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君が初恋じゃなくて死ぬほど良かった
もっと昔の君と出会えていたら…
お揃いの制服で2人乗りする高校生を見て、ふいにパラレルワールドの私達へ思いを馳せる。
バド部の君と、吹部の私。
朝は一緒に登校して、廊下で手を振って、帰りは公園でお喋りした後、家まで送ってくれる。
みたいな。
君は優しいから、演奏会は毎回必ず顔を出してくれるはず。
「泣いてないもん」
なんて言いながら、きっとボロボロ泣いて定期演奏会の感想を教えてくれるん
かみさま、もうそれくらいにしてあげてください
かみさま、お願い。
これ以上彼をいじめないであげてください。
だって、十分じゃないか。
夜勤も、連勤シフトも、ダブルワークも。
こんなに頑張っているのに。なのに社員が飛んで、負担がまた増えた。
頑張っている人が、きちんと報われる世界にするって約束じゃないの?
「ごめん。ほんとうにごめん。すぐいくね。」
約束の時刻を1時間過ぎても、既読にならないので
電話をかけたら、ものすごい勢いで懺悔さ