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何でも話してくれる。そんな相手だからこそ、感謝を伝えたい。【Podcast「聞く研」を聴いて】

親しい友人やパートナーからは、きっと誰もが色々な話を聴くことができる。明日の予定、好きな食べ物の話から、将来の夢、今抱えている不安、コンプレックスまで。

「仲が良いから何でも話せる」と意気揚々とし、良好な関係性に充足感を得る。長い年月を共に過ごせば過ごすほど、それは「当たり前」と化していくことがある。

しかし「当たり前」は、良好な関係性を突如崩してしまう因子にもなり得るのではないだろうか。特に片方のみがそう思い始めてしまった時、互いのバランスは崩れ、揉め事が生まれてしまいがちな気がする。


何でも話してくれることを「当たり前」だと思わず、ちゃんと感謝を伝えていくことはとても大切なことではないだろうか。

僕は駆け出しのインタビューライターとして、聞く研というポッドキャストを定期的に聴いている。プロのインタビュアーとして活躍されている宮本恵理子さんが、魅力的な「聞く技術」を持つゲストを招いて、「聞く」をテーマに対話を繰り広げる番組だ。

技術について学べるのはもちろんのこと、聞き手としてどのようなマインドを持つべきか、考えさせられるシーンもとても多い。


2023年6月13日にアップロードされた回は特に印象に残っている。
ゲストとして出演した、「聞く習慣」の著者でありインタビューライターのいしかわゆきさんが発した一言から始まった宮本さんとのやりとりが、とても素敵だったのだ。

「いい話を聞かせてくれてありがとう」って伝えることは大事

それは仕事でお世話になるインタビュイーの方だけではなく、日常生活で関わる友人にも伝えることが大切だと、ゆきさんは仰っていた。

伝え方も様々。例えば話を聞いてからの自分の変化を伝えたり、思ったことを文章で伝えてみたり、時にはそれをnoteなどのプラットフォームで発信してみたり。

ゆきさんの話に繋げ、話してくれた相手に対して、何らかのカタチで「ありがとう」を伝えてみることで、「今後も深く繋がれる関係性になれる」と宮本さんが仰っていたことにも、想像したら心が温かくなった。


何でも話してくれるって当たり前なことではない。アウトプットに多くのエネルギーを費やさねばならないが、頑張って言葉を紡ぎ出してくれていることだって絶対ある。それはインタビューに限らず、友人やパートナーとのコミュニケーションだって起こりうること。

相手に感謝を忘れていないか?
仲の良い相手からでも、今一度意識して、「ありがとう」を伝えるようにしたい。数々の大切な人間関係を、より深くより長く築いていくために。


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