頑張ろうな!

昨日の仕事

昨日は仕事でした。私は介護施設で介護補助の仕事をしています。

この間、難しい利用者さんと、きつい言葉と態度で指示をする職員さんのことで悩んでいた私。それを相談した職員さんに、
「この間は話しを聞いて下さってありがとうございました」
とお礼を言いました。職員さんは、
「悩むことがあったら何でも相談してくださいね。ガス抜きしないと」
と言って下さいました。

私たちの会話を聞いていた別の職員さんが、
「ガス抜きって何?」
と聞かれました。私がとても信頼している職員さんです。その職員さんにも悩みを相談しました。
「○○さんは暮島さんだけにきついんじゃないから、聞き流して。利用者さんはその日の体調や気分で難しい事言わはることもあるよ。だからここに来たはるんやん。それに対応するのが私たちの仕事やん。暮島さんは、本当によくやってくれているよ。暮島さんが来てくれる日は、私たちもすごく助かっている。これからも頑張ろうな」
と言って下さいました。嬉しかったです。「頑張ろうな」の言葉が胸に響きました。「あなたならやれる。一緒に頑張ろう」といってくださったとおもえたからです。 


頑張れは禁句?

鬱病や精神疾患の人に「頑張って!」といってはいけないとよく言われています。鬱病の人とかに「頑張って!」と言ったら、追い込んでしまうと。確かに鬱状態がひどい時に、「頑張って!」と言われるとつらいです。私も経験があるからわかります。

でも、精神疾患の人に「頑張って!」と言うことは、絶対に禁句なのでしょうか?私はそうは思いません。「頑張って!」という言葉には、「あなたなら頑張れるよ」という思いも込められていると思うからです。「あなたなら頑張れるよ。だから勇気を出して一歩踏み出して!」という思いが込められていると思うのです。


コンフォートゾーンから抜け出す

精神科医の樺沢紫苑先生は、「コンフォートゾーンから抜け出すことが大切」とおっしゃっています。「今自分がいるところから一歩踏み出す。新しい世界に踏み出してみることが大切」だと樺沢紫苑先生はおっしゃっています。高すぎる目標設定をしなくてもいいのです。無理なことをしなくてもいいのです。

例えば
作ったことのない料理を作る。
行ったことのないところに行ってみる。
読んだことのない作家の本を読んでみる。
聞いたことのない音楽を聴いてみるetc
自分にとって当たり前になっている世界から抜け出すことが大切なのだそうです。それによって成長することができるのです。

私は、「精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方」という本で樺沢紫苑先生の本を初めて読みました。すごく面白くて、樺沢ワールドに引き込まれています。今まで読んだことのない作家の本を読むことは、本当に楽しいです。


かわいそうな自分に依存していたかつての私

私は統合失調症です。家族や友人など周りの人にずいぶんと迷惑をかけてきました。「変わらなきゃ」と思っていたけれど変わることができませんでした。「変わらなきゃ」と思ってもいなかったのかもしれません。その状態が楽だったからです。病気の自分、かわいそうな自分に依存していたのです。一歩踏み出すことができなかったかつての私。ずいぶんと時間を無駄にしていました。時間=命なのに。

友人に紹介してもらって、上倉妙さんのカウンセリングを受け始めたこと、そしてシモトリマコトさんがやっておられるClubhouseのゼロ秒思考のルームに毎朝入ってメモ書きすることで、私は変わりました。コンフォートゾーンを抜け出そうと思えるようになりました。一歩踏み出すことだ出来るようになりました。


自分にかけた制限を外す

「どうせ」
「無理」
「できない」
と自分に制限をかけているのは、自分自身なのかもしれません。その制限を外すためにも、とりあえずネガティブな言葉を吐くのをやめてみようと思いました。

「私ならできる」
「大丈夫」
「きっとうまくいく」
「ありがとう」
といった言葉を使うようにしました。

そうしたら、メンタルの調子も安定してきました。周りの人の私への言葉がけも変わってきて、人間関係がとても良くなってきました。

ゼロ秒思考の著者の赤羽雄二さんは、「人はいくつになっても変わることができる」とおっしゃっています。脳科学者の岩崎一郎先生も「人の脳はいくつになっても成長する」とおっしゃっています。

そう、人は変われるのです。成長できるのです。私は今53歳ですが、「もう53歳」と思うのではなく、「まだ53歳」と思っています。素敵な人や本との出逢い、学びとの出逢いでこれからも変化していけると思っているからです。

私ならできるという気持ちを込めて、自分に言いたいです。

「頑張ろうな、私!」

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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