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お庭のスケッチを描く3つのメリット

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
私はプランニングに際して、どんな小さな現場でも実測し、それに基づいたスケッチを描きます。

ご自宅で自分でガーデニングをされる場合、図面やスケッチを描かない方が多いかと思いますが、描いてみたらこんな良いことがあるよ。と言うことが3つあります。
今日はそちらをご紹介します。

春!とはいってもこれだけ長い期間で
計画することができます。

メリット①数量管理ができます

ホームセンターへ行って、「苗を買ってみたら足りなかった!!」や、「余った!!」なんて経験はありませんか?また、土も同様です。

資材はかさばるので、たくさん保管しておくのも大変ですよね。また、ガーデニングは案外お金がかかります。
そのため、数量がわかるということは、資材を購入するための予算計画もできるということにつながります。

何個苗が植えられるかを計算する方法

プランを描くメリットの一つ目は、苗が何個植えられるのかがすぐにわかるということです。

例えば、1年草であればおおよそ30㎝間隔をあけて植えましょう。と言われています。そうすると、2mのところには1年草は6個~7個植えられることになります。

多年草・宿根草であれば種類に大きく左右されますが、おおよそ50㎝間隔をあけて植えましょう。すると、2mの花壇に4個くらい植えられますね。

土がどれくらいいるか計算する方法

長細いプランター65.5㎝のプランターには、約16Lの培養土が必要です。

⇒計算方法:プランターサイズ:幅65.5㎝×奥行23㎝×深さ18㎝÷1000×0.6)
これをひとつの目安として覚えておくと、土の算出が可能です。
例えば、幅65.5㎝の花壇の場合、深さ5cmのところまでバーグ堆肥を入れたい場合、約12L必要になります。

⇒計算方法:花壇:幅65.5㎝×奥行60㎝×深さ5㎝÷1000×0.6=11.79L

こうやって、参考値を出せば無駄なく土を準備することができます。
土は重量があります。保管しようにも、思っている以上に嵩張りもします。出来るだけ計画的に準備したいですね。

因みに、長いプランターの別のお話も書いていますので良かったら読んでみてください👇

メリット②作業計画が立てられます

以前花壇の奥行について書きました。こちらがその記事です👇

この記事で、花壇の奥行のおすすめは60㎝と書いています。しかし、既存の花壇がある場合、その奥行きがそれ以上にある場合、奥側から作業をする必要がでてくるのです。
(手前に先に花を植えてしまうとお花を踏んでしまう可能性、土を踏んでしまい固くなったり、そこに水たまりができたりする可能性があります。)

大きなお庭の場合には、資材の搬入も大変になります。
手前から仕上げてしまうと、奥側に新たに土を運び入れたり、花や植木を運んだりするのも大変になります。『搬入経路の確保』も作業計画の中で頭に入れておきたいポイントですね。

メリット③季節の移り変わりを可視化できます

お花屋さんで花を買うと、その時に咲いているキレイな花苗を購入したくなりますよね。

しかし、そのお花が、ワンシーズン後になると、どんな姿になっているか、考えたことがあるでしょうか。

また、低木類や樹木もそうです。
樹木を植えるのに最適な冬場の時期に、落葉樹は全て落葉しています。落葉している樹を植える場合にも、その落葉樹が夏場にどのような姿になっているのか、想像することは大切です。

季節ごとにどの花木が、どの場所で咲くのかも確認することもできます。

プランを描く時には、四季でお庭がどのように変化するのかを確認することができますよ。
落葉樹の足元も、落葉する低木を植えると、冬場にはどのような状況になっているのか・・・どの季節も楽しめるお庭だと素敵ですよね。

まとめ

走り書きになってしまいましたが、これから一つ一つまた機会を見て丁寧にご紹介していけたらな。と思っています。

そして、私がいつも思っていることは、『全てを完璧に決める必要はない』と言うことです。

お庭は、生き物です。だからこそ、むやみに手を加えることで、せっかく元気に育っている植物を「抜かなきゃいけない」「伐採しないといけない」という状況になることを避けて欲しいです。

そして、失敗も含めて楽しんでいただけたらな。と思います。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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最初にUPしたスケッチの着彩の過程をInstagramにUPしています。お時間ある方はInstagramもご確認いただけたら嬉しです。


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