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「なぜボランティアをするのか。」

これは4年間自分に投げ続けた問いです。

こんにちは!〈はじまりの場所〉の元スタッフの小笠原萌です。

私は約半年間スタッフとして子供たちと関わり、就職を機にこの3月に引退します。大学では法学を学び、課外活動として別のボランティア団体にも所属していました。

そんな私が大事にしていることを少し書きたいなと思います。

私は良いことも悪いことも「なぜ」を大事にしたいと思っています。

・なぜこの企画を行うのだろう

・なぜ子供たちはあんな行動をとるのだろう

・なぜメンバーはこの発言をしたのだろう


行動や発言にある意図、意義を考え、自分の中に落とし込もうとするんです。私がボランティアを始めたきっかけは「誰かのためになりたい」という純粋な思いからでした。

ただ、活動すればするほど、「本当に意味ある活動なのか」、
「自己満足に過ぎないのではないか」という思いが強くなっていきます。色々な方と話し、刺激を受ければ受けるほど、自己成長には繋がっているけれど、相手の想いやニーズに応えられているのか不安になるのです。多くの人との会話を通して、自分には想像すら出来なかった社会の厳しさを目の当たりにし、押し潰されそうになりました。

それでも、活動と振り返り、「なぜ」を考えることを繰り返し続けました。

その結果、誰かのためという思いで活動していたけれど、必ずそこにはボランティアを受け入れてくださる相手の方がいたからこそできたものだと改めて気づかされました。

そしてボランティアを続けてでた答えはやっぱり、

「今まで自分を支えてくれた社会にちょっとでも恩返しがしたい」というものでした。

ボランティアの始めた時とほとんど同じ答えです。

ただ、その持っている言葉の厚みが全く異なります。それは、「なぜ」を問い続けながら活動し、悩み、考え抜いて出した答えだからです。

これからは仕事にフィールドを移します。

今までと異なるフィールドでも、「なぜ」を大事にして考え続けて、私なりに答えを見つけていけたらいいなと思っています。

最後になりますが、
〈はじまりの場所〉は子供の居場所づくり・学習支援のボランティア団体です。スタッフも20名以上います。みんな魅力的な人たちばかりです。

スタッフ一人一人が自分なりの熱い思い・考えをもって、活動すればするほど、どんどん輝いて素敵な団体になっていくのではないかと思っています。

そんな団体で活動できて本当に幸せでした。ありがとうございました。


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