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観光地は世相を写す鏡

 昨日の2023年3月11日、私は日帰りで箱根に旅行しました。普段とは異なる環境に身を置くことで、旅行は何かしらの気づきを与えてくれます。昨日の箱根旅行では、観光地は世相を写す鏡であることに気がつきました。

 昨日の箱根旅行では、日本人は時間とお金の余裕がなくなっている世相が写されていました。2024年3月4日に東京株式市場で日経平均株価が4万円を超えた旨が連日のように報道されましたが、多くの日本人は物価や税率に対して所得が上昇していないからなのか、昨日の観光客の半数近くは外国人でした。スクリーンに映された上述の日経平均株価に関する報道は虚構であるかのように感じられ、実際に観光地を訪れたことで、今の日本の世相を垣間見ました。

 昨日は平日ではありましたが、外国人が平日の箱根へ旅行に来られるのですから、本来であれば日本人が平日の箱根へ旅行に来ることは容易なはずです。ところが実際は、日本人の多くは有休を容易に取得することができず、旅行する経済的な余裕もなくなっているようです。私自身も正直なところ、お金と時間に余裕がないこともあって、日帰り旅行を選択せざるを得ませんでした……

 昨日の箱根旅行ではあまりに外国人が多かったため、意図せずに暗い側面に焦点が当たってしまいましたが、観光地は世相を写す鏡であることに気がつけた点は私にとって大きな収穫でした。近い将来、日本の観光地では観光客の過半数が日本人で構成された好景気な世相が映されることを期待し、今回は筆をおきます。

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