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ふぐの卵巣を食べてみた。

ふぐはご存じの通り
猛毒テトロドトキシンが含まれており
素人では調理できない魚ですよね。
またこの毒は主に卵巣に含まれていて
その量は青酸カリの1000倍ともいわれています。

その卵巣、私食べました。
家族も。そしてみんな無事生存してます
🐡

それはなぜかといいますと、
ふぐの卵巣の糠漬けを食べたからです。

これは奇跡の発酵食品とも呼ばれていて
発酵中にこの猛毒が無くなるのです。

この食品は指定された業者でしか
製造されておらず、糠漬け後
ひとつひとつ検査をし、
毒が無ければ検査済みのシールが
貼られます(パッケージ右上)。

ふぐの卵巣の糠漬け製造法

まず半年〜1年ふぐの卵巣を
塩漬けにします。
その後2〜3年糠漬けをして
重石を乗せてさらに水分を出し、
毒素が無くなった糠漬けが完成します。
※作り方はシンプルですが
絶対に素人が作ってはいけません。

どうして毒が抜けるのか

塩漬けの段階で毒量は5分の1
糠漬けで30分の1にまで下がり
人間に無害なレベルになります。
この発酵を解毒発酵と呼びます。
どうして毒が減るのか、、
実はこの理由、
有名な学者さんたちが
日々研究を重ねていますが
今もなお解明していません!!
この発酵食品は江戸時代から
製造されていますが
何度も失敗を重ねて作りあげ
完成させた食品なのです。
これはまさに
奇跡の発酵食品ですね!!

いざ実食!

さあついにこのときがやって参りました。
食べるのにドキドキ💓するのは
初めてかもしれません。
切ってみるとこんな感じ。

私が最初に食べるつもりが
主人がつまみ食い!
え!待って!大丈夫⁉️
大丈夫でした🙆‍♀️
これがまさに毒味ですね😮‍💨

そして私もつまみ食い😋
これは!
たらこを発酵させたような
糠漬けならではの深みがあり
とても美味しい!!
ということでさっそくアレンジしました。

まずは定番!おにぎり🍙

炒りごまを混ぜたおにぎりに
ちょこんとのせてみました。

お茶漬け


こちらは炒りごまと大葉
きざみのり、みょうがと一緒に、、

クリームパスタ

レシピをご紹介しますね😊
4人分
パスタ4束
茹でるお湯に対して塩1%
玉ねぎ1玉
オリーブオイル大さじ1
牛乳100ml
豆乳200ml 
(どちらか一方にして300mlでも🙆‍♀️)
バター20g
ふぐの卵巣糠漬け適量
玉ねぎ塩麹大さじ1

1.パスタを茹でる
(アルデンテより少し固め)
2.オリーブオイルを入れ玉ねぎを炒める
3.残りの材料を2に入れて
パスタが熱いうちにいれて絡ませる。
4.ソースにとろみがでたら火を止め
盛り付け。最後に大葉をのせる。

おつまみにも

クリームチーズと混ぜてクラッカーにのせました。
日本酒との相性抜群でした😊💓

今回はこの4つのレシピで使い切りましたが
他にも色々アレンジできそうなので
また購入しようと思います😋💓

気になった方もぜひお試しあれ🐡

発酵食品の勉強をして
今まで知らなかった食品と出会え
日本の歴史やその地域の特性を
知ることができ
本当に面白いんです発酵食!🤭
まだまだ経験していない食べ物にも
まずは日本から!
挑戦していきたいと思います☺️

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