見出し画像

旅と喘息

ここ数年、風邪をひいた後の咳が長引く事が多かった。
風邪以外にも、一度腎盂腎炎になった際も、何故か回復してから空咳が始まり、数か月続く事もあった。

一番きつかったのが、昨年のベトナム滞在時。風邪後に咳が残ったままベトナムはホーチミン経由でチェンマイに入ったのだが、トランジット滞在中のホーチミンのホテルで、息をするにも砂を吸っているような感覚で、口の中までも痺れたような感覚になった。
日本語を話せるタイ人の友人がいるので、とりあえず病院を受診するにしてもチェンマイに移動してからが良いだろうと、何とかだましだまし飛行機に乗ってチェンマイへ移動した。
結局移動後は少しだけ症状が改善し、薬局で気管拡張作用のある薬も購入できたので、海外では病院受診せずに帰国することにした。
帰国後直ぐに日本で受診すれば良かっただろうが、なんだか日本に戻ったら自然と咳も出なくなってきたので、元来面倒くさがりな私はそのまま放置することとなった。←コレは良くない!!
当時はちょうど東南アジア圏では暑気にあたり、さらに大陸からのPM2.5も非常に多い時期だったので、恐らくこれが肺や気管に悪さをしたのだと思う。

そんな状態で咳喘息疑いを放置していたが、この4月に移住最終準備のためにチェンマイへ行く事になり、直前にひいた風邪の影響で空咳も続いていて心配だったので、重~い腰を上げて呼吸器内科を受診して来た。
結果、風邪が治ってから2週間程しか経っていないので確実な診断にはならなかったけれど、呼気検査では喘息の疑いが濃厚だった。
取り急ぎ今の時期のチェンマイは大気汚染が深刻なので、一日一回の吸入薬と、発作時の吸入薬を処方して貰った。

そこで気になったのが、薬の形状。発作時用に処方された薬の形状はガス入りのスプレー缶タイプのものだったので、飛行機に乗れるかどうか…
検索したところ、スプレー缶も薬であれば機内持ち込み出来ると言うことなので、透明の袋に入れて念のため処方箋に薬の英語名も書き込んで持参したところ、日本の国内線(成田⇔関空)と関空⇔チェンマイの国際線では特に止められる事無く搭乗する事が出来た。
一つ薬剤師さんにも指摘されたのが、日本ではOKの薬が渡航先によっては法的にNGな場合もあるという事。喘息薬に限らず持病等で薬を持参する人は注意が必要だ。

現在チェンマイに滞在中だが、日中の気温は40度前後、野焼きのせいか煙害もあって視界は良好とは言えないが、昨年のような酷い発作は今のところ起こさずに済んでいる。
オーガニックなど自然に優しく農業に力を入れているのに、大気汚染が深刻なのが勿体ないと思う。MAYA屋上(チェンマイでは高めの6階屋上)のオープンテラスに行ってみても、ドイステープ(チェンマイの聖地的な山)ビューと書いてあるのに、煙が凄くて稜線がほぼ見えない日もある。ある日は山から煙が出ていたし。
国外から流れて来るPM2.5は仕方ないけれど、野焼きなのか焼き畑農法なのか、は改善されると良いなぁ…

帰国したら呼吸器内科を再受診予定だが、もし喘息が確定してしまったら、タイ移住後も薬の確保が必須となりそうだ。
日本では処方箋が必要になるような薬もタイでは薬局で購入出来るので、今処方されている薬又は似たような薬がタイでも手に入るか、現地滞在中に確認したいと思う。

本当に、旅にしろ移住にしろ、健康である事が一番大事だな~と思う今日この頃。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?