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転職することで得られる力って

こんばんは。大学で教員をすることになり、勉強も兼ねて色々な情報に目を通し、それを自分の言葉で説明する習慣がついてきました。これは特に講義で、少し学生には難しそうな内容を噛み砕いて教える時に役に立っています。同時に、学生にも自分のことばで理解したことを表現するようにしています。

さて、自分の言葉で説明する、というのをやっている中で、なんとなくそれまで考えていた転職や出向を通じて得られるメリットについて一つ整理がつきました。

そのメリットは異なる体験から共通点を見つけて新しい環境に自分自身を順応しやすくすることだと思います。

今、科研費なるものの獲得に向けて応募書類を作成していますが、マニュアルが90ページ近くあって大変です。
でも、心理的な負担はあまり感じません。以前、自治体から出る公務の仕事を受託するように取り組んでいた時期があり、この仕事では自治体がこの業務に対して設定する仕様書を理解しなければ求められている企画を作ることはできませんでした。仕様書は、やられたことがある人はご存知と思いますが、企画をする時の細かな条件を記したものです。この膨大な条件の中から守るべき事項を見つけて整理していくという点において、公務案件の仕様書と、科研費の仕様書は意味や求めるものは違えどアクションの流れは似ているな、と感じています。
二つの事項の中に類似点や共通性を見つけられると、元々頭の中にあるフレームワークを(テンプレート)活用できるので、初めての取り組みでも比較的ストレスなく対応することができます。

私は自分自身が転職を重なるうちに、現場に順応するスピードが上がっているのですが、それはこの異なる体験の中にも共通点を見つけ出して整理する癖がついてきたからではないかと思っています。
これは転職や出向をしていなくても体験できると思うのですが、似たような体験や気持ちになったことがある方、リアクションして下さったり、ご自分のエピソードを教えていただけたら嬉しいです。

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