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ガーデンプランナーは「理系」か「文系」か

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
先日友人と話をしていて、子供たちの進路の話になりました。「理系」「文系」どちらに進むのか。そういえば、私も高校1年生の終わりに「理系」に進むのか「文系」に進むのかという選択を迫られました。

職業選択のために必要?

私は、高校生の時に「文系」クラスを選択したわけですが、その理由は「数学がからっきし苦手だったから(笑)」

本当にそれって選択の理由として正しかったのでしょうか。

この仕事をしていると、時々私のような「造園関係の仕事に就くためには、どのような進路を選択すれば良いのか?」という質問をいただくことがあります。

私は大学は「芸術学部」を出ています。
その中の造園やランドスケープの学科を専攻して今に至ります。
結論から書くと、高校生の間に「理系」か「文系」か。どちらを選択すべきか。と言われると、結果的にはどちらでも良い。のか?とぼんやり思っています。

近道ももちろん良いけれど、遠回りも楽しいしね。
そして、同じ大学の出身の友人にはメーカーで企画の仕事をしている人や、お花屋さん、熱帯魚屋さんなんて人もいます。

施工管理系は国語力も問われる

私は現在、「一級建築施工管理技士の2次検定」に向けてお勉強中。
土木・建築の世界なんて「理系」でしょ。という印象をお持ちかもしれませんが、声を大にして言いたい!!

この施工管理系の2次検定、何より必要なのは国語力です。

一級建築施工管理技師2次検定 例題
建設用リフトの設置計画の作成にあたり、検討・留意すべき事項について2つ書きなさい。(文章として記述しなさい。)
答え❶
:巻き上げ用ワイヤーロープの巻きすぎによる労働者の危険を防止するため、巻き過ぎ防止装置を設置する。
答え❷
:積載荷重を明示し、積載超過の際には警報(ブザー)等で知らせる等、積載超過にならないように留意する。

このように、答えを文章として記述する必要があります。
誤字はないように、指定された解答欄に空白がないように、かつその欄からはみ出さないように。簡潔に
2次検定のほぼ7割近くはこのような記述の問題で、国語力が試されます。コレって普段から、本を読んだり文章書いたりしている人の方が

テキストの文字を読むだけでもかなり大変。

どっちもありはダメなのだろうか?

高校1年生の終わりに「私は文系」となんとなくの流れで決めましたが、それって本当に必要な選択だったのだろうか?と思っています。

大学受験の際、デッサンや論文はありましたが数学・理科の教科の試験はありませんでした。(そういう学校を選んだ。笑)
しかし、植物に関わるこの仕事は「自然科学」や「生物学」の世界でもあります。建築の分野になると、「構造力学」やそれ以外にも数字にもよく出会います。

大学や専門学校で学ぶ機会がなくても、造園の世界で活躍されている方もたくさんいらっしゃいます。

石垣には「力学」だけでなく「歴史」や「地学」など多くの要素も含まれます。

まとめー自分で描く自分の進路

大人になってわかることは、高校時代、遡ってもっと子供の頃に思い描いていた職業とは、全く違った分野を選択している人も多いはず。
そして、その頃にはそんなの知らなかった!といった職業があることにも驚きとともに興味を持ったりもするものです。

あの時の選択が、正しかったのかどうか?はどれだけ歳を取っても分かりませんが、私はガーデンプランナーという職業に出会えてよかった。

自分の人生です。
2択しかないなら、2択から選ぶのもありですが、だからと言って通り過ぎてからもあんまりそこに囚われずに、自由な観点で自分の進路に向き合っていきたいですね。(幾つになっても。)

では、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

#私の仕事



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