自分なりに老後資金の見通しを出してみた。  収入として計算できるのは、いまある現金、退職金、年金タイプとして入ってくる退職金、賃貸に…

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老夫婦だけの生活に

 5月に入籍した長男は購入した中古マンションの引き渡しが来月に迫って、家具を買ったり持ち出す荷物をまとめたり、いろいろ忙しそうだ。もちろん前向きな“船出”である…

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ああ、この時にワシは何歳になるのか

 アメリカ大リーグ機構が次回のワールドベースボールクラシック(WBC)についての概要を発表した。東京ドームで予選ラウンドが開催されるのは昨年と同様だ。大谷の活躍で…

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外国人観光客であふれかえるお店

 会社横断的に編集物を発行している“委員会”の懇親会をやった。異動する主賓の自宅に近い街で、ということで渋谷・道玄坂上にある店になった。ラブホテル街の入り口とあ…

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“普通の人の目線”になってきた

 入社以来35年間在籍した報道局から異動してからおよそ3年経ち、最近はニュースへの関心がどんどん薄まってきているように思う。  もちろん記者(デスク)として原稿を…

秋月春之介
10日前
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10年ぶりに赤札をいただいた

 初詣で有名な川崎大師は10年ごとに大開帳がある。  “ご開帳”とはご本尊の御簾が開かれてお参りができるということで、数えで7年ごとに実施される長野・善光寺のもの…

秋月春之介
11日前
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モチベーションがあがらない

 週明の朝にスマホのスケジュールアプリを確認すると、今週は仕事の予定がスカスカである。ルーティンである週刊社内報(のようなもの)の原稿チェック以外、特に何もない…

秋月春之介
13日前
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「写メしてね!」

 もはや死語となったものを使って「しまった!」となることがある。「ナウいヤング」レベルは流石にありえないが、気をつけるべき言葉のひとつが「写メ」である。  会社…

秋月春之介
2週間前
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「文章を書く」愉しみ~自己紹介と過去記事(抜粋)

「文章を書く」愉しみ~自己紹介と過去記事(抜粋)

「文は人なり」といいます。定年を間近にして、これから会社以外の世間さまで出会うであろう人々に「私はこういう者です」と言えるような記事を書いていきたいと思っています。しかし・・・

苦労した駆け出し時代サラリーマン記者として昭和の終盤からニュース原稿を書いてきました(キャリアの中ではカメラマンなどもやりましたが)。大きな枠としてはこれも「文章を書くこと」ですが、宿命として取材と執筆を両立させる必要が

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痒いところに手が届くQ&Aパートが素晴らしい【感想文】「Q&A 3つのNISA徹底活用術」竹川美奈子

痒いところに手が届くQ&Aパートが素晴らしい【感想文】「Q&A 3つのNISA徹底活用術」竹川美奈子

 良書。読んでよかった。類書はあまたあるが、仕組みの説明は似たり寄ったり。本書の素晴らしいところはホントに知りたいことをQ&A部分で丁寧に答えてくれている部分で、圧倒的に参考になった。
 この歳ではあるが、コツコツつみたてNISAをはじめようと決断できた。感謝。
※24年から始まった新NISA対応の本ではありません
(22/1/3読了)

スーツにカジュアルシューズ

スーツにカジュアルシューズ

 4月冒頭に担当した社内行事は、“訓示”をいただくために最高首脳のお出ましを仰いだり、バス6台を連ねて1泊2日を引率するというもの。私の担当業務でも最大の行事だった。

 通常出社ではスーツを着る必要はないが、最高首脳がお出ましとなる行事では、流石にノーネクタイというわけにはいかない。

 そのうえで。

 宿泊先や2日目用にカジュアルな服を持参するのはいいとして、悩ましかったのが靴である。

 

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脳トレとしての日記

脳トレとしての日記

 “メモ魔”的性格があり、7年前からはiPhoneの「100年日記」というアプリに日々の記録をつけている。起床時刻、朝タスク完了時刻、三食のメニュー、仕事の記録、気づいたこと、、、なんでも書いておく。アプリ上だけでなくEvernoteにも保存される。1日3枚限定ながら写真も貼付しておける。

 「何の意味があるのか」と自問するが、特に意味はない。

 アプリの特性で同じ日付の記録が並んでいるので、

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なんとも荒っぽい手口

なんとも荒っぽい手口

 埼玉県川口市でタクシー運転手が拳銃のようなもので腹部を撃たれるという強盗殺人未遂事件があった。犯人は都内から乗車した50〜60代の男と見られ、車内には現金が散乱していたという。

 なんとも荒っぽい犯罪が起きたものである。

 動機はなんだろう?怨恨ではないのだろうが、タクシーの現金を狙うなら刃物でも十分に“通用”するだろうに、わざわざ拳銃を発砲するとは。

 タクシー車内に防犯のためのドラレコ

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推敲マジック

推敲マジック

 趣味の文章書きで1000日以上毎日更新が続いているこのnoteだが、実は仕事にも役立っている。

 担当している社内報のようなWEB媒体で週刊コラム欄を設けている。建てつけとしては部署のみんなで書くものだが、そもそも発案したのが私であり、9割は自分で書いちゃっている。その下書きになっているのだ。確かにお仕事である。

