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大丈夫、異世界ではどんな強敵もファッションしているから勝てる

※この記事はフィクションです。登場人物のセリフもすべて架空のものです。

異世界ものでは、敵味方問わず、まるで太鼓の達人みたいにドンドコとレベルが上がっていきますよね。そして、強さの次元がちがうと周りは立ち尽くしてしまいます。恐怖に飲まれながら。

でも、ご安心を。

どんな強敵でもファッションしているなら勝てます。

おでこに宝石が付いていたり、肩パッドがとんがっていたり、フリフリがあったり、シルバー巻いてたりしていたら、まだ勝ち目があります。

山を吹き飛ばす破壊光線をとつぜん繰り出したとしても、おそるるに足りません。なぜならば、

そこには、情があるからです。自分可愛さがあるからです。クリエイターに与えられた特別な愛があり、そこを挫けば必ずダメージがあるからです。

あの論破王も大絶賛するヘルマン・ヘッセの詩に共感している私とって、そのような綻びを見つけ出すことは容易いのです。

ファッションを重視する異世界ものであればこそ、例外はない。もう何も怖くない。

転生者「ご覧のスポンサーの提供でお送りしているから安心です、跡形もなく消えることはあっても、四肢は四散いたしません。」

魔王「なにを訳の分からないことを。解せんな…。ふっふふ、さては気でも狂ったか?」

転「やや、奴は!」

論○○「ちょっと、あのぉ、嘘つくのやめてもらっていいですか?私、ヘルマン・ヘッセとか全然共感できないし。ところで、あなたは、魔王みたいなどんな強いモンスターでも、着飾っているところに人間性や情が担保されているから恐ろしくはないと仰っているんですね。まあ、そもそも変な主張なので、こちらでまとめさせてください。まあ大体の意味で。その主張は、頭わるいですよ。むしろ、魔石とかあるじゃないですか?杖の先に付いてるやつ。それを装備しているから強いという、魔力が増強されているということがその世界の常識で、ちゃんと強くなる方法やルールがあるわけですよ。(コメ欄見ながら)FFのクリスタルみたいな?えっと、そうそう。それに、キャラもデザインのチカラの入れ具合によっては、きっと作者に嫌われてて、登場した瞬間にコイツ嚙ませだなぁって、バレません?だからファッションしてて強いのが普通ですよ。死んじゃうのは、きっと人気のないあなたですよ。ということで。」

転「ぐぬぬ」

魔「ふはは、よくわからんが、よくやったぞ」


論「えー、つぎの質問です。”大人気転生@”さんからです。自分で大人気って言っちゃうんだ、この人、えーまあいいです。読みます、私には主人公補正があり、きっと魔王にも…」


完)大丈夫、異世界ではどんな強敵もファッションしているから勝てる

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