見出し画像

たった一人へのラブレター

あっという間に桜も散り、ときの早さを感じますね。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

春は別れの季節でもあり、
出会いの季節でもあります。

そんなとき、ずっとお世話になっていたモデルのれなちゃんからお便りが届いてほっこりしてしまいました。

私の人生を変えてくれたモデルちゃんが
仙台を離れまして1ヶ月。

今日はそんなれなちゃんに向けて、ラブレターのようなブログを書きたいと思います。

アシスタントのときから
名刺を忍ばせて歩くのが日課になっていた私ですが、声をかけても断られるのがほとんどで、なかなかクリエイティブ撮影のモデルになる子と巡り会えずにいた4年前。

信号ですれちがったれなちゃんを見て
今声をかけなかったら絶対後悔する!
そんなことを思って逆走して追いかけたのを今でも覚えています。

今思うと、、怖かっただろうな、、笑

笑顔で承諾してくれて、
4年前の春、私とれなちゃんの挑戦は始まりました。

クリエイティブのモデルは、
美容師の作品作りに、数時間、同じポージングをすることも多々あります。

何パターンか撮影させてもらう日には
1日かかってしまうようなこともあります。

一見華やかにも見えるクリエイティブのモデルは、
そんな時間も一生懸命に付き合ってくれて、
本当に忍耐強く、
美容師を応援してくれる優しい子が多い気がしています。

私にとってれなちゃんも本当に一番の応援者でいてくれたなぁと
今改めて感じしています。

どうにかクリエイティブで結果を出したくて、
カメラもモデルのポージングも最高で、
それなのに自分のヘアスタイルだけが決まらない。
沢山の時間がかかってしまうことへの
悔しさやもどかしさも沢山ありました。

撮影の日だけでなく
何度も事前に衣装合わせをさせてもらったり
ヘアやメイクを考えさせてもらったり
多い時には週に3回もお店に足を運んでくれていました。

大学生活の貴重な生活、時間の中で、
こうして付き合い続けてくれたこと、
どんなに時間がかかっても嫌な顔ひとつ見せず、
最後には「楽しかったです」と言ってくれたれなちゃんには、
本当に救われてばっかりでした。

3年前くらいから少しづつピックアップフォトグラフとして、
審査員に気にかけてもらえるようになってきて、
れなちゃんのおかげで少しづつながら自信を持てるようになってきました。

2021年 センシビリティ コンテスト
2022年 センシビリティ コンテスト

そしてついにれなちゃんの卒業も近づき
ある意味、私にとってのラストチャンスとも思えた去年は
今年こそは卒業する前には結果を出して、れなちゃんに恩返しがしたい!!
とお尻に火がつくように気合が入り、
れなちゃんとついにJHAにノミネートしてもらえたり、センシビリティの大会で優勝できたりと、
今まで10年クリエイティブをやってきてやっとやっと結果を出せた一年になりました。


2023年 JHA ノミネート
2023年 センシビリティ  グランプリ


私には無理だと思っていた世界が初めて現実となって、本当に胸がいっぱいだった2022年。

なによりここまで4年間付き合い続けてくれたれなちゃんには本当にありがとう以上の言葉が見つかりませんでした。

ありがとうじゃ足りない沢山の感謝の気持ちを、最後の着付けを終え、手紙にして見送ってから1ヶ月。

先日れなちゃんからの、お返事のお手紙がポストに届いていました。

「仙台を離れ、2週間が経とうとしています。
友達もたくさんできそうです!

今、この東京での新生活が楽しいのは、まいさんと過ごした仙台での生活の中で成長できたらからだと思います。

元々、自分に自信がなかった私に、
色々な機会を与えてくれて、
沢山の新しい経験をさせてもらって、
今まで知らなかった自分を沢山知ることができました。

一緒に過ごした時間を一生忘れません。
本当にありがとうございました。」

読み終えた時、こりゃまた涙が出てきてしまいました。

自信をもらえたのは私だけじゃなくて、
れなちゃんもだったんだ!
と知れて本当に嬉しかったんです。

作品作りも結局、自分のためにしかなってないのかもと思ったり、
たくさんの時間を奪ってしまったと思っていた罪悪感もすっと救われた言葉でした。

出会ってくれてありがとう。
私もあの日があるから、自信をもって前に進めます。

れなちゃんは今までもこれからも
私にとってスーパーヒーローであり、スーパーモデルです。

今日はたった一人に向けたラブレターブログでした。

こんなタイミングで先月、PVを作っていただけるとお声がけいただいたデータが届きました。

れなちゃんと最後の、いい思い出になりました。

お時間ありましたらぜひご覧くださいね。

私もたくさんの出会いを忘れずに
関わってくれた全ての皆様に恥じないよう、
前を向いて進んでいきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?