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海外の旅行代理店営業(11年)、東京都の観光誘客事業(3年)、横浜市内の私学の英語教員…

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海外の旅行代理店営業(11年)、東京都の観光誘客事業(3年)、横浜市内の私学の英語教員(3年)を経て大学の教員になりました。noteでは中高、大学の教員になりたい人、学生で教員になろうか会社員になろうか悩んでいる人に向けてメッセージを発信しています。感想などお待ちしています。

最近の記事

転職もいいけど異動、出向もありだよ〜得意、不得意で考えるストレスの少ない業務への転換〜

 お疲れ様です。今日は自分の経験から、今の職場で仕事が嫌になっていたり、転職を考えている方に向けて書きたいと思います。  私は2018年に元々の所属していた会社から親会社に出向することになりました。当時私は東京から名古屋の支店へ社内異動中で満3年が経とうとしているところでした。勤務期間が満了し、本社へ戻るつもりでした。ところが、内示を確認すると、まさかのグループ本社への出向命令。しかもそれまでやってきた海外営業とは異なる仕事だということがわかりました。  この新天地での勤務は

    • 大学教員のメリット

      大学教員のメリット。なってどんなことが良かったか。 大学教員って、教員という立場をパスポートにしていろんなところに行っていろんな話を聞いて、それを研究や講義に応用できる。 教育機関だから、例えば会社員だったときは競合他社のいいところを研究することって難しかったけれど、今ならかつての競合他社にもいろんな話を聞かせてもらえる。 研究にいただける時間があるから、世の中、特に観光業界で起こっている事象を整理してわかりやすくすることで忙しい実務の現場、最前線の現場の人たちに役立つ情

      • 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援に申し込んだぞ

        多分、なんのことかわからない方が多数だと思います。簡単にいうと初心者研究者の研究を支援するコンペ?に申し込んだということです。このコンペに出すための書類、科研費申請書の作成にこの1週間ほど取り組んでいました。 ボスからダメ出しされつつ、直しつつ書いていたのですが、大学の書籍コーナーにまさか、こんな本が!? https://www.yodosha.co.jp/yodobook/book/9784758121286/ すぐ買って読んだら沢山事例が載ってるのも助かるけど、このエン

        • 初めての国会図書館

          今日は自分の研究テーマに関する論文を手に入れるために国会図書館に行きました。 国立国会図書館の最寄駅は永田町です。歩いて5分程度。文字通り国会議事堂のすぐ近くにあります。ちなみに警官が複数立って警備している建物があり、よく見ると自民党の本部ビルでした。 初めて国会図書館に行ってルールをよく知らず色々聞いてちょっと恥ずかしい思いをしたのですが、ためになったこともあるのでメモがてら記しておきます。 使い方動画もありました。こちら。 https://m.youtube.com/

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          転職することで得られる力って

          こんばんは。大学で教員をすることになり、勉強も兼ねて色々な情報に目を通し、それを自分の言葉で説明する習慣がついてきました。これは特に講義で、少し学生には難しそうな内容を噛み砕いて教える時に役に立っています。同時に、学生にも自分のことばで理解したことを表現するようにしています。 さて、自分の言葉で説明する、というのをやっている中で、なんとなくそれまで考えていた転職や出向を通じて得られるメリットについて一つ整理がつきました。 そのメリットは異なる体験から共通点を見つけて新しい

          転職することで得られる力って

          科学研究費助成事業 研究活動スタート支援に申し込むぞ

          まだ研究の右も左もあんまりわかっていないのですが、うちの大学のリサーチセンターのボスが科研費の中でも初めて大学教員になったピヨピヨ教員向けに用意されているものがあるから応募せいって仰るので、とりあえず挑戦することにしました。 これですね。https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/22_startup_support/index.html 科研費、っていうのは日本学術振興会という組織が教員の研究活動をサポートするために出してくれるお金のことです

          科学研究費助成事業 研究活動スタート支援に申し込むぞ

          先週から記事を二つ投稿したら、ドッと読んでくださる方とスキを押してくださる方が増えて驚いています。感じたことや皆さんの役に立ててもらえると思ったことを書いていますが、実際に役に立っているなら嬉しい。面白いのは、感想を忘れないようにメモった程度のものの方が読まれることです。

          先週から記事を二つ投稿したら、ドッと読んでくださる方とスキを押してくださる方が増えて驚いています。感じたことや皆さんの役に立ててもらえると思ったことを書いていますが、実際に役に立っているなら嬉しい。面白いのは、感想を忘れないようにメモった程度のものの方が読まれることです。

          中高の教員と大学教員の違い

          中学、高校と教鞭を取った後に大学教員になると働き方にギャップがありすぎて、まだ慣れません。大きなギャップは自由になる時間の差です。中学、高校に勤務していた時の私の1日はこんな感じ。 7:50 出勤 8:10-8:20 朝礼・学年で情報共有 8:45-授業開始 65分授業で5時限まで 多い日で4コマ、少ない日で2コマ 授業がない時 未登校の生徒の保護者の方への連絡 課題の採点、授業準備、教材研究 12:20-13:00 昼食 といいつつ、生徒からの質問や相談にのる、資料の印刷

