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jam tomorrow

スプーンで混ぜたバターとお砂糖
パンに塗って食べた貴方の頬
差し込む光はまだ青っぽくて
襟の伸びたTシャツ 口元にはパン屑
愛しさあふれる
その額を指でなぞった

スプーンに掬った山盛りのお砂糖
投げ入れたバターの容器抱えたまま
それすら気づけなかった私は
今宵も冷蔵庫の化け物になって
硬くて冷たい床の上
貴方の瞳と口付け交わすの

知らない間に 世界は変わってしまう
知らないままでも 世界は変わっていくから
見つけてほしいとカラスは踊る
隠してほしいとスズメは歌う
誰も知らない海の底 沈んでしまいたくて
きっとそれは 誰かれも 君もそうなんでしょう

届いてほしくなくて
泣きじゃくる静寂の果て
このパレード見送った
安心していたい 貴方の背中

叫んでしまわぬように
横たわる羊の群れ
明後日の平穏願うまま
食べてあげる 貴方の悪夢
悪いことなどひとつも起こらないわ


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