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大切な人の死から何を学ぶか。

ここ数ヶ月で大好きな先生が2人立て続けに亡くなられた。
1人は、私にきっかけをくださった方。
もう1人は、研究の基礎や難しさと達成感を教えてくださった方。
お二人とも本当に優しく、学生と正面から向き合ってくださっている先生だった。

まだ先生方の死を受け止めきれていない。
またバスに乗ったりキャンパスを歩いたらすれ違えるんじゃないかと思っている。
今まで「死」について考えたこともなかったが、
大切な先生の突然の死をきっかけに死について、きちんと考えてみたいと思う。

先生方の立て続けの「死」から、普段の日常は、全く当たり前ではなかったということを痛感した。
元々、“当たり前”なんてものは存在していないのかもしれない。

当たり前を特別だったと気づくのは、いつだって大切な人を突然失った時。後から気づくものである。
だからこそ、今そばにいる人を大切にしなければならない。
どれだけ大切にしたって、失ってしまったら必ず悲しむんだから。だから、大切に、大切する必要があると思う。

そしてこの気持ちを忘れないこと。
仲良くしてくださっている先輩が「本当の意味の死とは、完全に忘れられた時だよ」と仰っていた。その通りだなぁ。

「死」を目の当たりにしたその瞬間や直後は、誰だって忘れないし大切にしようと思うだろう。
普段の生活や、やるべきことに追われ、段々と彼らのことを思い出す瞬間が減っていく。

この気持ちを忘れないように、心のどこかに彼らの存在をとどめておく。
いつまでも哀しみに明け暮れるのは、先生方も望んでいないと思うので、時間の流れと共に、少しずつ立ち直って、先生方の存在を心の中に置いておきたい。

先生方から学んだこと。
それは、今そばにいてくれる人を大切にすること。
そして、彼らの存在をそっと胸に置いておくこと。

先生方にお会いできるのは少し先になってしまいますが、遠いようで近いところから見ていていただけると嬉しいです。

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