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『夜中に犬に起こった奇妙な事件』

【 ネタバラシはありません 】

『夜中に犬に起こった奇妙な事件』

著者:マーク・ハットン
訳者:小尾芙佐
出版社:早川書房(ハヤカワepi文庫)
発行年:2016年4月15日


(内容紹介)
 ひとと上手くつきあえない15歳のクリストファーは、近所の犬が殺されているところに出くわす。シャーロック・ホームズが大好きな彼は、探偵となって犯人を探しだすまでを、一冊の本にまとめようと決める。勇気を出して聞きこみをつづけ、得意の物理と数学、そしてたぐいまれな記憶力で事件の核心へと迫っていくクリストファーだが……冒険を通じて成長する少年の姿が多くの共感を呼び、全世界で舞台化された感動の物語


 本書は、2003年6月に単行本として、2007年2月に新装版として刊行した作品を文庫化したものです。
 とある少年の視点で話が進んでいくのですが、色々と考えさせられる人物造形でした。あと、安易にラベリングするのは気が引けますが、途中からミステリではなくビルディングスロマンとして読み進めました。少年が大冒険する場面もあるのですが、そのときはハラハラしながら「がんばれ!」とずっと応援していました。

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