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灰色ハイジのデザインにまつわるノート

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UI考察や、デザイナーとしてのキャリアなど、デザイン全般について書いたノートです。
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2018年5月の記事一覧

ベーシックな名刺デザイン覚え書き

紙のデザインはメインの仕事ではないけれど、ロゴ制作の依頼に合わせて、名刺の依頼もいただくことが多い。頻度は高くないものの、1年に数回はあるので、自分のメモも兼ねて名刺デザインについてまとめてみたいと思う。 この記事は実験的に有料にしていますが、投げ銭制度となっており、購入しなくてもすべて読めます。その代わり購入いただいた方にはオマケでこの記事用につくった名刺のIllustratorデータをダウンロードいただけます。 基本フォーマットまず基本的なこととして、名刺のサイズは「

有料
400

Slackのチームアイコンを季節によって変える。

我が家はエンジニアの夫 @hmsk とデザイナーの私で、「HAIIRO」という屋号のようなチーム名を持っている。家庭用Slackがあり、そのチームアイコンには以下のロゴを使用している。 これは7つのドットで構成されているのだけれど、このアイコンを季節によって変えてきた。 灰色家のSlack 我が家のSlackにはクライアントをシングルチャンネルゲストで呼ぶこともあり、「このSlackたまにアイコンが変わってんなぁ」と思われているかもしれない。 1月は門松。 色の組み

UXデザイナーのポートフォリオはプロセスを伝えることが大事。

以前このようなツイートをした。 自分のデジタルプロダクトデザイナーとしてのアメリカでのポートフォリオが必要になったため、海外のUX・プロダクトデザイナーのサイトを50個くらい見て回った。 決定的に日本の個人のポートフォリオと違うなと思ったのは、プロジェクトのケーススタディを紹介をしている人が多いこと。デザイナーの数(=競合の数)など背景も違うのかもしれないけど、デザイナーの面接もしたことがあるので、採用視点で見ても仕事のプロセスが載っているのは良いなと思う。 何故UX・

これからのキャリアはどれだけの物語を紡いできたか。 情報じゃなくて物語を届ける。

noteで人気のある記事を読んでいると、どれも書き手の感情やこれまでのその人の歩んできた歴史を元に書かれているものが多いように思う。 知りたい情報へのアクセス方法はもうみんな知っている。検索すればー何なら検索しなくてもTwitterなどを通じて自然と入ってくる。そういう状況になった時に、人は知りたいものじゃなくて、「誰が言ったことなのか?」と書き手で情報を選り分けるようになったのだと思う。 だから、情報だけ伝えているものよりも、書いた人の人となりが分かるものが支持されてい