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そこに居ていい!そこに存在していい!(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol27)


助成金をもらうために

仲間と一緒に、Safe Space ほっこりのNPO法人化に向けて頑張っています。NPO法人化に向けてはクリアしていかないといけない問題がたくさんあります。活動資金の問題もその一つ。仲間と話し合って、助成金を頂こうと思って頑張っています。

1つの助成金は申請しました。他にも申請しようと思っています。そのためには会則や定款を作成する必要があります。

今週の土曜日には、ひとまち交流館の中の市民活動総合センター主催の定款を作成するための講座に参加してきます。しっかり学びたいです。

なかなか大変なNPO法人化までの道のり。でもあきらめません!
あきらめたくないです!心の安全基地が必要だと思うから。心の底から必要だと思うからです。


中村郁さんの講演会と阿部ひろ江さんのライブのイベント

Safe Space ほっこりが桃栗さんでのイベントを始めたのは昨年の11月です。その間、ありがたいことにたくさんの方に参加していただきました。その中には、私と同じように、統合失調症の方もいます。

皆さんとても楽しんで下さって、やっていてよかったなと思っています。

そして、19日の土曜日には、中村郁さんの講演会と阿部ひろ江さんのライブのイベントを開催します。

中村郁さんは、発達障害の当事者でありながら、プロのナレーターとして活躍されています。二人の可愛い娘さんたちのお母さんとして、子育ても頑張っておられます。昨年、「発達障害で『ぐちゃぐちゃな私』が最高に輝く方法」という本を出版されました。私も拝読して、とても感銘を受けました。

阿部ひろ江さんは、特別支援学校の教師として、長年、障害児教育に携わって来られました。退職してからは、シンガーソングライターとして活躍して、世界5大陸で歌われました。法然院でやられている東日本震災復興のチャリティーライブにでも歌われています。その歌詞と歌声は、とても温かくて、私たちの胸に響きます。

こんなに素敵なお二人のイベントを主催できることをとても光栄に思います。

私の友達も手伝ってくれて、おかげさまで満席です。ありがたいことです。

当日は、東京からも友達が日帰りでイベントに参加してくれます。なんて幸せなのだろう、私!

みなさんに喜んでいただけるような、素敵なイベントにします。頑張ります!


発達障害があったら「社会不適合者」なのだろうか?

中村郁さんは発達障害です。アルバイトをいくつもクビになって、ある人からは、「お前は社会不適合者や!」とも言われた辛い経験を持っておられます。

私も以前働いていたレストランのオーナーに、精神障害のことがばれて、「嘘つき!」「嘘つきは泥棒の始まりやって、お母さんに教えてもらわなかったんか?」と罵声を浴びせられたことがあります。

「社会不適合者」
「嘘つき」
発達障害があったら、精神障害があったら、社会不適合者なのでしょうか?嘘つきなのでしょうか?そこに居てはいけないのでしょうか?存在してはいけないのでしょうか?

この時の辛い経験も、たぶん郁さんが「本を書こう」と思われた動機の一つになったのだと思います。

私もこの経験が、「心の安全基地づくりをしよう」と思って活動を始めた動機の一つになっています。


そこに居ていい!そこに存在していい!

私たちはみんな違っています。違っているから面白いのです。

発達障害も、統合失調症もそんな違いの一つ、個性の一つではないかと、私は捉えています。

違っているからといって、その違いを排除する社会は、優しい社会とはいえません。とても生きづらい社会だと思います。

違っていても、個性が強くても、

「あなたはそこに居ていいんだよ」
「あなたはそこに存在していいんだよ」

と言ってもらえる社会だったら…素敵ですよね!生きづらさが軽くなりますよね。

そんな風な社会をつくっていくために、仲間とともに、これからも心の安全基地づくりを頑張っていきます!


これからのSafe Space ほっこり

これからのSafe Space ほっこりの活動や、やっていきたいことについて書きたいと思います。

・毎月第2土曜日にやっている桃栗さんでのイベント。
美味しいコーヒーを飲みながら、素敵な音楽を楽しんで、温かな会話を楽しむ時間をこれからも提供していきます。

6月8日(土)には大阪で活躍される統合失調症のミュージシャン竹村公生さんのミニライブをします。楽しみです。

・5月19日(日)は、カフェベアトリーチェさんで、先ほど書いた通り、中村郁さんの講演会と阿部ひろ江さんのミニライブをします。すごく楽しみです。

・10月20日(日)は、はうす結さんで、女優で、パフォーマーで、アーティストの、ドイツ人のフランチェスカさんのコンテンポラリーダンスと写真展のイベントをします。統合失調症のYさんの弾くギターに合わせて、即興で踊って下さいます。こちらもとても楽しみです。

このような活動を通して、私が仲間とともに伝えていきたいこと・・・・
それは、
「あなたはそこに居ていいんだよ!」
「あなたはそこに存在していいんだよ!」
ということです。

私たちは生きているだけで、奇跡なのです。一人一人の命は、本当に尊いものなのです。そんなお互いのすばらしさを認め合って、その存在を認め合えたら…それはとても素敵なことだと思うのです。

違いを認め合える温かな社会をつくっていくために、これからも仲間と一緒に活動していきます。

応戦していてください!

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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