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映画レビュー

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記憶に残った映画の記録として。
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記事一覧

映画レビュー(106)「アウターレンジ 領域外」

映画というよりアマゾン・オリジナルの連続ドラマシリーズ。 複雑な物語で、群像劇。メインと…

栗林元
9時間前
1

映画レビュー(105)「トレジャーハンター・クミコ」(2014年)

 東京で働く29歳OL・クミコ(菊地凛子)は仕事にやる気がなく恋人もおらず鬱屈とした生活を送っ…

栗林元
3日前
13

映画レビュー(104)「ノウイング」(2009年)

予備知識なしで見始めたので、最初はホラームービーかと思った。 小学校の創立記念日、50年前…

栗林元
4日前
14

映画レビュー(103)「ヒューマン・キャッチャー」(2003年)

 前作の数日後という設定だそうだ。23年に一度、23日間人を食い続ける化け物。姿は悪魔を思わ…

栗林元
5日前
7

映画レビュー(102)「ハロウィン THE END」

 殺人鬼ブギーマンことマイク・マイヤーズが再びハドンフィールドを恐怖に陥れた事件から4年…

栗林元
7日前
8

映画レビュー(101)「ノック 終末の訪問者」

 ストーリーは、ある一家(同性夫婦と養子)が森のキャビンで休暇を楽しんでいるところに、武…

栗林元
8日前
10

映画レビュー(100)「コカイン・ベア」(2023年)

 事実に基づくストーリー(based on true story)て、本当かよと思ったら、実際に1985年にアメリカ合衆国ジョージア州でアメリカクロクマが麻薬密売業者が投棄した大量のコカインを摂取し、薬物の過剰摂取により死亡した事件をモチーフにしているという。  舞台は1985年、麻薬密輸人のアンドリュー・C・ソーントン2世は、自身の飛行機からコカインの入ったダッフルバッグを持ってパラシュートで飛び降りようとするが、ドアフレームに頭をぶつけて意識を失いそのまま落下死する。この

映画レビュー(99)「リバーズ・エッジ」(2018年)

 原作は岡崎京子の同名マンガ作品で1993年から1994年にかけて宝島社のファッション雑誌に連載…

栗林元
10日前
4

映画レビュー(98)「桐島、部活やめるってよ」(2012年)

朝井リョウのデビュー作を原作とした青春映画である。 群像劇のスタイルで描かれている。原作…

栗林元
11日前
19

映画レビュー(97)「メタモルフォーゼの縁側」

 カドカワのWEBコミックの映画化。鶴谷 香央理の原作である。 高校生うららと、老女の雪がBL…

栗林元
2週間前
9

映画レビュー(96)「シャイロックの子供たち」

先行する同名小説(池井戸潤・2006年)の世界を使い、完全オリジナルストーリーで作られた経済…

栗林元
2週間前
1

映画レビュー(95)「アンテベラム」

 物語の背景にBLMが見えるが、よくできたホラーである。  南北戦争時の南部のプランテーショ…

栗林元
2週間前
7

映画レビュー(95)「大河への道」

プライムで拝見。 千葉県香取市。市役所の総務課に勤める池本保治は、地域振興の会議で郷土の…

栗林元
3週間前
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映画レビュー(95)「ひみつのなっちゃん」

 2023年1月公開の本作、岐阜県郡上市を舞台にしたご当地映画でもある。制作には東映と共に岐阜新聞映画部が加わっている。  ある夏の日になっちゃんが死んだ。ドラァグ・クイーンだったなっちゃんの後輩、バージン(滝藤賢一)、モリリン(渡部秀)、ズブ子(前野朋哉)の三人はひょんなことから、なっちゃんの郷里・郡上八幡で葬式に出ることになる。車で郡上を目指す三人の珍道中が中盤のメイン。  自分たちの性癖を隠して葬儀に出ようとしている三人は、当初はぎくしゃくとした関係だが、やがて彼らはそ