 時事コラムではないが、ネタによっては新鮮なうちにあげておかねばならないものも

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蓮舫さんの思い出

蓮舫さんの思い出

※以下の記事は私の個人的な思い出を披露するもので、来たる東京都知事選挙において一定の投票行動を促すものではありません。

 立憲民主党の蓮舫参院議員が7月の東京都知事選への立候補を表明した。

 都民ながら、都知事選にはそれほどの関心も寄せていなかったところ。選挙にやたらに強い現職の小池都知事が立候補を表明して、「また支持を集めるのかなー」とぼんやり思っていただけに、「その手があったかー」と思った

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気力は体力から

気力は体力から

 早いもので5月も今週までになった。寒い神宮球場で風邪をひいた4月以降、どうにも体調がシャキっとしていなかったが、それも今月の後半になってからはボチボチ再開できている。

 走り出す前は「かったるいなー。疲れが残っている還暦おやじが無理しちゃいかんよな」と思っている。それでもいざ走る習慣が復活すると、身体は軽いし、頭はスッキリするし、腹回りもシュッとするし、鏡の中の顔つきもなんとなく精悍に見えてく

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もっとも効率的な投資

もっとも効率的な投資

 昨年の定年退職にあたって、自分なりに老後資金の見通しを出してみた。

 収入として計算できるのは、いまある現金、退職金、年金タイプとして入ってくる退職金、賃貸に出しているマンションの家賃、65歳以降に入ってくる公的年金、65歳以降に取り崩す予定のiDeCo、65歳までの再雇用の給与など。

 支出として計上しておくのは、生活費、娯楽費、医療費、マンションリフォーム、マンション管理費、所得税・住民

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老夫婦だけの生活に

老夫婦だけの生活に

 5月に入籍した長男は購入した中古マンションの引き渡しが来月に迫って、家具を買ったり持ち出す荷物をまとめたり、いろいろ忙しそうだ。もちろん前向きな“船出”であるので、その姿は充実感にあふれている。

 他方、4月に社会人になった次男。こちらは4月中旬から5月いっぱいまでの研修合宿の真っ最中。近県とあって週末ごとに帰宅するので、親としては「大丈夫かな」とハラハラ、しかしあまり過干渉にはならないように

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ああ、この時にワシは何歳になるのか

ああ、この時にワシは何歳になるのか

 アメリカ大リーグ機構が次回のワールドベースボールクラシック(WBC)についての概要を発表した。東京ドームで予選ラウンドが開催されるのは昨年と同様だ。大谷の活躍であれだけ日本中が熱狂した大会だ、監督(印象が薄いからすぐに名前を忘れちゃう)のプレッシャーは相当なものだろう。開催は26年3月の開催なので、1年10カ月後ということになる。

 私は23年9月に定年して、5年間の再雇用になったので、最近は

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外国人観光客であふれかえるお店

外国人観光客であふれかえるお店

 会社横断的に編集物を発行している“委員会”の懇親会をやった。異動する主賓の自宅に近い街で、ということで渋谷・道玄坂上にある店になった。ラブホテル街の入り口とあって「この界隈にくるなんて久しぶりだなあ」とミョーに興奮する輩もいたが、そこはどうでもいい。

 驚いたのは店内の客のざっくり7~8割が外国人観光客らしい人で埋め尽くされて大いに賑わっていたことである。

 そういえばどういう政治的手腕を発

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“普通の人の目線”になってきた

“普通の人の目線”になってきた

 入社以来35年間在籍した報道局から異動してからおよそ3年経ち、最近はニュースへの関心がどんどん薄まってきているように思う。

 もちろん記者(デスク)として原稿を書くことはもうないため、ニュースの細かい用語・肩書などをケアする必要はない。しかしそれだけでなくニュースそのものへの関心がなくなるのだ。

 オフィスでも夕刻の自社のニュースにチャンネルが合っているが、喧しいと仕事に差し支えるため音声は

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10年ぶりに赤札をいただいた

10年ぶりに赤札をいただいた

 初詣で有名な川崎大師は10年ごとに大開帳がある。

 “ご開帳”とはご本尊の御簾が開かれてお参りができるということで、数えで7年ごとに実施される長野・善光寺のものが有名。とはいえ、善光寺のご本尊は“絶対秘仏”なので、「お前立」という仏像の御簾が開帳されるもの。どれだけ勿体ぶっているのか。

 川崎大師のご開帳が有名なのは、この期間にありがたい「赤札」が授与されるからだ。これを求めてものすごい数の

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モチベーションがあがらない

モチベーションがあがらない

 週明の朝にスマホのスケジュールアプリを確認すると、今週は仕事の予定がスカスカである。ルーティンである週刊社内報(のようなもの)の原稿チェック以外、特に何もない。年間行事で動くことが多いために仕事が立て込む時期とそうでない時期があるセクションではあるが、ここまでなにもないのはちょっと珍しい。

 もちろん会社に行かないわけにはいかない。長期的に取り組みたいものがないわけでもない。しかし、モチベーシ

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「写メしてね!」

「写メしてね!」

 もはや死語となったものを使って「しまった!」となることがある。「ナウいヤング」レベルは流石にありえないが、気をつけるべき言葉のひとつが「写メ」である。

 会社でも「あ、それ写メしておいてください」のように言うことがある。「写真送ってください」でいいのに。

 あまり意識しないが、「写メ」とは「写メール」というサービスが発祥。ガラケーにカメラが内蔵されて写真付きメールを送ることができるようになり

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