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          サラリーマンから大学教員になってびっくりした小噺 その2 個人研究費

          大学教員になって驚いたこと、二つ目は研究費、個人研究費、と呼ばれるものです。文字通り研究に関係する経費に使えるお金のことで給与とは別に支給されます。 なんだか追加で支給されるボーナスみたいなもの、をイメージしていましたが実際は研究活動に かかる経費に充当するものなので、そんなに自由に使えるものではないですね。例えば出張にかかる交通費や宿泊費、実験の参加者や講義に登壇頂く方への謝金など、企業勤めであれば企業が経費として負担する経費を研究費という費目に充てている、という感じですね

          サラリーマンから大学教員になってびっくりした小噺 その2 個人研究費

          サラリーマンから大学教員になってびっくりした小噺 その1 研究室編

          おつかれさまです。サラリーマン→中高教員→大学教員、と転職してきましたが、いよいよ4月から本格的に大学教員生活がスタートしました。初めて大学教員をするにあたって体験したカルチャーショックを、これから大学教員を目指す方の参考になるように、書いていきたいと思います。 最初は研究室について書きます。研究室というのは文字通り研究をする部屋、要は教員の個室ですね。会社でも、高校でもデスクは一つ、課なり学年なりの島の中に自分の場所が割り当てられていました。 一方、大学では各教員に個室が

          サラリーマンから大学教員になってびっくりした小噺 その1 研究室編

          生成AIを使って翻訳作業を格段に楽に!早く!! DeepL Writeを使って

          仕事柄、国内外の観光地の情報や企画書を英訳・和訳することまた資料を英語で作成することが多く、教えてもらったdeepL(生成AI・翻訳AI)を使って日本語の企画書を英訳する、という作業をやってみたところ、かなり使えることが分かりました。今更ながら、便利な使い方を紹介します。 <DeepLって何?> https://ja.wikipedia.org/wiki/DeepL%E7%BF%BB%E8%A8%B3 <DeepL> https://www.deepl.com/transl

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          就職活動 面接対策 通過できず悩んでいる方に

          今回は就職活動中に特に面接が苦手、面接が上手くいかず悩んでいる方に役立つ情報を書きます。 私は新卒採用面接に複数年携わっていた経験があり、当たり前だけれども意識するだけで面接の結果が良くなる、かつ簡単に実践できることを理由と共にご紹介します。 書店にもネットにも、ここnoteにも色んな情報が溢れていますよね。読めば読むほどマニュアル暗記に暴走してしまう方。落ち着きましょう。実は面接はそんなに苦手意識を持たなくて大丈夫です。なぜなら、面接はマッチングだからです。企業が皆さん

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          会社員→中高教員→大学教員へ 実務家教員としてのキャリアパス 書類審査と面接を振り返って

          昨日、公募にエントリーしていた大学から内定の通知を頂戴した。まだ信じられないが選考の代表の先生からのメール。 さて、noteを含めネットには公募に関する憶測やご意見が沢山書かれているが、自分の経験から得たいくつかの気づきをここに書いていきたいと思う。少しでもこの情報が同じように実務家教員を目指す人の役に立つことを願う。 1.戦績 1勝1敗 (2022年) ①横浜市内 某女子大 観光系学部 書類審査落ち ②関東圏 大学 文学部 観光系学科 (2023年) 6月4日 書類提

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          カンデオホテルズ南海和歌山

          年末に実家のある和歌山に帰省した。この時和歌山市駅に新しくできたカンデオホテルに泊まった。 その前に、久々に帰った和歌山市駅、お洒落になってる。南海の和歌山市駅は図書館とスターバックスと蔦屋書店やホテル、レストラン、スーパー等が入った複合施設になってる。スタバで寛ぎながら図書館の本も蔦屋書店の本も読める、しかも気が向いたらナイスな図書館で勉強もできる、なんだかいい感じの空間ができている。 さて、カンデオホテルはそんな複合施設の中にあるホテルで、地上11階にフロント、レストラン

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          将来英語を使って仕事をしたい皆さんへ:インバウンド営業ってこんな仕事

          英語で仕事をするってどんなこと? 今、高校や大学で英語を学習されている方は、カリキュラムが工夫され、英語に触れる機会や学習する時間が多いですね。今習っている英語を活かして将来どんなことができるか想像したことはありますか。今日は英語を使って仕事をすることについてお話ししてみたいと思います。 私は2021年に学校教員になるまで、旅行代理店でインバウンド営業のお仕事をしていました。インバウンド(inbound)、というのは海外から日本に来る外国人旅行者を指す言葉です。 営業、とい

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          出向のススメ (1)

          3月も半ばを過ぎ、春の人事異動の季節です。前職では2月が大きな人事異動のタイミングで、毎回多くの人が配置換えや出向、異動する様子を見ていました。自分も例外ではなく、1度は地方(名古屋)の営業所へ異動、また1度は都内の畑の違う別組織へ出向する経験をしました。 さて、皆さんは出向にどんなイメージがありますか? 出向はお嫌いでしょうか? 私は出向は大きなチャンスだと思います。ここでは自分の体験を踏まえながらそのことを考えてみましょう。 私は2018年に元々所属していたインバ

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